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公開番号2025005018
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023104999
出願日2023-06-27
発明の名称補助伸縮部材
出願人日本製紙クレシア株式会社
代理人
主分類A61F 13/494 20060101AFI20250108BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】着用時に身体を締め付けすぎず快適に過ごすことができ、かつ、漏れを適切に抑制できる、利用者の体形に合ったパンツ型吸収性物品を着用するための補助伸縮部材を提供する。
【解決手段】基材不織布の長手方向及び幅方向の略中央部付近に、フィルム状伸縮材と、補助吸収シートが厚さ方向に積層されて設けられる、パンツ型吸収性物品用の補助伸縮部材であって、補助吸収シートは、パルプ繊維面と合成繊維面の二面を有するパルプ・スパンボンド複合不織布で、肌側面側へパルプ繊維面を向けるように積層されており、基材不織布の幅方向両端部付近の肌側面側に、係合部が設けられることを特徴とする、補助伸縮部材を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材不織布の長手方向及び幅方向の略中央部付近に、フィルム状伸縮材と、補助吸収シートが厚さ方向に積層されて設けられる、パンツ型吸収性物品用の補助伸縮部材であって、
前記補助吸収シートは、パルプ繊維面と合成繊維面の二面を有するパルプ・スパンボンド複合不織布で、肌側面側へ前記パルプ繊維面を向けるように積層されており、
前記基材不織布の幅方向両端部付近の肌側面側に、係合部が設けられることを特徴とする、補助伸縮部材。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記補助吸収シートは、坪量が40g/m

以上80g/m

以下であり、木材パルプの含有量が65質量%以上90質量%以下であり、厚さが0.25mm以上0.50mm以下であることを特徴とする、請求項1に記載の補助伸縮部材。
【請求項3】
前記基材不織布及び前記フィルム状伸縮材は、引張速度300mm/分において引張荷重がかからない状態から長さ2倍に伸長する際の引張荷重は、いずれも2.7N/25mm以上9.3N/25mm以下であることを特徴とする、請求項1に記載の補助伸縮部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パンツ型吸収性物品用の補助伸縮部材に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
昨今は高齢者の増加と介護者の不足から、高齢者がフレイル状態に陥らないように働きかけることが推奨されている。
【0003】
排泄においても高齢者が寝たきりにならず、極力日常動作を維持できるようトイレ誘導を行う等が好例である。
【0004】
日常動作が可能でも排泄に不安があるとされる、いわゆるアクティブシニアも増加しており、パンツ型の紙おむつ(吸収性物品)を着用することで、排泄不安を解消することができる。
【0005】
そのようなパンツ型吸収性物品の先行技術文献として、例えば特許文献1には、着用者の腹部に接する前身頃(1)と,着用者の背部に接する後身頃(2)と、着用者の股下にあてがわれる吸収体(3)と、着用者の股下の左右両側に形成されて、着用者の脚周りを被覆する左右の脚周り部(4)と、前身頃(1)と後身頃(2)の左右両側を互いに接合するサイドシール部(5)と、を有し,前身頃(1)と後身頃(2)をサイドシール部(5)において接合することによりウエスト開口部(6)が形成され、左右の脚周り部(4)のそれぞれによって左右のレッグ開口部(7)が形成された、ボクサーパンツ型の使い捨ておむつであって、左右の脚周り部(4)は、それぞれ、サイドシール部(5)の延長線上において、前身頃側部分(4a)と後身頃側部分(4b)とが解離していることにより,スリット(41)が形成されており、前身頃側部分(4a)と後身頃側部分(4b)の一方の外面には,前身頃側部分(4a)と後身頃側部分(4b)の他方の少なくとも一部を止め付けるための係止手段(42)が設けられている使い捨ておむつが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-134129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
パンツ型吸収性物品を着用する場合、歩行などの動作や着用において、従来のパンツタイプ紙おむつは漏れ防止の観点から締め付けが強すぎ、座位などの体勢によっては快適に着用しがたい状況が、様々な体形の着用者の中で生じている。
【0008】
また、疾病等による寝たきり状態からリハビリでトイレ誘導を行う場合等に、脚が細くなった着用者ではウエストサイズがフィットするパンツタイプを着用した際に脚周りが緩くなり、漏れが生じる事例が後を絶たない。
【0009】
そのような脚周りからの漏れを防止するために、特許文献1のようにタブ状の係止手段を設けている製品も販売されている。しかし、特許文献1では係止手段はボクサーパンツ型使い捨ておむつに設けられているため、パンツ型おむつそのものの選択がその時点で当該吸収性物品に限定されており、かつ、ボクサーパンツ型自体へ係止手段を備えたものであるため、製造コストが割高となる問題があった。
【0010】
また、臥位の体勢の変化等により脚周りの係止手段が不要な場合、余分な係止手段が脚周りにあることで着用感が低下してしまう他、アウター外への少量の漏れが生じる可能性を鑑みた場合、対応が十分とは言い難い。
(【0011】以降は省略されています)

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