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公開番号2025006371
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107123
出願日2023-06-29
発明の名称打楽器およびロッドの締付方法
出願人ローランド株式会社
代理人弁理士法人真明センチュリー
主分類G10D 13/10 20200101AFI20250109BHJP(楽器;音響)
要約【課題】汎用性を向上できる打楽器およびロッドの締付方法を提供すること。
【解決手段】ブラケット10は、水平ロッド100aを挿入可能な挿入孔11aと、水平ロッド100bを挿入可能な挿入孔11b,14aと、を備える。挿入孔11aに挿入された水平ロッド100aを第1締付部材30の第1締付部31で締め付け可能であり、且つ挿入孔11b,14aに挿入された水平ロッド100bを第2締付部材40の第2締付部42で締め付け可能である。よって、同一の方向(水平方向)に延び、且つ径の異なる2本の水平ロッド100a,100bに打楽器1を支持できるので、汎用性を向上できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1ロッドと、前記第1ロッドよりも直径が小さい第2ロッドとに支持可能な打楽器であって、
筐体と、前記筐体の外面に設けられるブラケットと、前記ブラケットの内部の空洞に向けて締結される締付ボルトと、前記締付ボルトの締結力によって前記ブラケットの内部で弾性変形またはスライド変位する締付部と、を備え、
前記ブラケットは、前記第1ロッドを挿入可能な第1挿入孔と、前記第1挿入孔に対する前記第1ロッドの挿入方向と同一の方向で前記第2ロッドを挿入可能な第2挿入孔と、を備え、
前記締付部は、前記第1挿入孔に挿入された前記第1ロッドを締め付け可能な第1締付部と、前記第2挿入孔に挿入された前記第2ロッドを締め付け可能な第2締付部と、から少なくとも構成されることを特徴とする打楽器。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記第1締付部は、前記第1挿入孔に繋がる内周面を有する筒状に形成され、
前記第1締付部には、その周方向の一部を分断するスリットが形成され、
前記第2締付部に向けた前記締付ボルトの締結力によって前記第1締付部を弾性変形させて前記第1ロッドを締め付けることを特徴とする請求項1記載の打楽器。
【請求項3】
前記第1締付部を有する第1締付部材と、前記第2締付部を有する第2締付部材とを備え、
前記締付ボルトの締結力による前記第2締付部材のスライド変位によって前記第1締付部を弾性変形させることを特徴とする請求項2記載の打楽器。
【請求項4】
前記締付ボルトの締結方向において、前記第2締付部が前記締付ボルトの軸部と重なる位置に形成されることを特徴とする請求項3記載の打楽器。
【請求項5】
前記第1締付部材は、前記第1締付部の外周面から突出する突出部を備え、
前記第2締付部材のスライド変位の変位軌跡上に設けられる前記突出部が前記第2締付部材によって押し込まれることを特徴とする請求項3記載の打楽器。
【請求項6】
前記突出部は、前記第1ロッドの挿入方向に並んで複数形成され、
前記第2締付部は、複数の前記突出部の間から突出して前記第2ロッドを締め付けることを特徴とする請求項5記載の打楽器。
【請求項7】
前記ブラケットは、前記第1挿入孔に対する前記第1ロッドの挿入方向とは異なる方向で第3ロッドを挿入可能な第3挿入孔を備え、
前記第2締付部は、前記第3挿入孔に挿入された前記第3ロッドを締め付け可能であることを特徴とする請求項1記載の打楽器。
【請求項8】
前記締付ボルトの締結方向において、前記第2締付部が前記締付ボルトの軸部と重なる位置に形成されることを特徴とする請求項7記載の打楽器。
【請求項9】
前記第2挿入孔の内周面と、前記第2締付部とによって前記第2ロッドが締め付けられることを特徴とする請求項1記載の打楽器。
【請求項10】
前記第1締付部と前記第2締付部とが一体に形成されることを特徴とする請求項1記載の打楽器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、打楽器およびロッドの締付方法に関し、特に、汎用性を向上できる打楽器およびロッドの締付方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
筐体の外面に設けられたブラケットにロッドを固定することにより、そのロッドに打楽器を支持する技術が知られている。例えば特許文献1には、水平方向や鉛直方向に延びる大径支持棒2及び小径支持棒3(ロッド)を固定可能なドラム用ブラケット100が記載される。この技術によれば、直径や挿入方向が異なる支持棒2,3に打楽器を支持できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-286622号公報(例えば、段落0020、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の技術では、水平方向および鉛直方向のいずれの方向においても、ブラケットに対して1種類の直径のロッドしか固定できないので、汎用性が低いという問題点があった。
【0005】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、汎用性を向上できる打楽器およびロッドの締付方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために本発明の打楽器は、第1ロッドと、前記第1ロッドよりも直径が小さい第2ロッドとに支持可能なものであり、筐体と、前記筐体の外面に設けられるブラケットと、前記ブラケットの内部の空洞に向けて締結される締付ボルトと、前記締付ボルトの締結力によって前記ブラケットの内部で弾性変形またはスライド変位する締付部と、を備え、前記ブラケットは、前記第1ロッドを挿入可能な第1挿入孔と、前記第1挿入孔に対する前記第1ロッドの挿入方向と同一の方向で前記第2ロッドを挿入可能な第2挿入孔と、を備え、前記締付部は、前記第1挿入孔に挿入された前記第1ロッドを締め付け可能な第1締付部と、前記第2挿入孔に挿入された前記第2ロッドを締め付け可能な第2締付部と、から少なくとも構成される。
【0007】
本発明のロッドの締付方法は、第1ロッドと、前記第1ロッドよりも直径が小さい第2ロッドとに支持可能な打楽器であって、筐体と、前記筐体の外面に設けられるブラケットと、前記ブラケットの内部の空洞に向けて締結される締付ボルトと、前記締付ボルトの締結力によって前記ブラケットの内部で弾性変形またはスライド変位する締付部と、を備え、前記ブラケットは、前記第1ロッドを挿入可能な第1挿入孔と、前記第1挿入孔に対する前記第1ロッドの挿入方向と同一の方向で前記第2ロッドを挿入可能な第2挿入孔と、を備える打楽器におけるものであり、前記締付部を第1締付部と第2締付部とから少なくとも構成し、前記第1挿入孔に挿入された前記第1ロッドを前記第1締付部で締め付ける一方、前記第2挿入孔に挿入された前記第2ロッドを前記第2締付部で締め付ける。
【図面の簡単な説明】
【0008】
(a)は、第1実施形態の打楽器の斜視図であり、(b)は、打楽器の部分拡大斜視図である。
打楽器の分解斜視図である。
(a)は、打楽器の部分拡大断面図であり、(b)は、第1締付部で水平ロッドを締め付けた状態を示す打楽器の部分拡大断面図である。
(a)は、第2締付部で水平ロッドを締め付けた状態を示す打楽器の部分拡大断面図であり、(b)は、第2締付部で鉛直ロッドを締め付けた状態を示す打楽器の部分拡大断面図である。
(a)は、図3(b)のVa部分における打楽器の部分拡大断面図であり、(b)は、図4(a)のVb部分における打楽器の部分拡大断面図である。
(a)は、第2実施形態の締付部材の斜視図であり、(b)は、第2実施形態の打楽器の部分拡大断面図である。
(a)は、第1締付部で水平ロッドを締め付けた状態を示す打楽器の部分拡大断面図であり、(b)は、第2締付部で水平ロッドを締め付けた状態を示す打楽器の部分拡大断面図である。
(a)は、第3実施形態のブラケットの背面斜視図であり、(b)は、ブラケットの断面図である。
(a)は、第1締付部で水平ロッドを締め付けた状態を示すブラケットの断面図であり、(b)は、第2締付部で水平ロッドを締め付けた状態を示すブラケットの断面図である。
(a)は、第4実施形態のブラケットの断面図であり、(b)は、第1締付部および第2締付部で水平ロッドを締め付けた状態を示すブラケットの断面図である。
(a)は、第5実施形態のブラケットの断面図であり、(b)は、第1締付部および第2締付部で水平ロッドを締め付けた状態を示すブラケットの断面図である。
(a)は、第6実施形態のブラケットの断面図であり、(b)は、第1締付部および第2締付部で水平ロッドを締め付けた状態を示すブラケットの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を参照して、第1実施形態の打楽器1の全体構成について説明する。図1(a)は、第1実施形態の打楽器1の斜視図であり、図1(b)は、打楽器1の部分拡大斜視図であり、図2は、打楽器1の分解斜視図である。
【0010】
図1に示すように、打楽器1は、アコースティックのドラムを模す電子打楽器である。打楽器1は、その底面を構成する略円盤状のボトムフレーム2と、そのボトムフレーム2に重ねられてボトムフレーム2と共に打楽器1(筐体)の外周面を構成するトップフレーム3と、を備える。図示は省略するが、トップフレーム3は筒状に形成されており、トップフレーム3の上端側の開口部分が膜状のヘッド4で覆われる。
(【0011】以降は省略されています)

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