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公開番号
2025005703
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023105992
出願日
2023-06-28
発明の名称
ガラス板の製造方法
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B24B
7/24 20060101AFI20250109BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】ガラス板の異常を検出する際のガラス板の破損等を抑止しつつ、ガラス板の異常を検出した後の端面加工工程を適正に実行できるようにする。
【解決手段】砥石12とガラス板Gとを相対移動させながら、砥石12を、相対移動の方向に延びるガラス板Gの第一端面Ga1に接触させて該端面Ga1を加工する端面加工工程を備えたガラス板の製造方法につき、砥石12と共にガラス板Gに対して相対移動し且つガラス板Gの第一端面Ga1に砥石12よりも先に接触可能とされた異常検出装置4の接触子6を、ガラス板Gの第一端面Ga1と、第一端面Ga1に直交する第二端面Gb2との少なくとも一方の端面に接触させてガラス板Gの異常を検出する異常検出工程と、異常検出工程でガラス板Gの異常を検出した時に、端面加工工程を中止する中止工程と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
加工具とガラス板とを相対移動させながら、前記加工具を、前記相対移動の方向に延びる前記ガラス板の第一辺の端面に接触させて該端面を加工する端面加工工程を備えたガラス板の製造方法であって、
前記加工具と共に前記ガラス板に対して相対移動し且つ前記ガラス板の第一辺の端面に前記加工具よりも先に接触するように構成された異常検出装置の接触子を、前記ガラス板の第一辺の端面と、前記第一辺の端面に直交する第二辺の端面との少なくとも一方の端面に接触させて前記ガラス板の異常を検出する異常検出工程と、
前記異常検出工程で前記ガラス板の異常を検出した時に、前記端面加工工程を中止する中止工程と、を備えることを特徴とするガラス板の製造方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記ガラス板の異常は、前記ガラス板の第一辺の端面に部分的に発生している凸部又は凹部であり、
前記端面加工工程の実行中に、前記異常検出工程が実行され、
前記異常検出工程では、前記接触子が前記凸部に乗り上がり又は前記凹部に入り込んだ場合を、前記ガラス板の異常とすることを特徴とする請求項1に記載のガラス板の製造方法。
【請求項3】
前記中止工程では、前記加工具を前記ガラス板と干渉しない位置に退避させ、前記中止工程の実行後に、前記ガラス板を廃棄し、又は前記凸部又は前記凹部を除去して再利用することを特徴とする請求項2に記載のガラス板の製造方法。
【請求項4】
前記接触子は、前記加工具よりも、前記ガラス板の前記第一辺の端面への接触圧が小さいことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載のガラス板の製造方法。
【請求項5】
前記異常検出装置は、揺動可能なアーム部材を備え、前記接触子は、前記アーム部材の先端に取り付けられ且つ前記ガラス板の第一辺の端面側に付勢され、
前記ガラス板は、定位置にセットされ、前記加工具と前記アーム部材とは、単一の移動基台に保持されて一体的に移動することを特徴とする請求項1~3の何れかに記載のガラス板の製造方法。
【請求項6】
前記端面加工工程は、一対の前記加工具を、前記ガラス板の一対の第一辺の端面に接触させることで行われ、
前記端面加工工程の実行前に、前記異常検出工程が実行されることを特徴とする請求項1に記載のガラス板の製造方法。
【請求項7】
前記ガラス板の異常は、第一辺に沿う方向に対する前記ガラス板の位置の異常であり、
前記異常検出工程では、一対の前記接触子が、前記ガラス板の一方の第二辺の端面に対して、第一辺に沿う方向における同位置で接触し、且つ、その位置が正規の位置と異なる場合を、前記ガラス板の異常とすることを特徴とする請求項6に記載のガラス板の製造方法。
【請求項8】
前記中止工程では、一対の前記加工具と前記ガラス板との相対移動を中止させ、前記中止工程の実行後に、前記位置の異常を修正して該ガラス板に対して前記端面加工工程を実行することを特徴とする請求項7に記載のガラス板の製造方法。
【請求項9】
前記ガラス板の異常は、第二辺に沿う方向に対する前記ガラス板の位置の異常であり、
前記異常検出工程では、一対の前記接触子が、前記ガラス板の一対の第一辺の端面に接触している時に、前記ガラス板の第二辺に沿う方向での一対の前記接触子の位置が何れも正規の位置と異なり、且つ、一対の前記接触子の相互間の間隔が正規の間隔と同一である場合を、前記ガラス板の異常とすることを特徴とする請求項6に記載のガラス板の製造方法。
【請求項10】
前記中止工程では、一対の前記加工具を前記ガラス板と干渉しない位置に退避させ、前記中止工程の実行後に、前記位置の異常を修正して該ガラス板に対して前記端面加工工程を実行することを特徴とする請求項9に記載のガラス板の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス板の製造方法に係り、詳しくは、端面加工工程を備えたガラス板の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶ディスプレイ等に使用されるガラス基板の製造工程では、大型のガラス原板(成形原板)から一枚または複数枚のガラス板を切り出すことが行われている。この切り出されたガラス板の端面に対しては、研削加工(粗加工)や研磨加工(仕上げ加工)が施されるのが通例である。このようなガラス板の端面加工工程を実行する際には、ガラス板に異常が発生している場合がある。
【0003】
ガラス板の異常に対する対策としては、例えば特許文献1に開示されているような対策が一例として挙げられる。同文献では、ガラス板の端面に発生している異常な凹凸が、ガラス板の異常とされている。そして、同文献には、加工具(例えば研削砥石)をガラス板の端面に押し付けて端面加工工程を実行している時に、加工具によって異常な凹凸を検知させ、加工具がそれを検知した時点で、加工具をガラス板の端面から離反させることが開示されている。
【0004】
また、他の例として、例えば特許文献2に開示されているような対策がある。同文献では、ガラス板の端面の位置ずれが、ガラス板の異常とされている。そして、同文献には、ガラス板の端面に加工具(砥石)よりも先に接触可能とされた接触子によって、ガラス板の端面の位置ずれを検知させ、検知した位置ずれに応じて加工具の位置を調整した後、加工具によって端面加工工程を実行することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6978724号公報
特許第7108240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示された対策によれば、ガラス板の端面に強く押し付けられている加工具が、当該端面に発生している異常な凹凸に到達することで、ガラス板の異常が検知される。そのため、ガラス板の異常を検知した時点で、凹凸を起点としてガラス板に割れ等の破損が生じるおそれがある。
【0007】
一方、特許文献2に開示されているように、ガラス板の端面の位置ずれに応じて加工具の位置を調整して端面加工工程を実行する対策によれば、加工具の位置の調整に狂いが生じやすいため、高精度な端面加工を施すことが困難になる。しかも、ガラス板の端面の位置ずれが大きい場合には、加工具の位置の調整によっては対応できない場合が有り得る。
【0008】
以上の観点から、本発明の課題は、ガラス板の異常を検出する際のガラス板の破損等を抑止しつつ、ガラス板の異常を検出した後の端面加工工程を適正に実行できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1) 上記課題を解決するために創案された本発明の第一の側面は、加工具とガラス板とを相対移動させながら、加工具を、相対移動の方向に延びるガラス板の第一辺の端面に接触させて該端面を加工する端面加工工程を備えたガラス板の製造方法であって、加工具と共にガラス板に対して相対移動し且つガラス板の第一辺の端面に加工具よりも先に接触するように構成された異常検出装置の接触子を、ガラス板の第一辺の端面と、第一辺の端面に直交する第二辺の端面との少なくとも一方の端面に接触させてガラス板の異常を検出する異常検出工程と、異常検出工程でガラス板の異常を検出した時に、端面加工工程を中止する中止工程と、を備えることに特徴づけられる。
【0010】
このような構成によれば、ガラス板の異常の検出が、異常検出装置の接触子によって行われるため、ガラス板への押し付け力を加工具のように強くする必要がなくなる。しかも、ガラス板の異常を検出した時に、端面加工工程を中止するため、その後に再び端面加工工程を実行する際には、ガラス板の異常とは無関係に新たな端面加工工程を実行することができる。これにより、ガラス板の異常を検出する際のガラス板の破損等を抑止しつつ、ガラス板の異常を検出した後の端面加工工程を適正に実行することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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