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公開番号
2025011690
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113947
出願日
2023-07-11
発明の名称
異音診断システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
G10L
25/51 20130101AFI20250117BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】最大音圧の周波数と発生周波数とが実質的に一致する期間の割合を適切に算出することができる技術を提案する。
【解決手段】異音診断システムは、少なくとも一つのコンピュータを備える。コンピュータは、音スペクトルデータを取得する処理と、車両データを取得する処理と、音スペクトルデータに対して、予想周波数帯と、その異音の有無を評価する時間帯と、を設定する処理と、設定された予想周波数帯及び時間帯において、最大音圧の周波数と、機器が発生する音の発生周波数と、が実質的に一致する期間の割合を算出する処理と、期間の割合が第1所定値を上回るときに、発生周波数が予想周波数帯に含まれる動作モードが記述された時間帯を、設定された時間帯から抽出する処理と、設定された予想周波数及び抽出された時間帯において、最大音圧の周波数と、機器の発生周波数と、が実質的に一致する期間の割合を算出する処理と、を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両用の異音診断システムであって、
少なくとも一つのコンピュータを備え、前記コンピュータは、
前記車両で収録された収録音の周波数スペクトルを所定期間に亘って記述する音スペクトルデータを取得する処理と、
前記車両に搭載された機器の動作モードを前記所定期間に亘って記述する車両データを取得する処理と、
前記音スペクトルデータに対して、予想される異音の予想周波数帯と、その異音の有無を評価する時間帯と、を設定する処理と、
前記設定された予想周波数帯及び時間帯において、前記音スペクトルデータに記述された最大音圧の周波数と、前記車両データに記述された動作モードにおいて前記機器が発生する音の発生周波数と、が実質的に一致する期間の割合を算出する処理と、
前記期間の割合が第1所定値を上回るときに、前記車両データにおいて前記機器の前記発生周波数が前記予想周波数帯に含まれる動作モードが記述された時間帯を、前記音スペクトルデータにおける前記設定された時間帯から抽出する処理と、
前記設定された予想周波数及び前記抽出された時間帯において、前記音スペクトルデータに記述された最大音圧の周波数と、前記車両データに記述された動作モードにおける前記機器の前記発生周波数と、が実質的に一致する期間の割合を算出する処理と、
を実行する、異音診断システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、異音診断システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【0002】
特許文献1に、車両用の異音診断システムが開示されている。この異音診断システムでは、車両で収録された収録音の周波数スペクトルを所定期間に亘って記述する音スペクトルデータを取得し、音スペクトルデータに対して、予想される異音の予想周波数帯と、その異音の有無を評価する時間帯と、を設定する。異音診断システムは、設定された予想周波数帯及び時間帯を利用して、異音の発生源となる機器の候補を特定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-33848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
異音診断システムの中には、音スペクトルデータと、車両に搭載された機器の動作モードを所定期間に亘って記述する車両データと、を取得する車両診断システムが存在する。このシステムでは、設定された予想周波数帯及び時間帯において、音スペクトルデータに記述された最大音圧の周波数と、車両データに記述された動作モードにおいて機器が発生する音の発生周波数と、が実質的に一致する期間の割合を算出する。
【0005】
車両に搭載された機器の中には、当該機器の動作モードに応じて発生周波数が変化するものがある。そして、車両の走行状態に応じて動作モードが変化する。このため、設定された時間帯には、異音が発生していない時間帯が含まれ得る。このため、設定された時間帯における最大音圧の周波数と発生周波数とが実質的に一致する期間の割合は、異音が発生している可能性が高い時間帯における最大音圧の周波数と発生周波数とが実質的に一致する期間の割合よりも小さくなってしまう。
【0006】
本明細書では、最大音圧の周波数と発生周波数とが実質的に一致する期間の割合を適切に算出することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本技術の第1の態様では、車両用の異音診断システムは、少なくとも一つのコンピュータを備え、前記コンピュータは、前記車両で収録された収録音の周波数スペクトルを所定期間に亘って記述する音スペクトルデータを取得する処理と、前記車両に搭載された機器の動作モードを前記所定期間に亘って記述する車両データを取得する処理と、前記音スペクトルデータに対して、予想される異音の予想周波数帯と、その異音の有無を評価する時間帯とを設定する処理と、前記設定された予想周波数帯及び時間帯において、前記音スペクトルデータに記述された最大音圧の周波数と、前記車両データに記述された動作モードにおいて前記機器が発生する音の発生周波数と、が実質的に一致する期間の割合を算出する処理と、前記期間の割合が第1所定値を上回るときに、前記車両データにおいて前記機器の前記発生周波数が前記予想周波数帯に含まれる動作モードが記述された時間帯を、前記音スペクトルデータにおける前記設定された時間帯から抽出する処理と、前記設定された予想周波数及び前記抽出された時間帯において、前記音スペクトルデータに記述された最大音圧の周波数と、前記車両データに記述された動作モードにおける前記機器の前記発生周波数と、が実質的に一致する期間の割合を算出する処理と、を備える。
【0008】
上記の構成によると、異音診断システムは、期間の割合が第1所定値を上回るときに、機器の発生周波数が予想周波数帯に含まれる動作モードが記述された時間帯を、設定された時間帯から抽出する。これにより、異音が発生していない可能性が高い時間帯を除外することができる。従って、音スペクトルデータに記述された最大音圧の周波数と、車両データに記述された動作モードにおいて機器の発生周波数と、が実質的に一致する期間の割合を精度よく算出することができる。この結果、当該期間の割合を利用することで、異音の発生源となる機器の候補を適切に特定することができる。なお、機械学習を用いて、異音の発生源となる機器の候補を特定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
異音診断システム2のブロック図。
特定処理のフローチャート。
音スペクトルデータの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施例)
図1の異音診断システム2は、車両で発生している異音の発生源となる機器の候補(以下では、「異音候補」と記載する)を特定するためのシステムである。異音診断システム2は、診断装置4と、記録装置6と、を備えている。診断装置4は、モニタ10と、操作部12と、通信インターフェース14と、制御部20と、を備えている。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。通信インターフェース14は、他のデバイス(例えば記録装置6)との通信を実行するためのインターフェースである。制御部20は、CPU、ROM、RAM等のコンピュータによって構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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