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公開番号
2025006672
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107619
出願日
2023-06-30
発明の名称
管部材の製造方法
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
主分類
G10D
9/08 20200101AFI20250109BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】管楽器に用いられる管部材を漆を主材にして構成されたものにする管部材の製造方法等を提供する。
【解決手段】管楽器である横笛に用いられる管部材の製造方法が、粘性液状物製作工程S1と、含浸シート材製作工程S2と、含浸シート材巻き付け工程S3と、含浸シート材乾燥工程S4と、含浸シート材追加巻き付け工程S5と、含浸シート材追加乾燥工程S6と、芯材除去工程S7と、仕上げ工程S8とを有したものである。このようなものであれば、管楽器に用いられる管部材を漆を主材にして構成されたものにすることができる。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
管楽器に用いられる管部材の製造方法であって、
漆を主材とした粘性液状物を製作する粘性液状物製作工程と、
前記粘性液状物を略矩形状のシート材に対して含浸させて含浸シート材を製作する含浸シート材製作工程と、
前記含浸シート材製作工程により製作された前記含浸シート材を棒状の芯材に対して巻き付ける含浸シート材巻き付け工程と、
前記含浸シート材巻き付け工程を経て前記芯材に対して巻き付けられた含浸シート材を乾燥させることにより前記芯材回りに略円筒状をなすように固化した中間円筒体を形成する含浸シート材乾燥工程と、
前記含浸シート材乾燥工程を経て形成された前記中間筒状体を厚肉化させるべく当該中間筒状体の外周面に対して新たに前記含浸シート材製作工程により製作された含浸シート材を追加巻き付けする含浸シート材追加巻き付け工程と、
前記含浸シート材追加巻き付け工程を経て前記中間筒状体に対して巻き付けられた含浸シート材を乾燥させることにより前記中間筒状体が厚肉化されてなる厚肉化中間筒状体を形成する含浸シート材追加乾燥工程と、
前記芯材を前記厚肉化中間筒状体から除去する芯材除去工程と、
前記芯材除去工程を経て得られた中空筒状をなす前記厚肉化中間筒状体の表面を整えて管部材を形成する仕上げ工程と、
を備えている管楽器に用いられる管部材の製造方法。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記含浸シート材追加巻き付け工程及び前記含浸シート材追加乾燥工程が、前記厚肉化中間筒状体が一定の肉厚に形成されるまで、複数回繰り返されるものである請求項1記載の管楽器に用いられる管部材の製造方法。
【請求項3】
前記仕上げ工程が、少なくとも、前記厚肉化中間筒状体を研磨する作業、及び、当該研磨作業後の前記厚肉化中間筒状体の表面に漆を塗布する作業を含むものである請求項1記載の管部材の製造方法。
【請求項4】
前記シート材が、蚊帳生地である請求項1記載の管部材の製造方法。
【請求項5】
前記シート材が、和紙である請求項1記載の管部材の製造方法。
【請求項6】
前記粘性液状物が、前記漆に少なくとも砥の粉及び水を加えたものである請求項1記載の管部材の製造方法。
【請求項7】
請求項1~6の何れかに記載の管部材の製造方法によって製造された管部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、管楽器に用いられる管部材の製造方法、及び、管部材に関する。
続きを表示(約 970 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、漆は、その固化する性質を利用して天然塗料として漆器の製造において広く使用されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
既知である漆器の製造方法は、主に木材(竹材を含む)により形成された本体の外面に漆を塗布する工程を含んでいる。
【0004】
ところが、従来の製造方法により製造された漆器は、本体の外面にだけ漆を有するもの(塗布されたもの)であるため、製造段階において本体内部に虫が潜んでいた場合には、いわゆる「虫食い」に起因して完成後の漆器を損壊させてしまうという恐れがあった。
【0005】
また、漆器に用いられた主材が木材である場合、歳月が経て乾燥が進むことによって惹き起こされるいわゆる「目痩せ」現象に起因して、局所的な凹みや凹凸(痩せ目)が生じる場合があった。なお、かかる「目痩せ」現象に伴って生じ得る凹みや凹凸(痩せ目)は、漆器の分野では茶人等に賛美され得る要素でもあるが、とりわけ、安定的な音色を奏でる楽器の分野においては極めて不都合なものであることは言うまでもない。
【0006】
さらに、木製の管部材を用いてなる既知の管楽器では、その内部に残存した使用者の唾液等に起因して、悪臭が生じやすいという不具合や、カビが発生しやすいという不具合や、腐食しやすいという不具合を有していた。
【0007】
かかる従来の問題点に着目した発明者は、横笛に使用される管部材そのものを、漆を主材にして構成すれば従来の問題点が解消できることを見出した。
【0008】
なお、以上の事情は、横笛以外の管楽器においても同様である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
実用新案登録第3669435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、以上のような事情に着目してなされたものであり、少なくとも、管楽器に用いられる管部材を、漆を主材にして構成されたものにする管部材の製造方法、及び、管部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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