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公開番号
2025003305
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2024052412
出願日
2024-03-27
発明の名称
推進システム、推進制御装置及び推進制御プログラム
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
主分類
B64D
31/16 20240101AFI20241226BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約
【課題】移動体の安全性を高めることができる推進システム、推進制御装置及び推進制御プログラムを提供する。
【解決手段】インバータ装置80では、インバータ高圧部86がインバータハウジング90に収容されている。インバータハウジング90では、インバータ開口部92及びインバータ蓋部95を有している。インバータ蓋部95は、インバータ高圧部86を隠すようにインバータ開口部92を覆っている。飛行制御装置40の制御モードがインターロックモードに設定されている場合、インバータ蓋部95の開放に伴ってバッテリ31からモータ61への電力供給が遮断される。制御モードがインターロック解除モードに設定されている場合、インバータ蓋部95が開放されてもバッテリ31からモータ61への電力供給が遮断されない。制御モードは、eVTOL10が飛行中である場合にインターロック解除モードに設定される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
飛行体(10)を推進させる推進システム(30)であって、
電源部(31)から供給される電力により、前記飛行体を推進させるために駆動するモータ(61)と、
前記電源部から前記モータに電力が供給されることに伴って、前記モータを駆動させるための駆動電圧が印加される駆動電圧部(86)と、
前記駆動電圧部を収容している駆動ハウジング(90)と、
前記駆動ハウジングの開口部(92)を開放可能に設けられ、前記駆動電圧部を隠すように前記開口部を覆っているハウジング蓋部(95)と、
前記電源部から前記モータへの電力供給を制御する制御モードとして、前記ハウジング蓋部の開放に伴って前記駆動電圧部への前記駆動電圧の印加が停止されるように前記電源部から前記モータへの電力供給を遮断するためのインターロックモードに設定するインターロック部(S104,S608)と、
前記飛行体が飛行中である場合に前記インターロックモードを解除するインターロック解除部(S111,S604)と、
を備えている推進システム。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記インターロック解除部は、
前記制御モードを、前記ハウジング蓋部が開放されても前記電源部から前記モータへの電力供給を継続するための継続モードに設定することで、前記インターロックモードを解除する、請求項1に記載の推進システム。
【請求項3】
前記インターロック解除部は、前記飛行体の離陸に合わせて前記インターロックモードを解除する、請求項1又は2に記載の推進システム。
【請求項4】
前記インターロック部は、前記飛行体の着陸に合わせて前記インターロックモードを設定する、請求項1又は2に記載の推進システム。
【請求項5】
前記インターロック部は、前記飛行体が地上にある場合に前記インターロックモードを維持する、請求項1又は2に記載の推進システム。
【請求項6】
前記制御モードが前記インターロックモードにあり、且つ前記ハウジング蓋部の開放に伴って前記電源部から前記モータへの電力供給が遮断された場合に、前記駆動電圧部の放電を行う放電実行部(S107,S612)、を備えている請求項1又は2に記載の推進システム。
【請求項7】
前記放電実行部は、
前記駆動電圧部の残留電力を前記モータに対して放電するモータ放電部(S201,S401,S402,S501)、を有している請求項6に記載の推進システム。
【請求項8】
前記放電実行部は、
前記飛行体のプロペラ(20)が回転しないように前記駆動電圧部の残留電力を前記モータに対して放電する停止放電部(S201,S401,S402)、を有している請求項6に記載の推進システム。
【請求項9】
前記放電実行部は、
前記飛行体のプロペラ(20)が回転するように前記駆動電圧部の残留電力を前記モータに対して放電する回転放電部(S501)、を有している請求項6に記載の推進システム。
【請求項10】
前記放電実行部は、
前記駆動電圧の残留電力を前記モータとは異なる放電回路(141)に対して放電する回路放電部(S301)、を有している請求項6に記載の推進システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この明細書における開示は、推進システム、推進制御装置及び推進制御プログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、モータを制御するためのシステムについて記載されている。このシステムでは、高電圧機器であるコントロールユニットが収容ボックスに収容されている。そして、収容ボックスのカバーが開放された場合に、コントロールユニットに供給される高電圧電力がインターロック回路により遮断される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-112902号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
モータは、飛行体を推進させるための駆動源として飛行体に搭載されることがある。例えば、上記特許文献1のシステムが飛行体に搭載された構成では、意図しない外力等により収容ボックスのカバーが開放されると、飛行体が飛行中であるにもかかわらず高電圧電力がインターロック回路により遮断される。この構成では、高電圧電力の遮断に伴ってモータ駆動が停止し、飛行体の推進力が不足するなど飛行体の安全性が低下することが懸念される。
【0005】
本開示の主な目的は、飛行体の安全性を高めることができる推進システム、推進制御装置及び推進制御プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
【0007】
上記目的を達成するため、開示された態様は、
飛行体(10)を推進させる推進システム(30)であって、
電源部(31)から供給される電力により、飛行体を推進させるために駆動するモータ(61)と、
電源部からモータに電力が供給されることに伴って、モータを駆動させるための駆動電圧が印加される駆動電圧部(86)と、
駆動電圧部を収容している駆動ハウジング(90)と、
駆動ハウジングの開口部(92)を開放可能に設けられ、駆動電圧部を隠すように開口部を覆っているハウジング蓋部(95)と、
電源部からモータへの電力供給を制御する制御モードとして、ハウジング蓋部の開放に伴って駆動電圧部への駆動電圧の印加が停止されるように電源部からモータへの電力供給を遮断するためのインターロックモードに設定するインターロック部(S104,S608)と、
飛行体が飛行中である場合にインターロックモードを解除するインターロック解除部(S111,S604)と、
を備えている推進システムである。
【0008】
上記推進システムによれば、制御モードがインターロックモードにある場合、ハウジング蓋部の開放に伴って駆動電圧部への駆動電圧の印加が停止される。この場合、駆動ハウジングの開口部から駆動電圧部が露出していても、作業者等の安全性が低下するということを抑制できる。しかも、飛行体が飛行中である場合には、インターロックモードが解除される。この場合、ハウジング蓋部が意図せずに開放されたとしても、電源部からモータへの電力供給がインターロックモードにより遮断されるということが発生しない。このため、ハウジング蓋部の開放に伴って飛行体の推進力が不足するなど飛行体の安全性が低下する、ということを抑制できる。以上のように、飛行体の安全性を高めることができる。
【0009】
開示された態様は、
電源部(31)から供給される電力により、飛行体(10)を推進させるために駆動するモータ(61)と、
電源部からモータに電力が供給されることに伴って、モータを駆動させるための駆動電圧が印加される駆動電圧部(86)と、
駆動電圧部を収容している駆動ハウジング(90)と、
駆動ハウジングの開口部(92)を開放可能に設けられ、駆動電圧部を隠すように開口部を覆っているハウジング蓋部(95)と、
を有する推進システム(30)を制御する推進制御装置(40)であって、
電源部からモータへの電力供給を制御する制御モードとして、ハウジング蓋部の開放に伴って駆動電圧部への駆動電圧の印加が停止されるように電源部からモータへの電力供給を遮断するためのインターロックモードに設定するインターロック部(S104,S608)と、
飛行体が飛行中である場合にインターロックモードを解除するインターロック解除部(S111,S604)と、
を備えている推進制御装置である。
【0010】
上記推進制御装置によれば、上記推進システムと同様に、飛行体の安全性を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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