TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025034290
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140586
出願日
2023-08-30
発明の名称
断熱吸音材
出願人
JIN株式会社
代理人
主分類
G10K
11/162 20060101AFI20250306BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】高い吸音効果と高い断熱効果を備え持つ断熱吸音材を提供することにある。
【解決手段】繊維同士が不規則かつ複雑に絡み合って繊維と繊維の間に空間を有する樹脂の繊維集合体であって、繊維集合体の繊維径分布において、第一ピークと第二ピークを有し、繊維集合体は、第一ピークを有する第一集合体と、第二ピークを有する第二集合体と、で構成され、第一集合体の平均繊維径が1000nm以上2000nm以下であり、且つ、第二集合体の平均繊維径が4000nm以上8000nm以下であることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
繊維同士が不規則かつ複雑に絡み合って繊維と繊維の間に空間を有する樹脂の繊維集合体であって、
前記繊維集合体の繊維径分布において、第一ピークと第二ピークを有し、
前記繊維集合体は、前記第一ピークを有する第一集合体と、前記第二ピークを有する第二集合体と、で構成され、
前記第一集合体の平均繊維径が1000nm以上2000nm以下であり、且つ、前記第二集合体の平均繊維径が4000nm以上8000nm以下であることを特徴とする断熱吸音材。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の断熱吸音材であって、
前記繊維集合体における前記第一集合体の厚さが前記第二集合体の厚さよりも薄いことを特徴とする断熱吸音材。
【請求項3】
請求項2に記載の断熱吸音材であって、
前記第一集合体の厚さと前記第二集合体の厚さの比率が、1:4以下であることを特徴とする断熱吸音材。
【請求項4】
請求項3に記載の断熱吸音材であって、
前記第一集合体の厚さと前記第二集合体の厚さの比率が、1:9以下であることを特徴とする断熱吸音材。
【請求項5】
請求項1~請求項4のいずれかに記載の断熱吸音材であって、
前記繊維集合体のかさ密度が、0.05g/cm
3
以下であることを特徴とする断熱吸音材。
【請求項6】
請求項5に記載の断熱吸音材であって、
前記繊維集合体の吸音率が、周波数400Hz以上において0.6以上であり周波数1000以上5000Hz以下において0.85以上であり、且つ、前記繊維集合体の熱伝導率が、0.035W/m・k以下であることを特徴とする断熱吸音材。
【請求項7】
請求項5に記載の断熱吸音材であって、
前記繊維集合体のカビの判定が、カビ判定0であることを特徴とする断熱吸音材。
【請求項8】
請求項5に記載の断熱吸音材であって、
前記繊維集合体がテント用の断熱吸音材として用いられていることを特徴とする断熱吸音材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、断熱吸音材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
建造物、車両、電子機器等には、音源から発生する音を遮音・吸音するために遮音・吸音材が用いられることが多い。また、同時に熱を逃がさぬ・熱から守るための断熱材が用いられることが多い。そして、これら断熱吸音材として、樹脂発泡材が用いられることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020―130001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
断熱吸音材として樹脂発泡材を用いた場合、音源に対して音をはね返す遮音の効果は得られるが、吸音の効果は十分に得られなかった。つまり、樹脂発泡材は、音をはね返してしまうため、特に室内等の閉鎖された空間においては音が反響することとなり、静かにするという点においては十分な結果が得られなかった。
【0005】
本発明は、上記のような問題を鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、高い吸音効果と高い断熱効果を備え持つ断熱吸音材を提供することにある。
【0006】
上記目的を達成するための主たる発明は、繊維同士が不規則かつ複雑に絡み合って繊維と繊維の間に空間を有する樹脂の繊維集合体であって、前記繊維集合体の繊維径分布において、第一ピークと第二ピークを有し、前記繊維集合体は、前記第一ピークを有する第一集合体と、前記第二ピークを有する第二集合体と、で構成され、前記第一集合体の平均繊維径が1000nm以上2000nm以下であり、且つ、前記第二集合体の平均繊維径が4000nm以上8000nm以下であることを特徴とする断熱吸音材である。
【0007】
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、繊維同士が不規則かつ複雑に絡み合って繊維と繊維の間に空間を有する樹脂の繊維集合体であって、前記繊維集合体の繊維径分布において、第一ピークと第二ピークを有し、前記繊維集合体は、前記第一ピークを有する第一集合体と、前記第二ピークを有する第二集合体と、で構成され、前記第一集合体の平均繊維径が1000nm以上2000nm以下であり、且つ、前記第二集合体の平均繊維径が4000nm以上8000nm以下であることを特徴とする断熱吸音材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
繊維集合体の電子顕微鏡写真である。
繊維集合体の繊維径分布を示す図である。
第一集合体の繊維径分布を示す図である。
第二集合体の繊維径分布を示す図である。
本実施形態におけるサンプル一覧である。
サンプル1の吸音率測定結果を示す図である。
サンプル2の吸音率測定結果を示す図である。
サンプル3の吸音率測定結果を示す図である。
サンプル4の吸音率測定結果を示す図である。
サンプル5の吸音率測定結果を示す図である。
サンプル6の吸音率測定結果を示す図である。
サンプル7の吸音率測定結果を示す図である。
サンプル8の吸音率測定結果を示す図である。
熱伝導率測定の結果一覧を示す図である。
カビ耐性試験結果を示す図である。
【0010】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
10デジタルサラウンドラジオ
6日前
三井化学株式会社
遮音構造体
15日前
矢崎総業株式会社
車両用対話システム
今日
矢崎総業株式会社
車両用対話システム
今日
矢崎総業株式会社
車両用対話システム
今日
矢崎総業株式会社
車両用対話システム
今日
矢崎総業株式会社
車両用対話システム
今日
矢崎総業株式会社
車両用対話システム
今日
トヨタ自動車株式会社
音声制御装置
14日前
ヤマハ株式会社
鍵盤楽器
14日前
日本放送協会
音声認識装置およびプログラム
今日
株式会社Gottsu
サキソフォーン向けねじ込み式スクリュー
8日前
株式会社エクシング
携帯端末用プログラム、及び、カラオケシステム
今日
カシオ計算機株式会社
電子楽器、方法およびプログラム
8日前
カシオ計算機株式会社
楽音処理装置、方法およびプログラム
8日前
日本放送協会
演奏箇所追跡装置及びそのプログラム
6日前
ビーサイズ株式会社
情報処理装置、情報処理端末、情報処理方法、情報処理プログラム
6日前
カシオ計算機株式会社
センサ装置、電子機器、および電子楽器
14日前
Wovn Technologies株式会社
動画編集装置及びプログラム
6日前
カシオ計算機株式会社
情報処理装置、電子楽器、発音制御方法及びプログラム
8日前
ヤマハ株式会社
音声処理方法、音声処理システム、プログラムおよび音声処理ソフトウェア
7日前
ヤマハ株式会社
信号処理装置、弦楽器、及びプログラム
14日前
ヤマハ株式会社
スピーカ付きパーティションシステム
8日前
ギャラクシー・ネット株式会社
楽曲制作支援プログラム、楽曲制作支援装置、楽曲制作支援方法、及び音楽再生装置
14日前
ドルビー・インターナショナル・アーベー
後処理遅延低減との高周波再構成技術の統合
16日前
ドルビー・インターナショナル・アーベー
後処理遅延低減との高周波再構成技術の統合
16日前
グーグル エルエルシー
選択されたサジェスチョンによる自動アシスタントへのボイス入力の補足
8日前
ドルビー ラボラトリーズ ライセンシング コーポレイション
変更されたビットストリームを生成および処理する方法およびデバイス
8日前
フラウンホッファー-ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ
マルチチャンネル信号を符号化又は復号化するための装置と方法
15日前
パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ
情報処理方法及び情報処理装置
8日前
ナンチン リーズ バイオラブス カンパニー,リミティド
4-1BBに結合する抗体およびその用途
8日前
他の特許を見る