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公開番号
2025002854
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023103223
出願日
2023-06-23
発明の名称
コンクリート部材の接合方法
出願人
共和コンクリート工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E03F
3/04 20060101AFI20241226BHJP(上水;下水)
要約
【課題】カルバートに接合したウイングがずれたり、あるいは傾倒したりするのを防止する。
【解決手段】カルバート1の側面に、プレキャストコンクリート製のウイング2を接合するコンクリート部材の接合方法であって、カルバート1に、側面より側方に突出する第一接合鉄筋15を上下方向に間隔を空けて複数設置し、ウイング2に、後面より後方に突出する第二接合鉄筋25を、カルバート1に設置する第一接合鉄筋15の位置に合わせるように上下方向に間隔を空けて複数設置するとともに、カルバート1の側面にウイング2を並べ、カルバート1の第一接合鉄筋15とウイング2の第二接合鉄筋25とを交差するように配置する工程と、カルバート1の第一接合鉄筋15とウイング2の第二接合鉄筋25とが交差する部分を上下方向にわたってコンクリートを打設して現場打ちコンクリート部を形成する工程と、を有するコンクリート部材の接合方法である。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
第一コンクリート部材の側面に、プレキャストコンクリート製の第二コンクリート部材を接合するコンクリート部材の接合方法であって、
第一コンクリート部材に、側面より側方に突出する第一接合鉄筋を上下方向に間隔を空けて複数設置し、第二コンクリート部材に、後面より後方に突出する第二接合鉄筋を、第一コンクリート部材に設置する第一接合鉄筋の位置に合わせるように上下方向に間隔を空けて複数設置するとともに、
第一コンクリート部材の側面に第二コンクリート部材を並べ、第一コンクリート部材の第一接合鉄筋と第二コンクリート部材の第二接合鉄筋とを交差するように配置する工程と、
第一コンクリート部材の第一接合鉄筋と第二コンクリート部材の第二接合鉄筋とが交差する部分を上下方向にわたってコンクリートを打設して現場打ちコンクリート部を形成する工程と、
を有することを特徴とするコンクリート部材の接合方法。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
請求項1に記載されたコンクリート部材の接合方法において、
第一コンクリート部材の第一接合鉄筋と第二コンクリート部材の第二接合鉄筋とが交差する部分に、環状のフープ鉄筋を上下方向に間隔を空けて複数設置するとともに、上下方向に向かう通し鉄筋を、複数のフープ鉄筋に当着し、上下方向に複数設置したフープ鉄筋を連結するコンクリート部材の接合方法。
【請求項3】
請求項1に記載されたコンクリート部材の接合方法において、
第一コンクリート部材の第一接合鉄筋と第二コンクリート部材の第二接合鉄筋とが交差する部分に、上下方向に螺旋状になるスパイラル鉄筋を設置するコンクリート部材の接合方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つのコンクリート部材を接合するコンクリート部材の接合方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、水路や地下道などを構築する場合、箱型で中央が開口する形状のコンクリート製のカルバートを用いることが知られている。つまり、施工現場において、カルバートを複数並べて敷設し、これらを連結することで、水路や地下道などを構築することができる。
【0003】
カルバートを用いた水路や地下道などの構築では、複数のカルバートを並べて敷設したときの一端側あるいは両端側に配置したカルバートの側面に、側方に向けて張り出す板状のウイングを取り付けることがある。このウイングをカルバートの側面に取り付けることで、カルバートの周囲の土砂が崩れるのを防ぐことができる。
【0004】
ウイングは、従来、コンクリートを打設して形成する現場打ちコンクリート製のものであったが、工期の短縮などを図るため、予め工場などで製作するプレキャストコンクリート製のものにする要望があった。そこで、カルバートへのウイングの取り付けは、プレキャストコンクリート製のウイングを使用し、このプレキャストコンクリート製のウイングをカルバートの側面に接合する。ウイングをカルバートの側面に接合する場合、例えば、ボルト・ナットや固定金具等の固定手段によりウイングをカルバートの側面に接合することが知られている(特許文献1)。
【0005】
しかしながら、プレキャストコンクリート製のウイングを使用してカルバートの側面に接合する場合、ボルト・ナットや固定金具等の固定手段によりウイングをカルバートの側面に接合すると、その接合する力が弱い。そのため、接合しているウイングが土圧などに耐えきれず、ウイングがずれたり、あるいは傾倒したりする問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-81795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、接合した第一コンクリート部材と第二コンクリート部材が土圧などを受けても、どちらか一方がずれたり、あるいは傾倒したりするのを防止できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、第一コンクリート部材の側面に、プレキャストコンクリート製の第二コンクリート部材を接合するコンクリート部材の接合方法であって、第一コンクリート部材に、側面より側方に突出する第一接合鉄筋を上下方向に間隔を空けて複数設置し、第二コンクリート部材に、後面より後方に突出する第二接合鉄筋を、第一コンクリート部材に設置する第一接合鉄筋の位置に合わせるように上下方向に間隔を空けて複数設置するとともに、第一コンクリート部材の側面に第二コンクリート部材を並べ、第一コンクリート部材の第一接合鉄筋と第二コンクリート部材の第二接合鉄筋とを交差するように配置する工程と、第一コンクリート部材の第一接合鉄筋と第二コンクリート部材の第二接合鉄筋とが交差する部分を上下方向にわたってコンクリートを打設して現場打ちコンクリート部を形成する工程とを有するコンクリート部材の接合方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、第一コンクリート部材の側面に第二コンクリート部材を並べたとき、第一コンクリート部材に設置した第一接合鉄筋と第二コンクリート部材に設置した第二接合鉄筋とを交差するように配置し、この部分にコンクリートを打設して現場打ちコンクリート部を形成することで、第一コンクリート部材と第二コンクリート部材とを強固に接合することができ、これにより、土圧などを受けても第一コンクリート部材と第二コンクリート部材のどちらか一方がずれたり、あるいは傾倒したりするのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
カルバートを用いて水路や地下道などを構築したときの斜視図である。
カルバートにウイングを取り付けたときの正面図である。
カルバートにウイングを取り付けたときの平面図である。
図4Aは、カルバートの側面の部分を上から見た拡大図であり、図4Bは、カルバートの側面の部分を後方から見た拡大図である。
図5Aは、ウイングにおけるカルバートに取り付ける側の端側の部分を上から見た拡大図であり、図5Bは、ウイングにおけるカルバートに取り付ける側の端側の部分を側方から見た拡大図である。
カルバートとウイングの接合方法の工程を示す図であり、図6Aは、カルバートの第一接合鉄筋とウイングの第二接合鉄筋とを交差するように配置した状態を上から見た拡大図であり、図6Bは、図6Aの後方から見た拡大図である。
カルバートとウイングの接合方法の工程を示す図であり、図7Aは、カルバートの第一接合鉄筋とウイングの第二接合鉄筋とが交差する部分にフープ鉄筋と通し鉄筋を設置した状態を上から見た拡大図であり、図7Bは、図7Aの後方から見た拡大図である。
フープ鉄筋の別の形状を示す上から見た拡大図である。
カルバートとウイングの接合方法の工程を示す図であり、図9Aは、カルバートの第一接合鉄筋とウイングの第二接合鉄筋とが交差する部分にコンクリート型枠を組み立てた状態を上から見た拡大図であり、図9Bは、図9Aの後方から見た拡大図である。
カルバートとウイングの接合方法の工程を示す図であり、図10Aは、カルバートの第一接合鉄筋とウイングの第二接合鉄筋とが交差する部分に現場打ちコンクリート部を形成した状態を上から見た拡大図であり、図10Bは、図10Aの後方から見た拡大図である。
カルバートの側面にウイングを傾けて接合したときの平面図である。
図12Aは、カルバートとウイングに第一接合鉄筋と第二接合鉄筋をそれぞれ二列に設置したときの上から見た拡大図であり、図12Bは、図12Aの後方から見た拡大図である。
図13Aは、カルバートの第一接合鉄筋とウイングの第二接合鉄筋とが交差する部分にスパイラル鉄筋を設置したときの上から見た拡大図であり、図13Bは、図13Aの後方から見た拡大図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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