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公開番号
2025004626
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023104435
出願日
2023-06-26
発明の名称
医用画像処理装置、方法及びプログラム
出願人
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
A61B
6/03 20060101AFI20250107BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】臨床上の使用に適した基準面又は基準線の特定を可能にすること。
【解決手段】実施形態に係る医用画像処理装置は、抽出部と、特定部と、補正部とを備える。抽出部は、医用画像から注目部位を抽出する。特定部は、注目部位に基づく基準面又は基準線を特定する。補正部は、特定された基準面又は基準線を、注目部位の形態に基づいて補正する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
医用画像から注目部位を抽出する抽出部と、
前記注目部位に基づく基準面又は基準線を特定する特定部と、
特定された基準面又は基準線を、前記注目部位の形態に基づいて補正する補正部と、
を備える、医用画像処理装置。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記注目部位に対して留置する治療デバイスの形態を取得する形態取得部をさらに備え、
前記補正部は、前記注目部位の形態と、前記治療デバイスの形態との関係性に基づいて、前記基準面又は前記基準線を補正する、請求項1に記載の医用画像処理装置。
【請求項3】
前記基準面又は前記基準線に基づいて、前記治療デバイスの留置候補位置を設定する設定部をさらに備え、
前記補正部は、前記留置候補位置に留置された場合の前記治療デバイスの状態と、前記注目部位の形態との関係性に基づいて、前記基準面又は前記基準線を補正する、請求項2に記載の医用画像処理装置。
【請求項4】
前記形態取得部は、前記治療デバイスの変形情報をさらに取得し、
前記補正部は、前記変形情報に基づいて前記治療デバイスの変形後の形態を取得し、当該治療デバイスの変形後の形態と前記注目部位の形態との関係性に基づいて、前記基準面又は前記基準線を補正する、請求項2に記載の医用画像処理装置。
【請求項5】
前記抽出部は、経時的に収集された複数時相の医用画像から前記注目部位をそれぞれ抽出し、
前記補正部は、前記複数時相それぞれにおける注目部位の形態と、前記治療デバイスの形態との関係性に基づいて、前記基準面又は前記基準線を補正する、請求項2に記載の医用画像処理装置。
【請求項6】
前記注目部位に含まれる注目構造を特定する注目構造特定部をさらに備え、
前記補正部は、前記注目部位の形態と前記注目構造の形態とに基づいて、前記基準面又は前記基準線を補正する、請求項1に記載の医用画像処理装置。
【請求項7】
医用画像から注目部位を抽出し、
前記注目部位に基づく基準面又は基準線を特定し、
特定された基準面又は基準線を、前記注目部位の形態に基づいて補正する、
ことを含む、方法。
【請求項8】
医用画像から注目部位を抽出し、
前記注目部位に基づく基準面又は基準線を特定し、
特定された基準面又は基準線を、前記注目部位の形態に基づいて補正する、
各処理をコンピュータに実行させる、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、医用画像処理装置、方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、脳卒中(Stroke)予防のためのカテーテル治療による左心耳閉鎖術(Left Atrial Appendage Closure:LAAC)が注目されている。LAACでは、左心耳(Left Atrial Appendage:LAA)に治療デバイスを留置することで、左心耳内に血流が流れないようにし血栓の形成を予防する。ここで、LAAに留置する治療デバイスのサイズや留置位置を決定するためには、LAAの形態情報やLAAの入口(Ostium)に基づいた計測が必要となる。なお、LAAのOstiumとは、左心耳と左心房(Left Atrium:LA)との境界であり、左心耳の入口部の領域をいう。また、Ostiumの領域におけるLAAの軸に垂直な断面をOstium面と称す。Ostium面は、2次元平面であり、Ostium面上ではOstium領域は円形に描出される。CT(Computed Tomography)画像におけるOstium面の特定手段はいくつかの先行論文により示されている。
【0003】
上記したOstium面のような、注目部位(例えば、左心耳)に基づく基準面や基準線を特定する手法として、従来の臓器セグメンテーション技術を用いる方法が検討されている。しかしながら、臓器セグメンテーション技術を用いた方法では、実際に治療デバイスを留置できない基準面や基準線が特定される等、臨床上十分な精度での特定が難しい場合がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Andrew Schluchter, et al. “Vascular Landmark-Based Method for Highly Reproducible Measurement of Left Atrial Appendage Volume in Computed Tomography” Circ Cardiovasc Imaging. 2019;12:e009075. DOI: 10.1161/CIRCIMAGING.119.009075
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、臨床上の使用に適した基準面又は基準線の特定を可能にすることである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置付けることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る医用画像処理装置は、抽出部と、特定部と、補正部とを備える。抽出部は、医用画像から注目部位を抽出する。特定部は、前記注目部位に基づく基準面又は基準線を特定する。補正部は、特定された基準面又は基準線を、前記注目部位の形態に基づいて補正する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置の構成例を示す図である。
図2は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置の処理回路が有する各処理機能によって行われる処理の処理手順を示すフローチャートである。
図3は、第1の実施形態に係る特定機能による処理を説明するための図である。
図4Aは、第1の実施形態に係る治療デバイスの形態情報の一例を説明するための図である。
図4Bは、第1の実施形態に係る治療デバイスの形態情報の一例を説明するための図である。
図5は、第1の実施形態に係る補正機能による判定処理の一例を説明するための図である。
図6は、第1の実施形態に係る補正機能による判定処理の一例を説明するための図である。
図7は、第1の実施形態に係る補正機能による補正処理の一例を説明するための図である。
図8は、第1の実施形態に係る表示例を示す図である。
図9は、第2の実施形態に係る医用画像処理装置の構成例を示す図である。
図10は、第2の実施形態に係る医用画像処理装置の処理回路が有する各処理機能によって行われる処理の処理手順を示すフローチャートである。
図11は、第2の実施形態に係る補正機能による判定処理の一例を説明するための図である。
図12は、第2の実施形態に係る補正機能による補正処理の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、医用画像処理装置、方法及びプログラムの実施形態について詳細に説明する。なお、本願に係る医用画像処理装置、方法及びプログラムは、以下に示す実施形態によって限定されるものではない。また、以下の説明において、同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置の構成例を示す図である。例えば、図1に示すように、本実施形態に係る医用画像処理装置3は、医用画像診断装置1及び医用画像保管装置2と、ネットワークを介して通信可能に接続されている。なお、図1に示すネットワークには、その他種々の装置及びシステムが接続される場合でもよい。
【0010】
医用画像診断装置1は、被検体を撮像して医用画像を生成する。そして、医用画像診断装置1は、生成した医用画像をネットワーク上の各種装置に送信する。例えば、医用画像診断装置1は、X線診断装置、X線CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、超音波診断装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、PET(Positron Emission computed Tomography)装置等である。
(【0011】以降は省略されています)
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