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公開番号2025005952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106423
出願日2023-06-28
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/68 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の衝突に伴う荷重が入力された際におけるブラケットの変形を抑制すると共に、シートクッションの調節範囲が狭くなることを抑制する。
【解決手段】車両用シートは、シートクッション12と、シートクッションの位置を調節するリフタ装置16と、ブラケット22と、変形抑制部材30と、を備えている。ブラケット22は、シートクッション12の一部分と対向して配置される底壁部22Aと、底壁部22Aと一体に形成されていると共に車両の衝突に伴う荷重が入力される右側壁部22Bと、を備えている。変形抑制部材30は、右側壁部22Bに沿って配置されることで右側壁部22Bの底壁部22Aに対する変形を抑制する。また、変形抑制部材30は、リフタ装置16の作動に伴いシートクッション12の一部分が底壁部22A側へ変位する際に底壁部22A側へ変位する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションと、
作動することで前記シートクッションの位置を調節するシート調節部と、
前記シートクッションの一部分と対向して配置される対向部と、前記対向部と一体に形成されていると共に車両の衝突に伴う荷重が入力される荷重入力部と、を有するブラケットと、
前記荷重入力部に沿って配置されることで前記荷重入力部の前記対向部に対する変形を抑制し、前記シート調節部の作動に伴い前記シートクッションの一部分が前記対向部側へ変位する際に前記対向部側へ変位する変形抑制部材と、
を備えた車両用シート。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記シート調節部の作動に伴い前記シートクッションの一部分が前記対向部とは反対側へ変位する際に前記変形抑制部材を元の位置に戻す付勢部材をさらに備えた請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記変形抑制部材は、前記対向部にヒンジを介して傾動可能に支持されており、
前記付勢部材が前記ヒンジと一体に設けられている請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記変形抑制部材は、前記対向部にヒンジを介して傾動可能に支持されており、
前記対向部の一部分は、前記対向部の他の部分に対して突出しているヒンジ接合部となっており、
前記ヒンジが前記ヒンジ接合部に溶接で接合されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項5】
前記変形抑制部材は、前記対向部に沿って配置された軸部を備えており、
前記軸部が前記対向部に形成された切り起し部分に係止されることで、前記変形抑制部材が前記対向部に傾動可能に支持されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項6】
前記荷重入力部には、シートベルト装置の一部を構成するベルトアンカが固定されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項7】
前記シート調節部は、前記シートクッションの骨格を構成するクッションフレームをシート上下方向に変位させるリフタ装置となっており、
前記クッションフレームの一部分が前記対向部とシート上下方向に対向して配置されている請求項6に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両の後突時にシートクッションのサイドフレームをシートベルトアンカブラケットの一部によって受けることができるように、サイドフレームとシートベルトアンカブラケットの一部とをシート上下方向に対向して配置させた自動車用シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-214329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1に記載された自動車用シートは、シートクッションのシート上下方向への高さを調節することができる機構を備えている。そのため、車両の後突時にサイドフレームをシートベルトアンカブラケットの一部によって受けることができるように、サイドフレームとシートベルトアンカブラケットの一部とをシート上下方向に対向して配置させると、シートクッションのシート上下方向への高さの調節範囲が狭くなることが考えられる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、車両の衝突に伴う荷重が入力された際におけるブラケットの変形を抑制することができると共に、シートクッションの調節範囲が狭くなることを抑制することができる車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両用シートは、乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションと、作動することで前記シートクッションの位置を調節するシート調節部と、前記シートクッションの一部分と対向して配置される対向部と、前記対向部と一体に形成されていると共に車両の衝突に伴う荷重が入力される荷重入力部と、を有するブラケットと、前記荷重入力部に沿って配置されることで前記荷重入力部の前記対向部に対する変形を抑制し、前記シート調節部の作動に伴い前記シートクッションの一部分が前記対向部側へ変位する際に前記対向部側へ変位する変形抑制部材と、を備えている。
【0007】
第1の態様の車両用シートによれば、ブラケットの荷重入力部には、車両の衝突に伴う荷重が入力される。ここで、変形抑制部材は、ブラケットの荷重入力部に沿って配置されている。そのため、車両の衝突に伴う荷重が荷重入力部に入力された際に、荷重入力部が対向部に対して変形することが変形抑制部材によって抑制される。また、シート調節部が作動すると、シートクッションの位置が調節される。シート調節部の作動に伴いシートクッションの一部分がブラケットの対向部側へ変位する際においては、変形抑制部材が対向部側へ変位する。これにより、シートクッションの一部分がブラケットの対向部側へ変位することが変形抑制部材によって妨げられることが抑制される。このように、第1の態様の車両用シートによれば、車両の衝突に伴う荷重が荷重入力部に入力された際におけるブラケットの変形を抑制することができると共に、シートクッションの調節範囲が狭くなることを抑制することができる。
【0008】
第2の態様の車両用シートは、第1の態様の車両用シートにおいて、前記シート調節部の作動に伴い前記シートクッションの一部分が前記対向部とは反対側へ変位する際に前記変形抑制部材を元の位置に戻す付勢部材をさらに備えている。
【0009】
第2の態様の車両用シートによれば、シート調節部の作動に伴いシートクッションの一部分が対向部とは反対側へ変位する際においては、付勢部材が変形抑制部材の位置を元の位置(変形抑制部材がブラケットの荷重入力部に沿って配置されている位置)に戻す。このように、第2の態様の車両用シートによれば、変形抑制部材の位置を元の位置に容易に戻すことができる。
【0010】
第3の態様の車両用シートは、第2の態様の車両用シートにおいて、前記変形抑制部材は、前記対向部にヒンジを介して傾動可能に支持されており、前記付勢部材が前記ヒンジと一体に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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