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公開番号
2025004856
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-16
出願番号
2023104719
出願日
2023-06-27
発明の名称
チャックテーブル、チャックテーブルの製造方法及び研削方法
出願人
株式会社ディスコ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B24B
41/06 20120101AFI20250108BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】被加工物の研削の際に、被加工物の中心部分に大きな凹みが形成され難いチャックテーブル、チャックテーブルの製造方法及び研削方法を提供する。
【解決手段】被加工物を保持するための保持面を有するチャックテーブルであって、該保持面の一部となる表面の中央部に開口した凹部を有する枠体と、該保持面の他の一部となる表面を有し該凹部に取り付けられる板状のポーラス体と、を備え、該ポーラス体の該表面の該中央領域の空隙率が該ポーラス体の該中央領域を除く周縁領域の空隙率よりも大きく、該中央領域の密度が該周縁領域の密度よりも小さく、又は、該中央領域の硬度が該周縁領域の硬度よりも小さいチャックテーブル。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
被加工物を保持するための保持面を有するチャックテーブルであって、
該保持面の一部となる表面の中央部に開口した凹部を有する枠体と、
該保持面の他の一部となる表面を有し該凹部に取り付けられる板状のポーラス体と、を備え、
該ポーラス体の該表面の該中央領域の空隙率が該ポーラス体の該中央領域を除く周縁領域の空隙率よりも大きく、該中央領域の密度が該周縁領域の密度よりも小さく、又は、該中央領域の硬度が該周縁領域の硬度よりも小さいチャックテーブル。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
該ポーラス体の該中央領域と該周縁領域とは、同じ材質で構成される請求項1に記載のチャックテーブル。
【請求項3】
被加工物を保持するための保持面を有するチャックテーブルの製造方法であって、
該保持面の一部となる表面の中央部に開口した凹部を有する枠体を準備する枠体準備ステップと、
該保持面の他の一部となる表面を有し該凹部に取り付けられる板状のポーラス体を準備するポーラス体準備ステップと、
該ポーラス体を該凹部に取り付ける取り付けステップと、を含み、
該ポーラス体準備ステップでは、該ポーラス体の該表面の中央領域の空隙率が該ポーラス体の該中央領域を除く周縁領域の空隙率よりも大きい該ポーラス体、該中央領域の密度が該周縁領域の密度よりも小さい該ポーラス体、又は、該中央領域の硬度が該周縁領域の硬度よりも小さい該ポーラス体を準備するチャックテーブルの製造方法。
【請求項4】
該ポーラス体の該中央領域と該周縁領域とは、同じ材質で構成される請求項3に記載のチャックテーブルの製造方法。
【請求項5】
該ポーラス体の該中央領域は、第1粒径の粒子を焼結することにより製造され、該ポーラス体の該周縁領域は、該第1粒径よりも大きい第2粒径の粒子を焼結することにより製造される請求項4に記載のチャックテーブルの製造方法。
【請求項6】
該第1粒径は、該第2粒径の55%以上65%以下である請求項5に記載のチャックテーブルの製造方法。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれかに記載のチャックテーブルを用いて被加工物を研削する研削方法であって、
保持面用研削ホイールが装着されたスピンドルと該チャックテーブルとを回転させながら、該保持面用研削ホイールと該チャックテーブルとを該保持面に対して交差する所定の方向に沿って相対的に移動させることにより、該保持面用研削ホイールで該保持面を研削して整形する保持面整形ステップと、
該保持面に該被加工物を保持させる保持ステップと、
被加工物用研削ホイールが装着されたスピンドルと該チャックテーブルとを回転させながら、該被加工物用研削ホイールと該チャックテーブルとを該所定の方向に沿って相対的に移動させることにより、該被加工物用研削ホイールで該被加工物を研削する研削ステップと、を含む被加工物の研削方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、チャックテーブル、チャックテーブルの製造方法及び研削方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
IC(Integrated Circuit)等の複数個のデバイスが表面側に形成されたウェーハ等の被加工物は、研削装置により裏面が研削されて所定の厚みになるように加工される。所定の厚みに加工された被加工物は、その後、ダイシング装置等の分割装置により個々のデバイスに分割され、電子機器等に利用される。
【0003】
ウェーハを研削する研削装置の例として、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1には、被加工物が保持されるチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物を研削する研削ユニットとを備えた研削装置が開示されている。ここで、チャックテーブルの被加工物を保持する保持面は、保持面の中心を頂点とする円錐の側面に相当する形状を有する。
【0004】
また、研削ユニットは、回転軸となるスピンドルの先端部に固定されたホイールマウントを備えており、ホイールマウントには、被加工物を研削するための研削砥石を備えた研削ホイールが装着される。この研削ホイールを回転させながら研削砥石の研削加工面をチャックテーブルに保持された被加工物と接触させることにより、被加工物が研削される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-237210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のような円錐の側面に相当する形状のチャックテーブルの保持面に被加工物が保持された際に、保持面の中心領域(円錐の頂点に相当する領域)に配置された被加工物の中心部分が、保持面の形状に倣わず、被加工物の当該中心部分と保持面の中心領域との間に隙間が生じることがある。このような隙間があると、被加工物の中心部分の上面(被研削面)が、他の部分の上面よりも研削ホイール側に向かって突き出た状態になる。
【0007】
そして、このような状態で研削砥石の研削加工面を被加工物の上面側に接触させると、研削ホイール側に向かって突き出た被加工物の中心部分の研削量が、被加工物の他の部分の研削量に比べて大きくなる。この結果、研削後の被加工物の中心部分の厚みが、他の部分よりも薄くなり、被加工物の中心部分に比較的大きな凹みが形成されてしまうという問題があった。
【0008】
したがって、本発明の目的は、被加工物の研削の際に、被加工物の中心部分に大きな凹みが形成され難いチャックテーブル、チャックテーブルの製造方法及び研削方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一側面によれば、被加工物を保持するための保持面を有するチャックテーブルであって、該保持面の一部となる表面の中央部に開口した凹部を有する枠体と、該保持面の他の一部となる表面を有し該凹部に取り付けられる板状のポーラス体と、を備え、該ポーラス体の該表面の該中央領域の空隙率が該ポーラス体の該中央領域を除く周縁領域の空隙率よりも大きく、該中央領域の密度が該周縁領域の密度よりも小さく、又は、該中央領域の硬度が該周縁領域の硬度よりも小さいチャックテーブルが提供される。
【0010】
好ましくは、該ポーラス体の該中央領域と該周縁領域とは、同じ材質で構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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