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公開番号
2025004448
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023104141
出願日
2023-06-26
発明の名称
予測管理システムおよび予測管理プログラム
出願人
株式会社クボタ
代理人
弁理士法人芳野国際特許事務所
主分類
G16H
50/80 20180101AFI20250107BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】感染症の感染者数の増減傾向を予測できる予測管理システムおよび予測管理プログラムを提供すること。
【解決手段】予測管理システムは、下水のサンプルの採取日と、サンプルを分析することにより取得されサンプルに含まれる感染症の病原体に関する病原体データと、を互いに対応付けて記憶する病原体データ記憶装置53と、年月日と、年月日における陽性者数に関する陽性者数データと、を互いに対応付けて記憶する陽性者数データ記憶装置63、74と、採取日における病原体データを病原体データ記憶装置53から取得するとともに採取日以前の所定期間における陽性者数に関する陽性者数データを陽性者数データ記憶装置63、73から取得し、取得した病原体データと取得した陽性者数データとの比に基づいて採取日以後における増減傾向を予測し、予測した増減傾向に関する情報を送信する予測管理装置21と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
感染症の感染者数の増減傾向を予測する予測管理システムであって、
下水のサンプルの採取日と、前記サンプルを分析することにより取得され前記サンプルに含まれる前記感染症の病原体に関する病原体データと、を互いに対応付けて記憶する病原体データ記憶装置と、
年月日と、前記年月日における前記感染症の陽性者数に関する陽性者数データと、を互いに対応付けて記憶する陽性者数データ記憶装置と、
前記病原体データ記憶装置および前記陽性者数データ記憶装置と通信可能に接続され、前記採取日における前記病原体データを前記病原体データ記憶装置から取得するとともに前記採取日以前の所定期間における前記陽性者数に関する陽性者数データを前記陽性者数データ記憶装置から取得し、取得した前記病原体データと取得した前記陽性者数データとの比に基づいて前記採取日以後における前記増減傾向を予測し、予測した前記増減傾向に関する情報を送信する予測管理装置と、
を備えたことを特徴とする予測管理システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記陽性者数データを収集する機関により利用され前記陽性者数データ記憶装置を有する機関端末と、
住民により利用される利用者端末と、
をさらに備え、
前記病原体データ記憶装置は、前記サンプルの採取場所を前記採取日および前記病原体データにさらに対応付けて記憶し、
前記予測管理装置は、前記増減傾向に関する情報を前記機関端末に送信し、
前記機関端末は、前記予測管理装置から受信した前記増減傾向に関する情報に基づいて前記採取場所の近隣の前記住民の前記利用者端末に前記増減傾向を通知することを特徴とする請求項1に記載の予測管理システム。
【請求項3】
住民により利用される利用者端末と、
をさらに備え、
前記病原体データ記憶装置は、前記サンプルの採取場所を前記採取日および前記病原体データにさらに対応付けて記憶し、
前記予測管理装置は、前記増減傾向に関する情報に基づいて前記採取場所の近隣の前記住民の前記利用者端末に前記増減傾向を通知することを特徴とする請求項1に記載の予測管理システム。
【請求項4】
前記予測管理装置は、前記比に応じて前記増減傾向を区分し、区分された前記増減傾向に関する情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の予測管理システム。
【請求項5】
前記予測管理装置は、所定日における前記陽性者数データに対して前記所定日の1週間後における前記陽性者数データが増加した確率が所定確率以上となるときの前記比に基づいて、前記増減傾向を予測することを特徴とする請求項1に記載の予測管理システム。
【請求項6】
前記病原体データは、分流式下水道の汚水管を流れる前記下水の前記サンプルを分析することにより取得された前記病原体の濃度であることを特徴とする請求項1に記載の予測管理システム。
【請求項7】
前記病原体データは、分流式下水道の汚水管を流れる前記下水の前記サンプルを分析することにより取得された前記病原体の濃度に前記下水の流量を乗じて算出した前記病原体の負荷量であることを特徴とする請求項1に記載の予測管理システム。
【請求項8】
前記病原体データは、合流式下水道の合流管を流れる前記下水の前記サンプルを分析することにより取得された前記病原体の濃度であることを特徴とする請求項1に記載の予測管理システム。
【請求項9】
前記病原体データは、合流式下水道の合流管を流れる前記下水の前記サンプルを分析することにより取得された前記病原体の濃度に前記下水の流量を乗じて算出した前記病原体の負荷量であることを特徴とする請求項1に記載の予測管理システム。
【請求項10】
前記陽性者数データは、前記所定期間における前記陽性者数の合計値または平均値であることを特徴とする請求項1に記載の予測管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、感染症の感染者数の増減傾向を予測する予測管理システムおよび予測管理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
新型コロナウイルス等の感染症が拡散することを抑えるために、発熱などの症状が出た人に対してPCR検査や抗原検査などの感染症検査が行われている。そして、感染症検査で陽性反応が出た場合には、陽性者および濃厚接触者を隔離する対策などが行われている。しかし、陽性者の中には無症状の人がいたり、症状が出た場合であっても軽症等を理由として感染症検査を受けない人がいたりするため、感染症の感染者数の増減傾向を予測することは困難である。
【0003】
特許文献1には、採取結果データベースと、分析結果データベースと、滞在者データベースと、各データベースにアクセス可能なコンピュータプログラムと、を備えた感染症管理システムが開示されている。特許文献1に記載されたコンピュータプログラムは、施設から排出される下水が公共の下水管に流入するまでの経路において、採取期間中における下水から採取された試料中における感染性病原体の存在に関する情報が、少なくとも採取期間内における施設の滞在者中に感染性病原体の感染者が存在する可能性があることを示していた場合に、各データベースに記憶されたデータに基づいて、採取期間と滞在者が施設に滞在した期間とが重複する滞在者のリストを抽出するステップを実行可能である。
【0004】
しかし、特許文献1に記載された感染症管理システムでは、施設の滞在者中に感染性病原体の感染者が存在する可能性を示したり、採取期間と滞在者が施設に滞在した期間とが重複する滞在者のリストを抽出したりすることができる一方で、感染症の感染者数の増減傾向を予測することは困難である。すなわち、下水から採取した試料中における感染性病原体の存在に関する分析結果と、保健行政を通じて集計される陽性者数に関する集計結果と、の間には、結果が判明する時期について差異が生ずるため、感染症の感染者数の増減傾向を予測することは困難である。
【0005】
あるいは、下水から採取した試料中における感染性病原体の存在に関する分析(例えばPCR分析)は、連続分析ではない。すなわち、特許文献1に記載された感染症検査方法では、採取業者が下水から試料を採取して分析受託会社に提出し、分析受託会社が採取業者から提出された試料を分析して、試料中における感染性病原体の存在に関する情報を取得する。そのため、試料中における感染性病原体の存在に関する情報は、時間的に密に連続した情報とはならず、感染症の感染者数の増減傾向を予測することは困難である。このような背景のもと、新型コロナウイルス等の感染症の感染者数の増減傾向を予測することが望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第7031957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、感染症の感染者数の増減傾向を予測できる予測管理システムおよび予測管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1態様は、感染症の感染者数の増減傾向を予測する予測管理システムであって、下水のサンプルの採取日と、前記サンプルを分析することにより取得され前記サンプルに含まれる前記感染症の病原体に関する病原体データと、を互いに対応付けて記憶する病原体データ記憶装置と、年月日と、前記年月日における前記感染者の陽性者数に関する陽性者数データと、を互いに対応付けて記憶する陽性者数データ記憶装置と、前記病原体データ記憶装置および前記陽性者数データ記憶装置と通信可能に接続され、前記採取日における前記病原体データを前記病原体データ記憶装置から取得するとともに前記採取日以前の所定期間における前記陽性者数に関する陽性者数データを前記陽性者数データ記憶装置から取得し、取得した前記病原体データと取得した前記陽性者数データとの比に基づいて前記採取日以後における前記増減傾向を予測し、予測した前記増減傾向に関する情報を送信する予測管理装置と、を備えたことを特徴とする予測管理システムである。
【0009】
本発明の第2態様は、下水のサンプルの採取日と、前記サンプルを分析することにより取得され前記サンプルに含まれる感染症の病原体に関する病原体データと、を互いに対応付けて記憶する病原体データ記憶装置、および、年月日と、前記年月日における前記感染症の陽性者数に関する陽性者数データと、を互いに対応付けて記憶する陽性者数データ記憶装置と通信可能に接続され、前記感染症の感染者数の増減傾向を予測する予測管理装置のコンピュータにより実行される予測管理プログラムであって、前記コンピュータに、前記採取日における前記病原体データを前記病原体データ記憶装置から取得する第1取得ステップと、前記採取日以前の所定期間における前記感染症の陽性者数に関する陽性者数データを前記陽性者数データ記憶装置から第2取得ステップと、第1取得ステップにおいて取得した前記病原体データと第2取得ステップにおいて取得した前記陽性者数データとの比に基づいて前記採取日以後における前記増減傾向を予測ステップと、予測した前記増減傾向に関する情報を送信する送信ステップと、を実行させることを特徴とする予測管理プログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、感染症の感染者数の増減傾向を予測できる予測管理システムおよび予測管理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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