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公開番号2025004336
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023103955
出願日2023-06-26
発明の名称情報処理装置、温度計測機器、温度計測システム、装着位置ずれの判定方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G01K 13/20 20210101AFI20250107BHJP(測定;試験)
要約【課題】耳に装着して温度を計測する温度計測機器の装着位置のずれによる測定精度の低下を抑制する。
【解決手段】端末装置の制御部は、ユーザに装着される耳式体温計に備えられ、ユーザの耳内の温度を含む第一の温度を計測する第一計測部から、第一の温度の計測データである耳内温度データを取得し、ユーザの周囲の温度を含む第二の温度を計測する第二計測部12から、第二の温度の計測データである外気温データを取得する。そして、制御部は、耳内温度データの変化及び外気温データの変化に基づいて、耳式体温計1の装着位置にずれが生じたか否かを判定する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの耳内の温度を含む第一の温度を計測可能であり、ユーザに装着される温度計測機器に備えられる第一のセンサから、前記第一の温度を取得し、
前記ユーザの周囲の温度を含む第二の温度を計測する第二のセンサから、前記第二の温度を取得し、
前記第一の温度の温度変化及び前記第二の温度の温度変化に基づいて、前記温度計測機器の装着位置にずれが生じたか否かを判定する、
制御部を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第一のセンサは、前記温度計測機器において耳内に挿入される位置に配置され、
前記第二のセンサは、前記耳内に挿入された前記第一のセンサよりも耳外に近い側又は耳外に配置される、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記第一の温度の温度変化の傾きが所定の閾値を超えており、前記第一の温度の温度変化量が所定範囲内であり、かつ前記第二の温度の温度変化量が所定の閾値を下回っている場合に、前記温度計測機器の装着位置にずれが生じたと判断する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記第一の温度の温度変化の傾きが所定の閾値を超えており、前記第一の温度の温度変化量が所定範囲内であり、かつ、前記第一の温度の温度変化のタイミングが前記第二の温度の温度変化のタイミングより早い場合、前記温度計測機器の装着位置にずれが生じたと判断する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記温度計測機器の装着位置にずれが生じていると判断した場合、装着位置のずれを報知部に報知させる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記温度計測機器の装着位置にずれが生じていると判断した場合、前記第一のセンサから取得した前記第一の温度のデータにオフセット補正を施す、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
ユーザの耳内の温度を含む第一の温度を計測する第一のセンサと、
前記ユーザの周囲の温度を含む第二の温度を計測する第二のセンサと、
請求項1~6のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
を備える温度計測機器。
【請求項8】
ユーザの耳内の温度を含む第一の温度を計測する第一のセンサを備える温度計測機器と、
前記ユーザの周囲の温度を含む第二の温度を計測する第二のセンサと、
請求項1~6のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
を備える温度計測システム。
【請求項9】
少なくとも1以上のコンピュータが、
ユーザの耳内の温度を含む第一の温度を計測可能であり、ユーザに装着される温度計測機器に備えられる第一のセンサから、前記第一の温度を取得し、
前記ユーザの周囲の温度を含む第二の温度を計測する第二のセンサから、前記第二の温度を取得し、
前記第一の温度の温度変化及び前記第二の温度の温度変化に基づいて、前記温度計測機器の装着位置にずれが生じたか否かを判定する、
装着位置ずれの判定方法。
【請求項10】
少なくとも1以上のコンピュータに、
ユーザの耳内の温度を含む第一の温度を計測可能であり、ユーザに装着される温度計測機器に備えられる第一のセンサから、前記第一の温度を取得し、
前記ユーザの周囲の温度を含む第二の温度を計測する第二のセンサから、前記第二の温度を取得し、
前記第一の温度の温度変化及び前記第二の温度の温度変化に基づいて、前記温度計測機器の装着位置にずれが生じたか否かを判定する、
処理を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、温度計測機器、温度計測システム、装着位置ずれの判定方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、耳に装着する機器によってユーザの体温をセンシングする技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-136556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術により体温の計測を行う際、ユーザの動き等によって機器が正しい装着位置から動いてしまい、測定精度が下がる等の問題があった。
【0005】
本発明の課題は、耳に装着して温度を計測する温度計測機器の装着位置のずれによる測定精度の低下を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、
ユーザの耳内の温度を含む第一の温度を計測可能であり、ユーザに装着される温度計測機器に備えられる第一のセンサから、前記第一の温度を取得し、
前記ユーザの周囲の温度を含む第二の温度を計測する第二のセンサから、前記第二の温度を取得し、
前記第一の温度の温度変化及び前記第二の温度の温度変化に基づいて、前記温度計測機器の装着位置にずれが生じたか否かを判定する、
制御部を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、耳に装着して温度を計測する温度計測機器の装着位置のずれによる測定精度の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る温度計測システムの全体構成例を示す図である。
図1の温度計測システムの耳式体温計をユーザが装着し、端末装置をユーザが保持した様子を示す図である。
図1の耳式体温計の外観構成例を示す図である。
図1の耳式体温計の機能的構成を示すブロック図である。
図1の端末装置の機能的構成を示すブロック図である。
耳式体温計の装着位置を一時的にずらしたときの、第一計測部から取得された耳内温度データと、第二計測部から取得された外気温データの変化を示すグラフである。
第1の実施形態において図5の制御部により実行される位置ずれ判定処理Aの流れを示すフローチャートである。
外気温の変化の影響による耳内温度データの変化を示すグラフである。
第2の実施形態において図5の制御部により実行される位置ずれ判定処理Bの流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されている。そのため、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
【0010】
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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