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公開番号2025004387
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023104042
出願日2023-06-26
発明の名称蓋部材および鍵盤楽器
出願人カシオ計算機株式会社
代理人個人,個人
主分類G10H 1/32 20060101AFI20250107BHJP(楽器;音響)
要約【課題】 強度を確保できる蓋部材、およびそれを備えた鍵盤楽器を提供する。
【解決手段】 楽器ケース2の開放部2aにおける前側部に楽器ケース2の前後方向に移動可能に配置される第1部材である前蓋22と、楽器ケース2の開放部2aにおける後側部に前後方向に移動可能に配置される第2部材である後蓋23と、前蓋22と後蓋23とを折り曲げ可能に連結する連結部材24と、前蓋22と後蓋23との間に配置されている非弾性の補強部材25と、を備えている。従って、補強部材25によって前蓋22と後蓋23との隙間を良好に塞ぐことができると共に、複数の連結部材24を良好に隠すことができるほか、補強部材25によって前蓋22と後蓋23との間の強度を確保することができる。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
ケースの開放部における前側部に前記ケースの前後方向に移動可能に配置される第1部材と、
前記ケースの前記開放部における後側部に前記前後方向に移動可能に配置される第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材とを折り曲げ可能に連結する連結部材と、
前記第1部材と前記第2部材との間に配置されている非弾性の補強部材と、
を備えていることを特徴とする蓋部材。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
請求項1に記載の蓋部材において、
前記補強部材は、装飾性を有して前記連結部材を隠す
ことを特徴とする蓋部材。
【請求項3】
請求項1に記載の蓋部材において、
前記補強部材は、前記第1部材と前記第2部材との間の全域に亘って配置されている
ことを特徴とする蓋部材。
【請求項4】
請求項1に記載の蓋部材において、
前記補強部材は、前記連結部材に対応する箇所を除いて、前記第1部材と前記第2部材とのいずれか一方に取り付けられる取付部を備えている
ことを特徴とする蓋部材。
【請求項5】
請求項4に記載の蓋部材において、
前記補強部材の前記取付部は、前記ケースの前記開放部における前記前側部に配置される前記第1部材の下面に取り付けられている
ことを特徴とする蓋部材。
【請求項6】
請求項1に記載の蓋部材において、
前記第1部材と前記第2部材とが互いに対向する前記第1部材の後端面と前記第2部材の前端面とのそれぞれは、第1傾斜面に形成されており、
前記補強部材の前面と後面とのそれぞれは、前記第1部材の前記後端面と前記第2部材の前記前端面との前記第1傾斜面と同じ角度で傾斜する第2傾斜面に形成されている
ことを特徴とする蓋部材。
【請求項7】
請求項1に記載の蓋部材において、
前記補強部材は、断面形状がほぼ平行四辺形に形成されている
ことを特徴とする蓋部材。
【請求項8】
請求項1に記載の蓋部材において、
前記第1部材と前記第2部材とは、平板状に並んだ際に前記ケースの前記開放部を塞ぎ、前記第2部材が前記第1部材に対して前記連結部材を中心に折り曲げられた際に前記ケースの前記開放部を開放させる
ことを特徴とする蓋部材。
【請求項9】
請求項1に記載された蓋部材を備えていることを特徴とする鍵盤楽器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、鍵盤楽器や音響機器などに用いられる蓋部材、それを備えた鍵盤楽器に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、鍵盤楽器においては、特許文献1に記載されているように、楽器ケース内に配置された鍵盤ユニットを楽器ケースの開放部から露出させると共に、鍵盤ユニットを鍵盤蓋によって開閉可能に覆って楽器ケースの開放部を塞ぐように構成されたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭57-30787号公報
【0004】
この種の鍵盤楽器の鍵盤蓋は、楽器ケースの開放部の前側部に楽器ケースの前後方向に移動可能に配置される平板状の第1蓋部材と、楽器ケースの開放部の後側部に楽器ケースの前後方向に移動可能に配置される平板状の第2蓋部材と、これら第1蓋部材と第2蓋部材とを折り曲げ可能に連結する連結部材と、を備えている。
【0005】
この場合、鍵盤蓋の連結部材は、第1蓋部材と第2蓋部材との間に配置されて第1蓋部材と第2蓋部材との下面に取り付けられる連結本体と、第1蓋部材と第2蓋部材との間を屈曲可能に塞ぐ曲折部と、を備えている。このような連結部材は、連結本体と曲折部とが、ポリプロピレンなどの可撓性を有する合成樹脂によって一体に形成されている。
【0006】
これにより、このような鍵盤蓋は、第1蓋部材と第2蓋部材とが鍵盤ユニットの上方に平板状に並んで配列された際に鍵盤ユニットの上方を覆って楽器ケースの開放部を塞ぎ、また第1蓋部材と第2蓋部材とが曲折部を中心に折れ曲がりながら楽器ケース内の後部側に向けて移動した際に楽器ケースの開放部を開放させて鍵盤ユニットを露出させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、このような鍵盤楽器の鍵盤蓋では、連結部材の連結本体と曲折部とが可撓性を有する合成樹脂によって形成されているので、曲折部によって第1蓋部材と第2蓋部材との間の隙間を塞いで隠すことができても、曲折部によって第1蓋部材と第2蓋部材との間の強度を確保することができないという問題がある。
【0008】
この発明が解決しようとする課題は、強度を確保することができる蓋部材、およびそれを備えた鍵盤楽器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明は、ケースの開放部における前側部に前記ケースの前後方向に移動可能に配置される第1部材と、前記ケースの前記開放部における後側部に前記前後方向に移動可能に配置される第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とを折り曲げ可能に連結する連結部材と、前記第1部材と前記第2部材との間に配置されている非弾性の補強部材と、を備えていることを特徴とする蓋部材である。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、強度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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