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公開番号2025005609
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023105843
出願日2023-06-28
発明の名称乗物シート用クッションフレーム
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類B60N 2/68 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】 ヒンジ及び当該ヒンジが固定されたブラケットを含む部分の剛性を高めることが可能な乗物シート用クッションフレームの一例を開示する。
【解決手段】 クッションフレーム1では、ヒンジが固定されるブラケット部81は、前方フレーム5と中間フレーム6とを連結するブリッジフレーム7及び第2フレーム3に溶接固定されている。これにより、当該クッションフレーム1では、前方フレーム5、中間フレーム6、ブリッジフレーム7及び第2フレーム3により枠状フレームが構成され、かつ、ブラケット部81は、少なくともブリッジフレーム7及び第2フレーム3に固定された構成となる。したがって、ヒンジ9B及びブラケット部81を含む部分の剛性が、特許文献1に記載の構成に比べて高めることが可能となり得る。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
シートクッションの前端側がヒンジを介して乗物に連結される乗物用シートに適用されるクッションフレームにおいて、
シート幅方向一端側に配置され、シート前後方向に延びる第1フレームと、
シート幅方向他端側に配置され、シート前後方向に延びる第2フレームと、
シート幅方向に延びる前方フレームであって、前記第1フレームの前端側と前記第2フレームの前端側とを連結する前方フレームと、
シート幅方向に延びて前記第1フレームと前記第2フレームとを連結する中間フレームであって、前記前方フレームより後方側に配置された中間フレームと、
前記前方フレームと前記中間フレームとを橋渡すようにシート前後方向に延びるブリッジフレームであって、当該前方フレームと当該中間フレームとを連結するブリッジフレームと、
前記ヒンジが固定されるブラケット部であって、少なくとも前記ブリッジフレーム及び前記第2フレームに固定されたブラケット部と
を備える乗物シート用クッションフレーム。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記第2フレームに固定されたアーチ部であって、前記中間フレームの前方側及び後方側にて当該第2フレームに固定されたアーチ部を備えており、
前記アーチ部は、前記ブラケット部に一体化されている請求項1に記載の乗物シート用クッションフレーム。
【請求項3】
前記前方フレーム及び前記中間フレームのうちいずれか一方のフレームを第1連結フレームとし、他方のフレームを第2連結フレームとしたとき、
前記ブリッジフレームの延び方向一端側は、前記第1連結フレームを上下方向から挟み込んだ状態で当該第1連結フレームに溶接されており、
前記ブリッジフレームの延び方向他端側は、前記第2連結フレームを上下方向一方側で当該第2連結フレームに溶接されている
請求項2に記載の乗物シート用クッションフレーム。
【請求項4】
前記中間フレームは、前記第2フレームを貫通してシート幅方向に延びており、
前記中間フレームの延び方向先端側の部位が固定され、当該部位からシート後方に向けて延びる第3フレームと、
前記中間フレームのうち前記第2フレームと前記第3フレームとの間の部位に溶接された補強部であって、前記ブラケット部に一体化されている補強部と
を備える請求項3に記載の乗物シート用クッションフレーム。
【請求項5】
前記ブラケット部、前記アーチ部及び前記補強部は、1つの鋼板で構成された一体品である請求項4に記載の乗物シート用クッションフレーム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シートクッションの前端側がヒンジを介して乗物に連結される乗物用シートに適用されるクッションフレームに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
所謂「タンブル機能付きの乗物用シート」は、特許文献1に記載のごとく、シートクッションの前端側がヒンジを介して乗物に連結されている。因みに、「タンブル機能」とは、シートバックが前方側に倒伏した状態で、シートクッションが前端側を中心に前方側に跳ね上がるように回転した状態(特許文献1の図1参照)をいう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-51233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
乗物用シートに前方向きの大きな力が作用すると、ヒンジ及び当該ヒンジが固定されたブラケットに大きな荷重が発生する。これに対して、特許文献1に記載の発明では、当該ブラケットがクッションフレームのフロントパイプのみに固定されている(特許文献1の図1参照)。
【0005】
本開示は、上記点に鑑み、ヒンジ及び当該ヒンジが固定されたブラケットを含む部分の剛性を特許文献1に記載の構成に比べて高めることが可能な乗物シート用クッションフレームの一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
シートクッションの前端側がヒンジ(9B)を介して乗物に連結される乗物用シートに適用されるクッションフレームは、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
【0007】
すなわち、当該構成要件は、シート幅方向一端側に配置され、シート前後方向に延びる第1フレーム(2)と、シート幅方向他端側に配置され、シート前後方向に延びる第2フレーム(3)と、シート幅方向に延びる前方フレーム(5)であって、第1フレーム(2)の前端側と第2フレーム(3)の前端側とを連結する前方フレーム(5)と、シート幅方向に延びて第1フレーム(2)と第2フレーム(3)とを連結する中間フレーム(6)であって、前方フレーム(5)より後方側に配置された中間フレーム(6)と、前方フレーム(5)と中間フレーム(6)とを橋渡すようにシート前後方向に延びるブリッジフレーム(7)であって、当該前方フレーム(5)と当該中間フレーム(6)とを連結するブリッジフレーム(7)と、ヒンジ(9B)が固定されるブラケット部(81)であって、少なくともブリッジフレーム(7)及び第2フレーム(3)に固定されたブラケット部(81)とである。
【0008】
これにより、当該乗物シート用クッションフレーム(以下、クッションフレームと記す。)では、前方フレーム(5)、中間フレーム(6)、ブリッジフレーム(7)及び第2フレーム(3)により枠状フレームが構成され、かつ、ブラケット部(81)は、少なくともブリッジフレーム(7)及び第2フレーム(3)に固定された構成となる。したがって、ヒンジ(9B)及びブラケット部(81)を含む部分の剛性が、特許文献1に記載の構成に比べて高めることが可能となり得る。
【0009】
なお、当該クッションフレームは、例えば、以下の構成であってもよい。
すなわち、中間フレーム(6)の前方側及び後方側にて第2フレーム(3)に固定されたアーチ部(82)を備えており、アーチ部(82)は、ブラケット部(81)に一体化されていることが望ましい。これにより、当該クッションフレームでは、ヒンジ(9B)及びブラケット部(81)を含む部分の剛性が更に向上し得る。
【0010】
前方フレーム(5)及び中間フレーム(6)のうちいずれか一方のフレームを第1連結フレーム(5)とし、他方のフレームを第2連結フレーム(6)としたとき、ブリッジフレーム(7)の延び方向一端側は、第1連結フレーム(5)を上下方向から挟み込んだ状態で当該第1連結フレーム(5)に溶接されており、ブリッジフレーム(7)の延び方向他端側は、第2連結フレーム(6)を上下方向一方側で当該第2連結フレーム(6)に溶接されていることが望ましい。これにより、当該クッションフレームでは、溶接作業の自由度が向上し得る。
(【0011】以降は省略されています)

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