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公開番号
2025007157
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108366
出願日
2023-06-30
発明の名称
情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G10K
15/04 20060101AFI20250109BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】ハードディスク装置が故障した場合であっても、外部装置から処理実行用の情報を受信して記憶できる情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法を提供すること。
【解決手段】情報処理装置は、外部装置と通信可能な通信部、制御部と、ハードディスク装置と、ハードディスク装置とは異なる記憶部とを備える。制御部は、ハードディスク装置を読み書き可能な状態にするマウント処理を行う(S4)。制御部は、通信部を介し、外部装置から処理情報を受信する(S7、S27)。制御部は、マウント処理に成功した場合に、処理情報をハードディスク装置に記憶し(S8)、ハードディスク装置に記憶された処理情報を用いて情報処理を行う(S18)。制御部は、マウント処理に失敗した場合に、処理情報を記憶部に記憶し(S28)、記憶部に記憶された処理情報を用いて情報処理を行う(S39、S40)。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
外部装置と通信可能な通信部と、
制御部と、
ハードディスク装置と、
前記ハードディスク装置とは異なる記憶部とを備え、
前記制御部は、
前記ハードディスク装置を読み書き可能な状態にするマウント処理と、
前記通信部を介し、前記外部装置から処理情報を受信する受信処理と、
前記マウント処理に成功した場合に、前記処理情報を前記ハードディスク装置に記憶し、前記ハードディスク装置に記憶された前記処理情報を用いて情報処理を行う第一処理と、
前記マウント処理に失敗した場合に、前記処理情報を前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶された前記処理情報を用いて前記情報処理を行う第二処理と
を実行することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記マウント処理に失敗し、且つ、特定の前記処理情報である特定情報が前記記憶部に記憶されていない場合に、前記通信部を介し、前記外部装置に対して前記特定情報の送信要求を送信する送信処理を更に実行し、
前記第二処理で、前記送信要求に応じて前記外部装置から受信した前記特定情報を前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶された前記特定情報を用いて前記情報処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記記憶部は、第一記憶部と、前記第一記憶部と異なる第二記憶部とを備え、
前記制御部は、
前記第一処理で、所定の場合に、前記外部装置から受信する前記処理情報を前記ハードディスク装置と、前記第二記憶部との各々に記憶し、
前記第二処理で、前記マウント処理に失敗し、且つ、前記特定情報が前記第二記憶部に記憶されている場合に、前記第二記憶部に記憶された前記特定情報を用いて前記情報処理を行い、
前記送信処理で、前記マウント処理に失敗し、且つ、前記特定情報が前記第二記憶部に記憶されていない場合に、前記通信部を介し、前記外部装置に対して前記送信要求を送信し、
前記第二処理で、前記送信要求に応じて前記外部装置から受信した前記特定情報を前記第一記憶部に記憶し、前記第一記憶部に記憶された前記特定情報を用いて前記情報処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第一記憶部は、前記ハードディスク装置よりも記憶容量が小さく、
前記制御部は、前記第一記憶部に記憶された前記処理情報の一部又は全部を所定のタイミングで消去する消去処理を更に実行することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記マウント処理を行う第一制御部と、前記第一制御部とは異なる第二制御部とを備え、
前記第一制御部は、前記マウント処理に失敗した場合に、前記第一記憶部に前記マウント処理に失敗したことを示す失敗情報を記憶する失敗情報記憶処理を行い、
前記第二制御部は、前記第一記憶部に前記失敗情報が記憶されている場合に、前記情報処理に用いる前記処理情報の参照先を前記ハードディスク装置から前記第一記憶部に切り替える切替処理を実行する
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第一制御部は、
前記第一処理で、前記マウント処理に成功した場合に、前記処理情報を前記ハードディスク装置に記憶し、
前記第二処理で、前記マウント処理に失敗した場合に、前記処理情報を前記第一記憶部に記憶し、
前記第二制御部は、
前記第一処理で、前記ハードディスク装置に記憶された前記特定情報を用いて前記情報処理を行い、
前記第二処理で、前記第一記憶部に前記失敗情報が記憶されている場合に、前記第一記憶部に記憶された前記特定情報を用いて前記情報処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
外部装置と通信可能な通信部と、制御部と、ハードディスク装置と、前記ハードディスク装置とは異なる記憶部とを備える情報処理装置の前記制御部によって実行される情報処理プログラムであって、
前記制御部に、
前記ハードディスク装置を読み書き可能な状態にするマウント処理と、
前記通信部を介し、前記外部装置から処理情報を受信する受信処理と、
前記マウント処理に成功した場合に、前記処理情報を前記ハードディスク装置に記憶し、前記ハードディスク装置に記憶された前記処理情報を用いて情報処理を行う第一処理と、
前記マウント処理に失敗した場合に、前記処理情報を前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶された前記処理情報を用いて前記情報処理を行う第二処理と
を実行させる指示を含むことを特徴とする情報処理プログラム。
【請求項8】
外部装置と通信可能な通信部と、制御部と、ハードディスク装置と、前記ハードディスク装置とは異なる記憶部とを備える情報処理装置の前記制御部によって実行される情報処理方法であって、
前記ハードディスク装置を読み書き可能な状態にするマウント処理と、
前記通信部を介し、前記外部装置から処理情報を受信する受信処理と、
前記マウント処理に成功した場合に、前記処理情報を前記ハードディスク装置に記憶し、前記ハードディスク装置に記憶された前記処理情報を用いて情報処理を行う第一処理と、
前記マウント処理に失敗した場合に、前記処理情報を前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶された前記処理情報を用いて前記情報処理を行う第二処理と
を備えることを特徴とする情報処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の情報処理装置は、情報記憶手段、第一通信手段、エラー検出情報受信手段、エラー検出情報記憶手段、比較情報算出手段、及び破損情報検出手段を備える。情報記憶手段は、情報処理を実行するために用いるデータを記憶する。エラー検出情報受信手段は、その情報記憶手段に記憶されている処理実行用情報に対するエラー検出を行うためのエラー検出情報を、外部装置から受信する。エラー検出情報記憶手段は、エラー検出情報受信手段によって受信したエラー検出情報を、対応する処理実行用情報と関連付けて記憶する。比較情報算出手段は、エラー検出情報記憶手段に記憶されているエラー検出情報と比較するために、情報記憶手段に記憶されている、対応する処理実行用情報の比較情報を算出する。破損情報検出手段は、比較情報算出手段により算出された比較情報とエラー検出情報記憶手段に記憶されているエラー検出情報とを比較し、破損している処理実行用情報を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-151362号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記情報処理装置では、情報記憶手段としてのハードディスク装置が故障した場合、破損した処理実行用情報の再配信を受けても情報記憶手段に保存できない。
【0005】
本発明の目的は、ハードディスク装置が故障した場合であっても、外部装置から処理実行用の情報を受信して記憶できる情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一態様に係る情報処理装置は、外部装置と通信可能な通信部と、制御部と、ハードディスク装置と、前記ハードディスク装置とは異なる記憶部とを備え、前記制御部は、前記ハードディスク装置を読み書き可能な状態にするマウント処理と、前記通信部を介し、前記外部装置から処理情報を受信する受信処理と、前記マウント処理に成功した場合に、前記処理情報を前記ハードディスク装置に記憶し、前記ハードディスク装置に記憶された前記処理情報を用いて情報処理を行う第一処理と、前記マウント処理に失敗した場合に、前記処理情報を前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶された前記処理情報を用いて前記情報処理を行う第二処理とを実行する。第一態様の情報処理装置の制御部が実行する第二処理は、ハードディスク装置のマウント処理に失敗した場合に、外部装置から受信した処理情報をハードディスク装置とは異なる記憶部に記憶して、情報処理を実行することに貢献する。
【0007】
本発明の第二態様に係る情報処理プログラムは、外部装置と通信可能な通信部と、制御部と、ハードディスク装置と、前記ハードディスク装置とは異なる記憶部とを備える情報処理装置の前記制御部によって実行される情報処理プログラムであって、前記制御部に、前記ハードディスク装置を読み書き可能な状態にするマウント処理と、前記通信部を介し、前記外部装置から処理情報を受信する受信処理と、前記マウント処理に成功した場合に、前記処理情報を前記ハードディスク装置に記憶し、前記ハードディスク装置に記憶された前記処理情報を用いて情報処理を行う第一処理と、 前記マウント処理に失敗した場合に、前記処理情報を前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶された前記処理情報を用いて前記情報処理を行う第二処理とを実行させる指示を含む。第二態様の情報処理プログラムが、情報処理装置の制御部によって実行された場合、第二態様の情報処理プログラムは、第一態様の情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
【0008】
本発明の第三態様に係る情報処理方法は、外部装置と通信可能な通信部と、制御部と、ハードディスク装置と、前記ハードディスク装置とは異なる記憶部とを備える情報処理装置の前記制御部によって実行される情報処理方法であって、前記ハードディスク装置を読み書き可能な状態にするマウント処理と、前記通信部を介し、前記外部装置から処理情報を受信する受信処理と、前記マウント処理に成功した場合に、前記処理情報を前記ハードディスク装置に記憶し、前記ハードディスク装置に記憶された前記処理情報を用いて情報処理を行う第一処理と、前記マウント処理に失敗した場合に、前記処理情報を前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶された前記処理情報を用いて前記情報処理を行う第二処理とを備える。第三態様の情報処理方法が、情報処理装置の制御部によって実行された場合、第三態様の情報処理方法は、第一態様の情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
カラオケシステム2の構成図である。
(A)は通常時のHDD20、第一SoC40、及び第二SoC50の説明図であり、(B)はHDD20が故障した場合のHDD20、第一SoC40、及び第二SoC50の説明図である。
第一制御部41が実行する第一制御処理のフローチャートである。
HDD20が故障中に再生指示R1、R2を受信したことに応じて第一SoC40が楽曲を再生する処理を実行する具体例のタイミングチャートである。
第二制御部51が実行する第二制御処理のフローチャートである。
HDD20が故障中に再生指示R3を受信したことに応じて第二SoC50が楽曲を再生する具体例のタイミングチャートである。
HDD20が正常に駆動中に再生指示R4を受信したことに応じて第二SoC50が楽曲を再生する具体例のタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1に示すカラオケシステム2は、例えば、カラオケ店舗に設置される業務用のカラオケシステム2であり、カラオケシステム2のユーザから選択されたカラオケ楽曲(以下、単に楽曲という)を、歌詞を含む映像に合わせて再生する機能を有する。カラオケシステム2は、カラオケ装置1と、リモコン装置3とを備える。カラオケ装置1とリモコン装置3とは、アクセスポイント5及びLAN8を介してネットワークを形成し、通信接続される。カラオケ装置1は、LAN8及びルータ6を介して、ネットワーク9に接続し、外部装置7との間でデータを送受信できる。
(【0011】以降は省略されています)
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