TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025005598
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023105825
出願日
2023-06-28
発明の名称
コネクタ組立体
出願人
日本航空電子工業株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
13/639 20060101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】第1コネクタと第2コネクタを容易に嵌合状態としながらも電気的接続の信頼性を向上させることができるコネクタ組立体を提供する。
【解決手段】第1コネクタ11に対して第2コネクタ21が所定の嵌合開始位置まで嵌合方向に沿って相対的に移動すると、磁力により第2保持部材27が嵌合方向に沿って第1保持部材に引き付けられ、第2接触部23Cが第1接触部12Bに接触することにより第2コンタクト23が第1コンタクト12に電気的に接続され、第1コネクタ11に対して第2コネクタ21が嵌合開始位置から所定の嵌合完了位置P2まで嵌合方向に直交する所定の方向に沿って相対的にスライドすると、第2接触部23Cが第1接触部12Bに接触したまま第1接触部12Bに対して所定の方向に相対的にスライドし、ロック部がロック受け部に嵌り込むことにより第2コネクタ21が第1コネクタ11に嵌合する。
【選択図】図18
特許請求の範囲
【請求項1】
嵌合方向に沿って第1コネクタおよび第2コネクタが互いに嵌合するコネクタ組立体であって、
前記第1コネクタは、
第1接触部を有する導電性の第1コンタクトと、
前記第1コンタクトに連結された第1保持部材と
を備え、
前記第2コネクタは、
第2インシュレータと、
前記第2インシュレータに保持され且つ前記嵌合方向に沿って前記第1コンタクトの前記第1接触部に対向する第2接触部を有する導電性の第2コンタクトと、
前記第2インシュレータに保持され且つ磁力により前記第1保持部材との間で互いに引き付け合う第2保持部材と
を備え、
前記第1接触部および前記第2接触部の一方は前記嵌合方向に直交する所定の方向に延びる平面形状を有し、
前記第1保持部材および前記第2保持部材の一方はロック部を有し、且つ、他方は前記ロック部が前記所定の方向から嵌り込むロック受け部を有し、
前記第1コネクタに対して前記第2コネクタが所定の嵌合開始位置まで前記嵌合方向に沿って相対的に移動すると、前記第2保持部材が前記嵌合方向に沿って前記第1保持部材に引き付けられ、前記第2接触部が前記第1接触部に接触することにより前記第2コンタクトが前記第1コンタクトに電気的に接続され、
前記第1コネクタに対して前記第2コネクタが前記嵌合開始位置から所定の嵌合完了位置まで前記所定の方向に沿って相対的にスライドすると、前記第2接触部が前記第1接触部に接触したまま前記第1接触部に対して前記所定の方向に相対的にスライドし、前記ロック部が前記ロック受け部に嵌り込むことにより前記第2コネクタが前記第1コネクタに嵌合するコネクタ組立体。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記第1コネクタは、前記嵌合方向に突出する突起を有する第1インシュレータを備え、
前記第1コンタクトは、前記嵌合方向に沿って延び且つ内側に凹部が形成された筒形状を有し、前記嵌合方向に沿った前記第2コンタクト側の前記第1コンタクトの一端に前記平面形状を有する前記第1接触部が配置され、
前記第1保持部材は、前記嵌合方向に沿った前記第1コンタクトの他端側に配置され且つ前記第1保持部材を前記嵌合方向に貫通する貫通孔を有し、
前記第1インシュレータの前記突起が、少なくとも表面上にフレキシブル導体が露出しているシート状の接続対象物を押し込みながら前記第1保持部材の前記貫通孔および前記第1コンタクトの前記凹部に順次挿入されることにより、前記第1コンタクトが前記フレキシブル導体に電気的に接続され、且つ、前記第1保持部材が前記第1コンタクトに連結される請求項1に記載のコネクタ組立体。
【請求項3】
前記第1保持部材は、磁性体から形成され、前記嵌合方向に沿って延び且つ前記貫通孔が形成された筒状部と、前記第1コンタクトとは反対側の前記筒状部の端部から前記所定の方向に延びるフランジを有し、
前記第2コネクタが前記嵌合開始位置に位置する場合に、前記第2保持部材は、前記嵌合方向に沿って前記第1保持部材の前記フランジに引き付けられる請求項2に記載のコネクタ組立体。
【請求項4】
前記第1コネクタに対して前記第2コネクタが前記嵌合開始位置から前記嵌合完了位置まで前記所定の方向に沿って相対的にスライドすると、前記第2保持部材は、前記所定の方向に沿って前記第1保持部材の前記筒状部の外側面に引き付けられる請求項3に記載のコネクタ組立体。
【請求項5】
前記第1保持部材は、前記筒状部の外周に沿って形成された環状の溝を有し、
前記環状の溝により前記ロック受け部が形成されている請求項3に記載のコネクタ組立体。
【請求項6】
前記第2保持部材は、磁石と、磁性体から形成され且つ磁力により前記磁石に吸着された保持板を有する請求項3に記載のコネクタ組立体。
【請求項7】
前記磁石は、前記第1保持部材の前記筒状部の外周部に沿うように湾曲し且つ前記嵌合方向に延びる湾曲板の形状を有し、
前記保持板は、前記磁石の外周部に沿って湾曲する湾曲部と、前記湾曲部の湾曲形状の両端においてそれぞれ前記嵌合方向に延びる一対の平面部と、前記嵌合方向に沿った前記第1コネクタ側の前記一対の平面部の端部からそれぞれ前記所定の方向に突出する一対の突出部を有し、
前記一対の突出部により前記ロック部が形成されている請求項6に記載のコネクタ組立体。
【請求項8】
前記磁石は、前記嵌合方向に延び且つ前記第1保持部材の前記筒状部が挿入される円筒形状を有し、
前記保持板は、前記嵌合方向に沿った前記第1コネクタ側の前記磁石の端部に配置され且つ前記磁石の内径よりも小さい内径を有するリング部材からなり、且つ、前記所定の方向に沿って前記円筒形状の前記磁石の中心軸側に張り出す張り出し部を有し、
前記張り出し部により前記ロック部が形成されている請求項6に記載のコネクタ組立体。
【請求項9】
前記第2インシュレータは、
前記第2保持部材が収容される凹状の第2保持部材収容部と、
前記第1コンタクトの少なくとも一部が収容される凹状の第1コンタクト収容部と
を有し、
前記第2保持部材収容部および前記第1コンタクト収容部は、互いに連通し且つそれぞれ前記第1コネクタに向かって前記嵌合方向に開放され、
前記第2コンタクトは、少なくとも一部が前記第1コンタクト収容部に突出するように前記第2インシュレータに保持されている請求項1に記載のコネクタ組立体。
【請求項10】
前記第2コンタクトは、前記嵌合方向に沿って弾性的に進退可能に配置されたプランジャを有し、前記プランジャの先端に配置された前記第2接触部が前記第1コンタクト収容部に突出している請求項9に記載のコネクタ組立体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、コネクタ組立体に係り、特に、磁力を利用して第1コネクタおよび第2コネクタを互いに嵌合するコネクタ組立体に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
磁力を利用して嵌合状態を維持しようとするコネクタ組立体が、例えば、特許文献1に開示されている。このコネクタ組立体は、図35に示されるように、衣服等に縫い付けられて固定される第1コネクタ1と、第1コネクタ1に嵌合される第2コネクタ2を備えている。
【0003】
第2コネクタ2は、第1コネクタ1に対向する表面上に配置され、且つ、いわゆるポゴピンからなる複数の第2コンタクト3と、第2コネクタ2に内蔵された磁石に取り付けられ且つ一部が第1コネクタ1に対向する表面上に露出している2枚の板状のヨーク4を有している。
一方、第1コネクタ1は、板状のハウジング5を有しており、第2コネクタ2に対向するハウジング5の表面上には、図36に示されるように、複数の第1コンタクト6と、磁性金属または磁石からなる複数の保持部材7が配置されている。
【0004】
第1コネクタ1に第2コネクタ2が嵌合されると、第1コネクタ1の複数の保持部材7が、磁力により第2コネクタ2の2枚のヨーク4に引き寄せられ、第2コネクタ2の複数の第2コンタクト3が第1コネクタ1の複数の第1コンタクト6に弾性的に接触することで、複数の第1コンタクト6と複数の第2コンタクト3が互いに電気的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-30906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のこのコネクタ組立体では、磁力を利用することにより、第1コネクタ1と第2コネクタ2を容易に嵌合状態とすることができるが、複数の第2コンタクト3から複数の第1コンタクト6に対して作用する弾性力は、第2コネクタ2を第1コネクタ1から引き離す方向を向いている。このため、衝撃等の外力が作用して保持部材7とヨーク4の間に隙間が形成されると、第1コンタクト6と第2コンタクト3の接触が不安定になって電気的接続の信頼性が低下する、または、第1コネクタ1と第2コネクタ2の嵌合状態が解消されるおそれがある。
【0007】
また、第1コンタクト6および第2コンタクト3の少なくとも一方の表面に汚れまたは異物が付着している場合には、嵌合時に第2コンタクト3が第1コンタクト6に弾性的に接触することにより、汚れまたは異物が第1コンタクト6と第2コンタクト3の間に押し付けられることとなり、接触不良を引き起こして電気的接続の信頼性が低下するおそれがある。
【0008】
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、第1コネクタと第2コネクタを容易に嵌合状態としながらも電気的接続の信頼性を向上させることができるコネクタ組立体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明に係るコネクタ組立体は、
嵌合方向に沿って第1コネクタおよび第2コネクタが互いに嵌合するコネクタ組立体であって、
第1コネクタは、
第1接触部を有する導電性の第1コンタクトと、
第1コンタクトに連結された第1保持部材と
を備え、
第2コネクタは、
第2インシュレータと、
第2インシュレータに保持され且つ嵌合方向に沿って第1コンタクトの第1接触部に対向する第2接触部を有する導電性の第2コンタクトと、
第2インシュレータに保持され且つ磁力により第1保持部材との間で互いに引き付け合う第2保持部材と
を備え、
第1接触部および第2接触部の一方は嵌合方向に直交する所定の方向に延びる平面形状を有し、
第1保持部材および第2保持部材の一方はロック部を有し、且つ、他方はロック部が所定の方向から嵌り込むロック受け部を有し、
第1コネクタに対して第2コネクタが所定の嵌合開始位置まで嵌合方向に沿って相対的に移動すると、第2保持部材が嵌合方向に沿って第1保持部材に引き付けられ、第2接触部が第1接触部に接触することにより第2コンタクトが第1コンタクトに電気的に接続され、
第1コネクタに対して第2コネクタが嵌合開始位置から所定の嵌合完了位置まで所定の方向に沿って相対的にスライドすると、第2接触部が第1接触部に接触したまま第1接触部に対して所定の方向に相対的にスライドし、ロック部がロック受け部に嵌り込むことにより第2コネクタが第1コネクタに嵌合するものである。
【0010】
第1コネクタは、嵌合方向に突出する突起を有する第1インシュレータを備え、
第1コンタクトは、嵌合方向に沿って延び且つ内側に凹部が形成された筒形状を有し、嵌合方向に沿った第2コンタクト側の第1コンタクトの一端に平面形状を有する第1接触部が配置され、
第1保持部材は、嵌合方向に沿った第1コンタクトの他端側に配置され且つ第1保持部材を嵌合方向に貫通する貫通孔を有し、
第1インシュレータの突起が、少なくとも表面上にフレキシブル導体が露出しているシート状の接続対象物を押し込みながら第1保持部材の貫通孔および第1コンタクトの凹部に順次挿入されることにより、第1コンタクトがフレキシブル導体に電気的に接続され、且つ、第1保持部材が第1コンタクトに連結されることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
テーブルタップ
17日前
キヤノン株式会社
電子機器
17日前
三洋化成工業株式会社
軟磁性材料
7日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
17日前
古河電池株式会社
制御弁式鉛蓄電池
13日前
株式会社ヨコオ
同軸コネクタ
13日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
17日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
7日前
個人
六角形パネル展開アレーアンテナ
17日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
17日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
17日前
株式会社半導体エネルギー研究所
電池
6日前
日新電機株式会社
変圧器
1日前
ローム株式会社
半導体装置
17日前
TDK株式会社
コイル部品
13日前
住友電装株式会社
コネクタ
13日前
三洲電線株式会社
撚線導体
7日前
株式会社デンソー
半導体装置
17日前
富士電機株式会社
半導体装置
17日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
13日前
三洋化成工業株式会社
リチウムイオン電池
7日前
株式会社デンソー
半導体装置
17日前
オムロン株式会社
リード線整列治具
17日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
17日前
大和電器株式会社
コンセント
13日前
株式会社村田製作所
電池パック
7日前
マクセル株式会社
電気化学素子
17日前
河村電器産業株式会社
接続装置
1日前
河村電器産業株式会社
接続装置
1日前
日本無線株式会社
モノポールアンテナ
17日前
個人
ユニバーサルデザインコンセントプラグ
17日前
TDK株式会社
電子部品
13日前
ローム株式会社
半導体発光装置
13日前
シャープ株式会社
電子機器
14日前
原田工業株式会社
複合平面アンテナ装置
6日前
キヤノン株式会社
操作装置
14日前
続きを見る
他の特許を見る