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公開番号
2025005838
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106233
出願日
2023-06-28
発明の名称
節度装置、及びロータリスイッチ
出願人
株式会社東海理化電機製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
G05G
5/03 20080401AFI20250109BHJP(制御;調整)
要約
【課題】操作部に付与される節度モードを多様化することができる節度装置、及びロータリスイッチを提供する。
【解決手段】複数の磁石32は、操作部3の回転軸心L1回りに周方向に配置され、磁極の向きを変更可能な磁極可変磁石36を少なくとも1つ有する。複数の磁性体対34は、周方向に隣り合う磁石32同士の間に配置されて磁石32の磁束経路を形成可能な複数の第1磁性体33を有し、回転軸心L1を基準に対称となるように対向配置された第1磁性体33のペアから構成される。第2磁性体35は、複数の磁性体対34の周囲に配置され、操作部3の回転操作により複数の磁性体対34との間の位置関係が変化する。複数の磁性体対34は、第2磁性体35との間の磁束の吸着力がペアごとに異なって操作部3に付与されるように形成される。節度装置31は、どの磁性体対34が第2磁性体35と吸着されるのかを切り替える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
回転操作される操作部の回転軸心回りに周方向に配置され、磁極の向きを変更可能な磁極可変磁石を少なくとも1つ有する複数の磁石と、
前記周方向に隣り合う前記磁石同士の間に配置されて前記磁石の磁束経路を形成可能な複数の第1磁性体を有し、前記回転軸心を基準に対称となるように対向配置された前記第1磁性体のペアから構成された複数の磁性体対と、
前記複数の磁性体対の周囲に配置されるとともに、前記操作部の回転操作によって前記複数の磁性体対との間の位置関係が変化する第2磁性体と、
前記磁極可変磁石の磁極の向きを、前記磁極可変磁石のコイルへの通電によって制御する制御部と、を備え、
前記複数の磁性体対は、前記第2磁性体との間の磁束の吸着力が前記ペアごとに異なって前記操作部に付与されるように形成され、
前記制御部は、前記コイルへの通電制御によって、どの前記磁性体対を前記第2磁性体と吸着させるのかを切り替える、節度装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記制御部は、少なくとも3種類の節度モードを発生させ、
前記節度モードは、節度が異なる複数の節度有りモードと、節度が発生しない節度無しモードと、を含む、請求項1に記載の節度装置。
【請求項3】
前記複数の磁石、及び前記複数の第1磁性体を保持するホルダ部を有する、請求項1に記載の節度装置。
【請求項4】
前記ホルダ部は、前記複数の第1磁性体の各々を収容するために区画形成された複数の磁性体収容部を有し、
前記磁性体収容部は、収容された前記第1磁性体を位置固定する潰しリブを有する、請求項3に記載の節度装置。
【請求項5】
前記ホルダ部は、
前記複数の第1磁性体の各々を収容するために区画形成された複数の磁性体収容部と、
前記複数の磁石の各々を収容するために、前記周方向に並ぶ前記複数の磁性体収容部のうち隣り合う前記磁性体収容部に囲まれた領域によって構成された複数の磁石収容部と、を有し、
前記複数の磁性体収容部は、基端が前記ホルダ部のホルダ本体によって支持されるとともに、前記周方向に隣り合う先端同士が、前記磁石収容部を区画する連結部によって連結されている、請求項3に記載の節度装置。
【請求項6】
前記磁性体収容部は、前記周方向の隣に位置する前記磁石収容部との間を隔てる側壁を有し、
前記側壁は、前記周方向において前記側壁の隣に位置する前記磁石のコアを、前記磁性体収容部に収容された前記第1磁性体に接触させる開口部を有する、請求項5に記載の節度装置。
【請求項7】
前記磁石は、磁極の向きが固定された磁極不変磁石を含む、請求項1に記載の節度装置。
【請求項8】
前記第1磁性体は、径方向に突出する突部を有し、
前記磁性体対は、前記周方向に並ぶ前記突部の数によって、前記第2磁性体との間の磁束の吸着力を設定する、請求項1に記載の節度装置。
【請求項9】
前記複数の磁性体対の各々は、両側に位置する前記磁石の極性が同極の場合に、前記第2磁性体との間に磁束経路を作る有効の状態となることにより、前記操作部に節度を付与し、両側に位置する前記磁石が異極である場合に、前記第2磁性体との間に磁束経路を作らない無効の状態となることにより、前記操作部に節度を付与せず、
前記制御部は、前記コイルの通電制御により、前記複数の磁性体対のうち、どの前記磁性体対を有効とするのかを設定する、請求項1に記載の節度装置。
【請求項10】
回転軸心回りに回転操作される操作部と、前記操作部の回転操作を検出する回転検出センサと、を備えるロータリスイッチであって、
前記回転軸心回りに周方向に配置され、磁極の向きを変更可能な磁極可変磁石を少なくとも1つ有する複数の磁石と、
前記周方向に隣り合う前記磁石同士の間に配置されて前記磁石の磁束経路を形成可能な複数の第1磁性体を有し、前記回転軸心を基準に対称となるように対向配置された前記第1磁性体のペアから構成された複数の磁性体対と、
前記複数の磁性体対の周囲に配置されるとともに、前記操作部の回転操作によって前記複数の磁性体対との間の位置関係が変化する第2磁性体と、
前記磁極可変磁石の磁極の向きを、前記磁極可変磁石のコイルへの通電によって制御する制御部と、を備え、
前記複数の磁性体対は、前記第2磁性体との間の磁束の吸着力が前記ペアごとに異なって前記操作部に付与されるように形成され、
前記制御部は、前記コイルへの通電制御によって、どの前記磁性体対を前記第2磁性体と吸着させるのかを切り替える、ロータリスイッチ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、節度装置、及びロータリスイッチに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されるように、磁気相互作用を利用することにより、回転操作される制御ボタンに生じる触覚感覚を変更可能な装置が周知である。この装置は、ユーザによって回転操作される歯付き円筒状の第1構造体と、構造体の内部に配置された歯付きの第2構造体と、コイルによって少なくとも部分的に囲まれた磁石と、を有する。この装置は、コイルに流れる電流の方向及び大きさによって磁石の磁化を変更することにより、制御ボタンに対して触覚感覚の有無を設定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-509688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、制御ボタンに触覚感覚を発生させる状態と制御ボタンに触覚感覚を発生させない状態との2つの状態しか設定できない。よって、現状では、制御ボタンを操作するユーザに2種類の触覚感覚しか呈示できない懸念があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決する節度装置は、回転操作される操作部の回転軸心回りに周方向に配置され、磁極の向きを変更可能な磁極可変磁石を少なくとも1つ有する複数の磁石と、前記周方向に隣り合う前記磁石同士の間に配置されて前記磁石の磁束経路を形成可能な複数の第1磁性体を有し、前記回転軸心を基準に対称となるように対向配置された前記第1磁性体のペアから構成された複数の磁性体対と、前記複数の磁性体対の周囲に配置されるとともに、前記操作部の回転操作によって前記複数の磁性体対との間の位置関係が変化する第2磁性体と、前記磁極可変磁石の磁極の向きを、前記磁極可変磁石のコイルへの通電によって制御する制御部と、を備え、前記複数の磁性体対は、前記第2磁性体との間の磁束の吸着力が前記ペアごとに異なって前記操作部に付与されるように形成され、前記制御部は、前記コイルへの通電制御によって、どの前記磁性体対を前記第2磁性体と吸着させるのかを切り替える。
【0006】
前記課題を解決するロータリスイッチは、回転軸心回りに回転操作される操作部と、前記操作部の回転操作を検出する回転検出センサと、を備える構成であって、前記回転軸心回りに周方向に配置され、磁極の向きを変更可能な磁極可変磁石を少なくとも1つ有する複数の磁石と、前記周方向に隣り合う前記磁石同士の間に配置されて前記磁石の磁束経路を形成可能な複数の第1磁性体を有し、前記回転軸心を基準に対称となるように対向配置された前記第1磁性体のペアから構成された複数の磁性体対と、前記複数の磁性体対の周囲に配置されるとともに、前記操作部の回転操作によって前記複数の磁性体対との間の位置関係が変化する第2磁性体と、前記磁極可変磁石の磁極の向きを、前記磁極可変磁石のコイルへの通電によって制御する制御部と、を備え、前記複数の磁性体対は、前記第2磁性体との間の磁束の吸着力が前記ペアごとに異なって前記操作部に付与されるように形成され、前記制御部は、前記コイルへの通電制御によって、どの前記磁性体対を前記第2磁性体と吸着させるのかを切り替える。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、操作部に付与される節度モードを多様化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る節度装置の全体構成を示す分解斜視図である。
図1に示すII-II線断面図である。
節度装置の部品構成を示す分解斜視図である。
節度装置の構成図である。
(a)、(b)は、磁石の磁極向きを示す説明図である。
第1磁性体を上側から見た斜視図である。
第1磁性体を下側から見た斜視図である。
節度装置を構成する要素群を示す斜視図である。
節度装置の電気構成図である。
第1節度有りモードのときの磁束経路を示す説明図である。
第2節度有りモードのときの磁束経路を示す説明図である。
節度無しモードのときの磁束経路を示す説明図である。
別例に係る節度装置の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の一実施形態を説明する。
(ロータリスイッチ1)
図1に示すように、ロータリスイッチ1は、ロータリスイッチ1の部品を収容するハウジング2と、ハウジング2に回転可能に取付けられた回転操作式の操作部3と、を備える。ハウジング2は、ロータリスイッチ1の部品を保持するホルダ部4と、ホルダ部4の開口5を閉じるカバー6と、ホルダ部4の裏面に取付けられる支持板7と、を有する。操作部3は、カバー6の中央に形成された孔8から外部に露出されるとともに、ロータリスイッチ1の中央の回転軸心L1回りに操作される。
【0010】
ロータリスイッチ1は、ロータリスイッチ1の電装品が実装された基板9を有する。基板9は、ホルダ部4のホルダ本体10の裏面に配置されている。基板9は、ホルダ本体10の裏面に取付けられた支持板7によって覆われている。
(【0011】以降は省略されています)
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