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公開番号
2025029240
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-06
出願番号
2023133752
出願日
2023-08-21
発明の名称
車両制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人明成国際特許事務所
主分類
B60W
30/18 20120101AFI20250227BHJP(車両一般)
要約
【課題】運転モードに適したハード保護制御を行う技術を提供する。
【解決手段】車両制御装置は、運転モードが自動運転モードのときには、車載部品の状態又は動作環境を表す部品関連パラメータに応じて第1ハード保護制御を実行し、運転モードが手動運転モードのときには、部品関連パラメータに応じて、第1ハード保護制御よりも車載部品の保護性能が高い第2ハード保護制御を実行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
運転モードとして自動運転モードと手動運転モードを有する車両に用いられる車両制御装置であって、
前記運転モードが前記自動運転モードのときには、車載部品の状態又は動作環境を表す部品関連パラメータに応じて第1ハード保護制御を実行し、
前記運転モードが前記手動運転モードのときには、前記部品関連パラメータに応じて、前記第1ハード保護制御よりも前記車載部品の保護性能が高い第2ハード保護制御を実行する、車両制御装置。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車両制御装置であって、
前記自動運転モードは、有人自動運転モードと無人自動運転モードとを含み、
前記車両制御装置は、前記第1ハード保護制御において、前記有人自動運転モードのときには前記無人自動運転モードのときよりも前記車載部品の保護性能が高くなるように構成されている、車両制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の車両制御装置であって、
前記車両制御装置は、複数の自動運転レベルで前記自動運転モードを実行可能であり、
前記車両制御装置は、前記自動運転レベルが第1レベルであるときには、前記自動運転レベルが前記第1レベルよりも高い第2レベルであるときよりも、前記車載部品の保護性能を高くするように構成されている、車両制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、自動運転モードと手動運転モードを有する車両に用いられる車両制御装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、車両の変速機の油温が高温である場合に、出力トルクを制限するように制御することによって車載部品を保護する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-214408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本開示の発明者は、車両が手動運転モードで走行する場合と自動運転モードで走行する場合では、部品保護の必要性が変わることを見出した。そこで、運転モードに適した部品保護を行うことが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本開示の一形態によれば、運転モードとして自動運転モードと手動運転モードを有する車両に用いられる車両制御装置が提供される。この車両制御装置は、前記運転モードが前記自動運転モードのときには、車載部品の状態又は動作環境を表す部品関連パラメータに応じて第1ハード保護制御を実行し、前記運転モードが前記手動運転モードのときには、前記部品関連パラメータに応じて、前記第1ハード保護制御よりも前記車載部品の保護性能が高い第2ハード保護制御を実行する。
この車両制御装置によれば、手動運転モードでは自動運転モードよりも車載部品の保護性能を高めることができ、自動運転モードでは手動運転モードよりも車両の走行性能を高めることができる。
(2)上記車両制御装置において、前記自動運転モードは、有人自動運転モードと無人自動運転モードとを含み、前記車両制御装置は、前記第1ハード保護制御において、前記有人自動運転モードのときには前記無人自動運転モードのときよりも前記車載部品の保護性能が高くなるように構成されているものとしてもよい。
この車両制御装置によれば、有人自動運転モードでは無人自動運転モードよりも車載部品の保護性能を高めることができ、無人自動運転モードでは有人自動運転モードよりも車両の走行性能を高めることができる。
(3)前記車両制御装置は、複数の自動運転レベルで前記自動運転モードを実行可能であり、前記車両制御装置は、前記自動運転レベルが第1レベルであるときには、前記自動運転レベルが前記第1レベルよりも高い第2レベルであるときよりも、前記車載部品の保護性能を高くするように構成されているものとしてもよい。
この車両制御装置によれば、自動運転レベルが低い場合に車載部品の保護性能を高めることができ、自動運転レベルが高い場合に車両の走行性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
車両の動力伝達システムの構成を示す説明図。
ハード保護制御の動作例を示すタイミングチャート。
ハード保護制御の対象となる車載部品と部品関連パラメータとハード保護制限値の例を示す説明図。
実施形態におけるハード保護制御の処理手順を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、車両100の動力伝達システムの構成を示す説明図である。この車両100は、運転モードとして自動運転モードと手動運転モードを有する。車両100は、内燃機関であるエンジン10と、モータ駆動部20と、変速装置30と、差動装置40と、複数の駆動輪50と、車両制御装置80とを備えている。
【0008】
変速装置30は、第1クラッチ31と、電動モータ32と、ロックアップクラッチ33と、自動変速機34とを含む。第1クラッチ31は、エンジン10と電動モータ32との間の接続を切断する機能を有する。電動モータ32は、必要に応じてモータ駆動部20で駆動されて、車両100の駆動力をアシストする。また、第1クラッチ31によってエンジン10を完全に切り離した状態で、電動モータ32によってEV(Electric Vehicle)走行を行うことも可能である。モータ駆動部20は、バッテリ21とインバータ22とを含む。電動モータ32は、回生動作を行うことも可能である。インバータ22で生成された回生電力は、バッテリ21に充電される。
【0009】
ロックアップクラッチ33は、エンジン10と自動変速機34の接続状態をスリップ状態に保持することができる。ロックアップクラッチ33のスリップ制御では、油圧等の外力により係合力の調整が可能である。自動変速機34の出力軸は、差動装置40に接続されている。なお、図1に示した変速装置30の構成は一例であり、これ以外の構成を有していても良い。
【0010】
駆動輪50には、それぞれ車輪速センサ70が設けられている。アクセルペダル61には、アクセル開度ACCを測定するアクセル開度センサ71が設けられている。ブレーキペダル62には、ブレーキペダル62の踏み込み量BRAを測定するブレーキペダルセンサ72が設けられている。シフトレバー63には、シフトポジションLPを測定するシフトポジションセンサ73が設けられている。エンジン10には、その冷却水温Twを測定する水温センサ74と、吸気温Taを測定する吸気温センサ75が設けられている。変速装置30には、その油圧回路の油温Toを測定する油温センサ76と、ロックアップクラッチ33のクラッチ温度Tcを測定するクラッチ温度センサ77が設けられている。バッテリ21には、バッテリ温度Tbを測定するバッテリ温度センサ78が設けられている。電動モータ32には、モータ温度Tmを測定するモータ温度センサ79が設けられている。各種のセンサ70~79で測定された測定値は、車両制御装置80に入力される。
(【0011】以降は省略されています)
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