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公開番号2025008061
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023109912
出願日2023-07-04
発明の名称遮音部
出願人株式会社SOKEN,株式会社デンソー
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類G10K 11/172 20060101AFI20250109BHJP(楽器;音響)
要約【課題】大型化を抑制しつつ、共振周波数を調整可能な遮音部を提供すること。
【解決手段】
遮音部は、外殻を形成する板状の遮音板材20と、遮音板材の内部に形成され、一方側の端部に遮音板材の外部に連通する遮音開口部41を有する中空管状の共振部30と、を備える、共振部は、遮音開口部に連通する共振空間Sを形成するとともに、屈曲して形成される屈曲部50を有する
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
遮音部であっては、
外殻を形成する板状の遮音板材(20)と、
前記遮音板材の内部に形成され、一方側の端部に前記遮音板材の外部に連通する遮音開口部(41)を有する中空管状の共振部(30、30a、30b)と、を備え、
前記共振部は、前記遮音開口部に連通する共振空間(S)を形成するとともに、屈曲して形成される屈曲部(50、50a、50b、55、56)を有する遮音部。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記共振部は、前記共振空間内に空気が充填されている請求項1に記載の遮音部。
【請求項3】
前記共振部は、前記一方側の端部から他方側の端部に向かって延びる方向に直交する断面形状が円形状に形成されている請求項1に記載の遮音部。
【請求項4】
前記共振部は、前記一方側の端部から他方側の端部に向かって延びる方向に直交する断面形状が矩形状に形成されている請求項1に記載の遮音部。
【請求項5】
前記屈曲部は、渦巻形状に形成されている請求項1に記載の遮音部。
【請求項6】
前記共振部は、複数備えられており、
前記屈曲部は、複数の前記共振部それぞれに形成されている請求項1に記載の遮音部。
【請求項7】
複数の前記屈曲部は、互いの前記共振空間の体積が異なっている請求項6に記載の遮音部。
【請求項8】
前記遮音板材の板厚方向を第1方向としたとき、
複数の前記屈曲部は、前記第1方向に所定の間隔を空けて並んで設けられている請求項6または7に記載の遮音部。
【請求項9】
前記遮音板材の板厚方向を第1方向としたとき、
複数の前記屈曲部は、前記第1方向において重なって設けられている請求項6または7に記載の遮音部。
【請求項10】
複数の前記屈曲部は、前記第1方向に直交する形状が、所定の基準点を中心に点対称となっており、互いの隙間に配置されている請求項9に記載の遮音部。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、遮音部に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、支持体に設けられた遮音シート部材上に接して設けられた複数の共振部を有する遮音構造体が知られている(例えば、特許文献1参照)。この複数の共振部は、軸方向に延びる円柱形状に形成された基部と、この基部の先端側の内部に埋設され、この基部より大きな質量を有する錘部とを備える複合構造体から構成されている。これにより、共振部は、錘として働く錘部の質量と、バネとして働く基部のバネ定数により決定される共振周波数を持つ共振器として機能する。
【0003】
そして、遮音構造は、支持体に音波が入射された際に、共振部に共振が生じることで、入射される音波のうち、共振部の共振周波数付近の周波数の音波の振幅を低減させて遮音性能を発揮する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許6610684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載の遮音構造のような遮音部では、遮音性能を発揮する音波の周波数に応じて共振部が共振する際の共振周波数を調整する必要がある。例えば、遮音性能を発揮する音波の周波数を低くする場合、共振部が共振する際の共振周波数を小さくし、遮音性能を発揮する音波の周波数を高くする場合、共振部が共振する際の共振周波数を大きくする必要がある。
【0006】
ただし、特許文献1に記載の遮音構造のように基部と基部の内部に埋設される錘部とで構成される共振部を共振させる構造では、共振部が共振する際の共振周波数を小さくさせるためには、円柱形状の基部の軸方向の大きさを大きくする必要がある。しかし、基部の軸心方向の大きさを大きくと、遮音構造が大型化するため好ましくない。
【0007】
本開示は、大型化を抑制しつつ、低減させる音の周波数を調整可能な遮音部を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の1つの観点によれば、
遮音部は、
外殻を形成する板状の遮音板材(20)と、
遮音板材の内部に形成され、一方側の端部に遮音板材の外部に連通する遮音開口部(41)を有する中空管状の共振部(30)と、を備え、
共振部は、遮音開口部に連通する共振空間(S)を形成するとともに、屈曲して形成される屈曲部(50、50a、50b、55、56)を有する。
【0009】
このように構成される遮音部によれば、共振部の共振空間に音が入射された際に、共振部にヘルムホルツ共鳴を発生させることで共振部を共振させて遮音部に入射される音を低減させることができる。
【0010】
また、共振空間の体積を大きくするほど、ヘルムホルツ共鳴によって共振部が共振する際の共振周波数を小さくできるところ、共振空間を形成する共振部が屈曲する屈曲部を有する構成によれば、共振空間の体積を大きくし易い。このため、共振部の大型化を抑制しつつ、共振部が共振する際の共振周波数を小さくすることができる。したがって、遮音部の大型化を抑制しつつ、遮音部に入射される音に対して低減させる音の周波数を調整することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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