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公開番号2025014637
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117351
出願日2023-07-19
発明の名称防音構造体
出願人日産自動車株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類G10K 11/16 20060101AFI20250123BHJP(楽器;音響)
要約【課題】自動車用部品やダクト閉塞用蓋部品等に用いられる防音構造体防音構造体の防音性能を向上させる。
【解決手段】防音構造体1は、弾性を有するシート200と、シート200を支持するとともにシート200を区画部に区画する支持部材100と、を備える防音材10を含み、前記区画部におけるシート200の面剛性(k)およびシート200の面密度(m)が、下記数式1の関係を満足し、かつ、防音材10の少なくとも一方の面の外周部に、枠型形状を有する補強部材20が接合されている。
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【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
弾性を有するシートと、前記シートを支持するとともに前記シートを区画部に区画する支持部材と、を備える防音材を含み、
前記区画部における前記シートの面剛性(k)および前記シートの面密度(m)が、下記数式1の関係を満足し、かつ、
前記防音材の少なくとも一方の面の外周部に、枠型形状を有する補強部材が接合されている、防音構造体:
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2025014637000008.jpg
21
161
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記枠型形状が長方形枠状または円形枠状である、請求項1に記載の防音構造体。
【請求項3】
前記補強部材の断面形状が枠型形状の長手方向に沿って略同一である、請求項1または2に記載の防音構造体。
【請求項4】
前記補強部材が、前記支持部材と接合されている、請求項1または2に記載の防音構造体。
【請求項5】
前記支持部材が、連続的に接している多数の筒状セルを有する格子状構造体からなる、請求項1または2に記載の防音構造体。
【請求項6】
前記防音材の面密度が3.24kg/m

未満である、請求項1または2に記載の防音構造体。
【請求項7】
請求項1または2に記載の防音構造体を備えた、自動車用部品。
【請求項8】
請求項1または2に記載の防音構造体を備えた、ダクト閉塞用蓋部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車用部品やダクト閉塞用蓋部品等に用いられうる、防音構造体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の防音構造体としては、特許文献1に記載されているものがある。特許文献1に記載の防音構造体は、弾性を有するシートと、このシートを支持するとともに同シートを区画する支持部とを備えている。支持部は、多数の筒状セルを配列したハニカム構造体である。この防音構造体は、2000Hz以下の周波数域の広い範囲にわたって高い防音性能を発揮する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6879369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように、特許文献1に記載されているような従来の防音構造体は、優れた防音性能を有する。その一方で、従来の防音構造体についても、さらなる防音性能の向上が求められている。
【0005】
そこで本発明は、防音構造体の防音性能を向上させうる手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態は、防音構造体を提供する。この防音構造体は、弾性を有するシートと、前記シートを支持するとともに前記シートを区画部に区画する支持部材と、を備える防音材を含む。そして、前記区画部における前記シートの面剛性(k)および前記シートの面密度(m)が、下記数式1の関係を満足し、かつ、前記防音材の少なくとも一方の面の外周部に、枠型形状を有する補強部材が接合されている点に特徴がある:
【0007】
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2025014637000002.jpg
21
161
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、防音構造体の防音性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る防音構造体の外観を示す側面図である。
図2は、本発明の一実施形態に係る防音材の外観を示す斜視図である。
図3は、本発明の一実施形態に係る防音材の上面図である。
図4は、本発明の一実施形態に係る防音材を構成する筒状セルの断面形状およびそのサイズを説明するための拡大断面図である。
図5は、本発明の一実施形態に係る防音構造体1が車両用吸気ダクト2に設置された構造を模式的に示す断面図である。
図6は、比較例1~比較例3および実施例1において作製した防音構造体について防音性能(挿入損失)を測定した結果を示すグラフである。
図7は、比較例1、比較例3、比較例4および実施例2において作製した防音構造体について防音性能(挿入損失)を測定した結果を示すグラフである。
図8は、実施例1および比較例5において作製した防音構造体について、比較例3を基準とした場合の面密度の単位増加量当たりの挿入損失の増加量を算出した結果を示すグラフである。
図9は、比較例3、実施例1および比較例6において作製した防音構造体について防音性能(挿入損失)を測定した結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一形態は、弾性を有するシートと、前記シートを支持するとともに前記シートを区画部に区画する支持部材と、を備える防音材を含み、
前記区画部における前記シートの面剛性(k)および前記シートの面密度(m)が、下記数式1の関係を満足し、かつ、
前記防音材の少なくとも一方の面の外周部に、枠型形状を有する補強部材が接合されている、防音構造体である:
(【0011】以降は省略されています)

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