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公開番号2025002721
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103057
出願日2023-06-23
発明の名称化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子及び電子機器
出願人出光興産株式会社
代理人弁理士法人大谷特許事務所
主分類H10K 85/60 20230101AFI20241226BHJP()
要約【課題】有機EL素子の性能をより改善する化合物及び有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、素子性能がより改善された有機EL素子、並びに、そのような有機EL素子を含む電子機器を提供する。
【解決手段】
陽極、陰極、及び該陽極と該陰極の間に配置された有機層を有し、前記有機層が、発光層と、前記発光層と前記陰極の間に配置された電子輸送層と、前記陽極と前記発光層の間に配置された正孔輸送帯域とを有し、前記有機層のうちの1層が下記式(1)で表わされる化合物を含み、前記有機層のうちの他の1層が下記式(1)で表される他の化合物を含む、有機エレクトロルミネッセンス素子。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
陽極、陰極、及び該陽極と該陰極の間に配置された有機層を有し、
前記有機層が、発光層と、前記発光層と前記陰極の間に配置された電子輸送層と、前記陽極と前記発光層の間に配置された正孔輸送帯域とを有し、
前記有機層のうちの1層が下記式(1)で表わされる化合物を含み、
前記有機層のうちの他の1層が下記式(1)で表される他の化合物を含む、有機エレクトロルミネッセンス素子。
JPEG
2025002721000375.jpg
37
108
(一般式(1)中、


及びR

のうち一方は置換又は無置換のメチル基であり、R

及びR

のうち他方は置換又は無置換のフェニル基である;

11
~R
18
は、それぞれ独立して、
水素原子、
ハロゲン原子、
ニトロ基、
シアノ基、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルキニル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリール基、
-Si(R
901
)(R
902
)(R
903
)で表される基、
-O-(R
904
)で表される基、
-S-(R
905
)で表される基、又は
-N(R
906
)(R
907
)で表される基である;

901
~R
907
は、それぞれ独立して、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリール基である;
ただし、R
11
~R
18
から選ばれる1つは*に結合する単結合を表し、*に結合する単結合ではないR
11
~R
18
から選ばれる隣接する2つは互いに結合して置換もしくは無置換の環構造を形成してもよいし、互いに結合せず、従って環構造を形成しなくてもよい;
Lは、単結合、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基、置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリーレン基、又は環形成炭素数6~50の芳香族炭化水素環及び環形成原子数5~50の芳香族複素環から選ばれる2以上の環が単結合を介して結合した置換もしくは無置換の二価の基である;
Arは、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリール基、又は置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基及び置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリール基から選ばれる2つの置換基を有する置換アミノ基である。)
続きを表示(約 5,700 文字)【請求項2】
Arが下記式(1a)~(1f)のいずれかで表される、請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
JPEG
2025002721000376.jpg
24
81
(式中、
*aはLへの結合位置である;


は酸素原子、硫黄原子、NR

、CR



、又はSiR



である;


は、置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリール基である;


及びR

は、それぞれ独立して、置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリール基であり、R

とR

は互いに結合して置換もしくは無置換のスピロ環を形成してもよいし、互いに結合せず、従ってスピロ環を形成しなくてもよい;


及びR

は、それぞれ独立して、置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリール基であり、R

とR

は互いに結合して置換もしくは無置換のスピロ環を形成してもよいし、互いに結合せず、従ってスピロ環を形成しなくてもよい;

21
~R
28
は、それぞれ独立して式(1)のR
11
~R
18
に関して定義したとおりである;
ただし、R
21
~R
28
、R

、R

、R

、R

、及びR

から選ばれる1つは*bに結合する単結合であり、*bに結合する単結合ではないR
21
~R
28
、R

、R

、R

、及びR

から選ばれる隣接する2つは互いに結合して置換もしくは無置換の環構造を形成してもよいし、互いに結合せず、従って環構造を形成しなくてもよい。)
JPEG
2025002721000377.jpg
15
53
(式中、
*aはLへの結合位置である;


及びL

は、それぞれ独立して、単結合、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基、置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリーレン基、又は環形成炭素数6~50の芳香族炭化水素環及び環形成原子数5~50の芳香族複素環から選ばれる2以上の環が単結合を介して結合した置換もしくは無置換の二価の基である;
Ar

及びAr

【請求項3】
前記式(1c)中、*aはLへの結合位置であり、
前記式(1d)中、*aはLへの結合位置であり、
前記式(1e)中、*aはLへの結合位置である、請求項2に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
【請求項4】
式(1b)におけるAr

及びAr

が、それぞれ独立して、下記式(a)~(e)のいずれかで表される基である、請求項2に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
JPEG
2025002721000382.jpg
194
152
(式(a)中、

210
~R
225
は、それぞれ独立して、水素原子、置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~30の6員環のみからなるアリール基、又は置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の複素環基である。
ただし、

210
~R
214
から選ばれる1つは*fに結合する単結合であり、

215
~R
220
から選ばれる1つは*gに結合する単結合であり、R
215
~R
220
から選ばれる他の1つは*hに結合する単結合であり、
***は、L

又はL

への結合位置を表し、
m1は0又は1、n1は0又は1であり、
m1が0でn1が0のとき、*hがL

又はL

に結合し、
m1が0でn1が1のとき、*fがL

又はL

に結合し、
m1が1でn1が0のとき、R
210
~R
214
から選ばれる一つが*hに結合する単結合であり、
k1は1又は2である。
前記単結合ではないR
210
~R
214
から選ばれる隣接する2つ、及び前記単結合でないR
215
~R
220
から選ばれる隣接する2つは、互いに結合せず、従って環構造を形成しない。
式(b)中、

210
~R
220
、*f、*g、*h、及び***は前記と同じであり、

226
~R
233
は、それぞれ独立して、水素原子、置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~30の6員環のみからなるアリール基、又は置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の複素環基である。
ただし、R
226
~R
233
から選ばれる一つは*iに結合する単結合である。
m2は0又は1、n2は0又は1であり、
m2が0でn2が0のとき、*hがL

又はL

に結合し、
【請求項5】
式(1)で表わされる化合物が少なくとも1個の重水素原子を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
【請求項6】
前記正孔輸送帯域と前記発光層が式(1)で表わされる化合物を含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
【請求項7】
前記正孔輸送帯域が含む式(1)で表わされる化合物が下記式(1-1)又は(1-2)で表わされ、前記発光層が含む式(1)で表わされる化合物が式(1-4)で表わされる、請求項1~6のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
JPEG
2025002721000383.jpg
34
151
(式中、X

は酸素原子、硫黄原子、NR

、CR



、又はSiR



である;


は、置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリール基である;


及びR

は、それぞれ独立して、置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリール基であり、R

とR

は互いに結合して置換もしくは無置換のスピロ環を形成してもよいし、互いに結合せず、従ってスピロ環を形成しなくてもよい;


及びR

は、それぞれ独立して、置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリール基であり、R

とR

は互いに結合して置換もしくは無置換のスピロ環を形成してもよいし、互いに結合せず、従ってスピロ環を形成しなくてもよい;

21
~R
28
は、それぞれ独立して、式(1)のR
11
~R
18
に関して定義したとおりである;
ただし、R
21
~R
28
、R

、R

、R

、R

、及びR

から選ばれる1つは*bに結合する単結合であり、*bに結合する単結合ではないR
21
~R
28
、R

、R

、R

、及びR

から選ばれる隣接する2つは互いに結合して置換もしくは無置換の環構造を形成してもよいし、互いに結合せず、従って環構造を形成しなくてもよい。)
JPEG
2025002721000384.jpg
34
128
(式中、L

及びL

は、それぞれ独立して、単結合、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基、置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリーレン基、又は環形成炭素数6~50の芳香族炭化水素環及び環形成原子数5~50の芳香族複素環から選ばれる2以上の環が単結合を介して結合した置換もしくは無置換の二価の基である;
Ar

及びAr

は、それぞれ独立して、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基又は置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリール基である。)
JPEG
2025002721000385.jpg
41
123
(式中、R
51
~R
59
【請求項8】
前記発光層が式(1)で表わされる化合物を含み、前記発光層が含む式(1)で表わされる化合物が、下記式(1-3)、(1-4)、又は(1-5)で表わされる、請求項1~6のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
JPEG
2025002721000386.jpg
42
120
(式中、R
31
~R
41
は、それぞれ独立して、式(1)のR
11
~R
18
に関して定義したとおりである;
ただし、R
31
~R
41
から選ばれる隣接する2つは互いに結合して置換もしくは無置換の環構造を形成してもよいし、互いに結合せず、従って環構造を形成しなくてもよい。)
JPEG
2025002721000387.jpg
41
123
(式中、R
51
~R
59
は、それぞれ独立して、式(1)のR
11
~R
18
に関して定義したとおりである;
ただし、R
51
~R
59
から選ばれる隣接する2つは互いに結合して置換もしくは無置換の環構造を形成してもよいし、互いに結合せず、従って環構造を形成しなくてもよい。)
JPEG
2025002721000388.jpg
38
123
(式中、R
61
~R
69
は、それぞれ独立して、式(1)のR
11
~R
18
に関して定義したとおりである;

61
~R
69
から選ばれる隣接する2つは互いに結合せず、従って環構造を形成しない。)
【請求項9】
前記発光層が式(1)で表わされる化合物を含み、前記発光層が含む式(1)で表わされる化合物は、*に結合する単結合ではないR
11
~R
18
から選ばれる隣接する2つが互いに結合して置換もしくは無置換の環構造を形成する、請求項1~8のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
【請求項10】
前記発光層が、主ピーク波長が500nm以下の蛍光発光を示す発光性化合物を含有する請求項1~9のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子及び電子機器を含む電子機器に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、“有機EL素子”と記載することもある)は陽極、陰極、及び陽極と陰極に挟まれた有機層から構成されている。両電極間に電圧が印加されると、陰極側から電子、陽極側から正孔が発光領域に注入され、注入された電子と正孔は発光領域において再結合して励起状態を生成し、励起状態が基底状態に戻る際に光を放出する。従って、電子又は正孔を発光領域に効率よく輸送し、電子と正孔との再結合を容易にする化合物及び素子構造の開発は高性能有機EL素子を得る上で重要である。
【0003】
特許文献1及び2には、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料として使用する化合物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2022/210818号
国際公開第2023/017704号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、多くの有機EL素子用の化合物及び素子構造が報告されているが、有機EL素子の性能を更に向上させる素子構造が依然として求められている。
【0006】
本発明は、前記の課題を解決するためになされたもので、有機EL素子の性能をより改善する化合物及び有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、素子性能がより改善された有機EL素子、並びに、そのような有機EL素子を含む電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、特許文献1及び2に記載の化合物を含む有機EL素子の性能について鋭意研究を重ねた結果、有機層のうちの1層が式(1)で表わされる化合物を含み、有機層のうちの他の1層が式(1)で表される他の化合物を含む有機EL素子は、より改善された性能を有することを見出した。
【0008】
一態様において、本発明は下記有機EL素子を提供する。
陽極、陰極、及び該陽極と該陰極の間に配置された有機層を有し、
前記有機層が、発光層と、前記発光層と前記陰極の間に配置された電子輸送層と、前記陽極と前記発光層の間に配置された正孔輸送帯域とを有し、
前記有機層のうちの1層が下記式(1)で表わされる化合物を含み、
前記有機層のうちの他の1層が下記式(1)で表される他の化合物を含む、有機エレクトロルミネッセンス素子。
JPEG
2025002721000001.jpg
36
108
(一般式(1)中、


及びR

のうち一方は置換又は無置換のメチル基であり、R

及びR

のうち他方は置換又は無置換のフェニル基である;

11
~R
18
は、それぞれ独立して、
水素原子、
ハロゲン原子、
ニトロ基、
シアノ基、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルキニル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリール基、
-Si(R
901
)(R
902
)(R
903
)で表される基、
-O-(R
904
)で表される基、
-S-(R
905
)で表される基、又は
-N(R
906
)(R
907
)で表される基である;

901
~R
907
は、それぞれ独立して、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリール基である;
ただし、R
11
~R
18
から選ばれる1つは*に結合する単結合を表し、*に結合する単結合ではないR
11
~R
18
から選ばれる隣接する2つは互いに結合して置換もしくは無置換の環構造を形成してもよいし、互いに結合せず、従って環構造を形成しなくてもよい;
Lは、単結合、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基、置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリーレン基、又は環形成炭素数6~50の芳香族炭化水素環及び環形成原子数5~50の芳香族複素環から選ばれる2以上の環が単結合を介して結合した置換もしくは無置換の二価の基である;
【0009】
他の態様において、本発明は、前記有機EL素子を含む電子機器を提供する。
【0010】
さらに他の態様において、本発明は下記式(10)で表される化合物を提供する。
JPEG
2025002721000002.jpg
38
67
(式(10)において、

100
は、水素、置換もしくは無置換のフェニル基、置換もしくは無置換のナフチル基、置換もしくは無置換のビフェニル基、又は置換もしくは無置換のフェナントレニル基であり、

200
は、水素、置換もしくは無置換のフェニル基、置換もしくは無置換のナフチル基、置換もしくは無置換のビフェニル基、又は置換もしくは無置換のフェナントレニル基であり、

100
とR
200
の少なくとも一方が置換もしくは無置換のフェニル基、置換もしくは無置換のナフチル基、置換もしくは無置換のビフェニル基、又は置換もしくは無置換のフェナントレニル基を表し、R
100
又はR
200
と、R
100
又はR
200
が結合するベンゼン環とは互いに架橋してもよく;
Ar
10
は、下記式(20)で表される基を表し;
Ar
20
は、下記式(30)で表される基を表す。
JPEG
2025002721000003.jpg
29
119
JPEG
2025002721000004.jpg
29
119
式(20)において、

51
及びR
52
のうち一方は無置換のメチル基であり、R
51
及びR
52
のうち他方は無置換のフェニル基、無置換のナフチル基、又は無置換のヘテロアリール基であり、R
51
及びR
52
は、互いに結合して環構造を形成するか、又は、互いに結合せず、従って環構造を形成せず;

105
~R
108
のいずれかが*pと結合する単結合を表し、
*pと結合する単結合でないR
105
~R
108
及びR
101
~R
104
は、それぞれ独立して、
水素原子、
ハロゲン原子、
ニトロ基、
シアノ基、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルキニル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50のヘテロアリール基、
-Si(R
901
)(R
902
)(R
903
)で表される基、
-O-(R
(【0011】以降は省略されています)

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