TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025021083
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124803
出願日
2023-07-31
発明の名称
化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子及び電子機器
出願人
出光興産株式会社
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
C07D
403/14 20060101AFI20250205BHJP(有機化学)
要約
【課題】有機エレクトロルミネッセンス素子を高効率で発光させることができる化合物を提供すること。
【解決手段】具体的には、例えば下記化合物TADF1、TADF2およびTADF3が示される。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025021083000149.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">60</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">166</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表される化合物。
TIFF
2025021083000142.tif
84
165
TIFF
2025021083000143.tif
35
165
(前記一般式(1)において、
X
1
~X
4
は、それぞれ独立に、窒素原子、又はCRxであり、
ただし、X
1
~X
4
のうち少なくとも1つ以上は窒素原子であり、
Rxが複数存在する場合、複数のRxは、互いに同一であるか又は異なり、
Y
1
~Y
3
は、それぞれ独立に、窒素原子、又はCHであり、
ただし、Y
1
~Y
3
のうち2つ以上が窒素原子であり、
A環、B環及びC環は、それぞれ独立に、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~60の芳香族炭化水素環、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~60の複素環であり、
Z
1
及びZ
2
は、それぞれ独立に、単結合、C(R
1
)(R
2
)、NR
3
、酸素原子、又は硫黄原子であり、
Ar
1
は、
水素原子、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
前記一般式(2)で表される基であり、
Ar
2
は、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
前記一般式(3)で表される基であり、
mは、1、2、3、4又は5であり、
nは、0、1、2、3又は4であり、
m+n=5であり、
mが2、3、4又は5である場合、
複数のX
1
は、互いに同一であるか、又は異なり、
複数のX
2
は、互いに同一であるか、又は異なり、
複数のX
3
は、互いに同一であるか、又は異なり、
複数のX
4
は、互いに同一であるか、又は異なり、
複数のA環は、互いに同一であるか、又は異なり、
複数のZ
1
は、互いに同一であるか、又は異なり、
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
Z
1
及びZ
2
は、単結合である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
A環、B環及びC環は、それぞれ独立に、
置換もしくは無置換のベンゼン環、又は
置換もしくは無置換のジベンゾチオフェン環である、
請求項1または請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
X
1
~X
3
のいずれか1つが窒素原子であり、窒素原子ではないX
1
~X
4
がCRxである、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
X
2
又はX
4
が窒素原子であり、窒素原子ではないX
1
~X
4
がCRxである、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
Y
2
及びY
3
の2つが窒素原子であり、かつY
1
がCHであるか、又は
Y
1
~Y
3
の3つが窒素原子である、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
Y
1
~Y
3
の3つが窒素原子である、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
Ar
1
は、
水素原子、又は
置換もしくは無置換のフェニル基、
置換もしくは無置換のビフェニル基、
置換もしくは無置換のフルオレニル基、
置換もしくは無置換のカルバゾリル基、
置換もしくは無置換のジベンゾフラニル基、又は
置換もしくは無置換のジベンゾチオフェニル基である、
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
Ar
2
は、
置換もしくは無置換のフェニル基、
置換もしくは無置換のビフェニル基、
置換もしくは無置換のフルオレニル基、
置換もしくは無置換のジベンゾフラニル基、又は
置換もしくは無置換のジベンゾチオフェニル基である、
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
前記一般式(1)で表される化合物中、下記一般式(1A)で表される部分構造は、それぞれ独立に、下記一般式(11A)~(14A)のいずれかで表される基である、
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の化合物。
TIFF
2025021083000144.tif
52
165
(前記一般式(1A)において、A環、X
1
~X
4
及びZ
1
は、それぞれ、前記一般式(1)におけるA環、X
1
~X
4
及びZ
1
と同義であり、
前記一般式(1A)で表される部分構造が複数存在する場合、複数の前記一般式(1A)で表される部分構造は、互いに同一であるか又は異なり、*1は、前記一般式(1)における*1と同義である。)
TIFF
2025021083000145.tif
72
165
(前記一般式(11A)~(14A)において、
R
311
~R
318
のうち隣接する2つ以上からなる組の1組以上が、
互いに結合して、置換もしくは無置換の単環を形成するか、
互いに結合して、置換もしくは無置換の縮合環を形成するか、又は
互いに結合せず、
前記置換もしくは無置換の単環を形成せず、かつ前記置換もしくは無置換の縮合環を形成しないR
311
~R
318
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルキニル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
-Si(R
901
)(R
902
)(R
903
)で表される基、
-O-(R
904
)で表される基、
-S-(R
905
)で表される基、
-N(R
906
)(R
907
)で表される基、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ニトロ基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の複素環基であり、
前記一般式(11A)~(14A)におけるR
901
~R
907
は、それぞれ、前記一般式(1)におけるR
901
~R
907
と同義であり、
*1は、前記一般式(1A)における*1と同義である。)
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子及び電子機器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、「有機EL素子」という場合がある。)に電圧を印加すると、陽極から正孔が発光層に注入され、また陰極から電子が発光層に注入される。そして、発光層において、注入された正孔と電子とが再結合し、励起子が形成される。このとき、電子スピンの統計則により、一重項励起子が25%の割合で生成し、及び三重項励起子が75%の割合で生成する。
一重項励起子からの発光を用いる蛍光型の有機EL素子は、携帯電話及びテレビ等のフルカラーディスプレイへ応用されつつあるが、内部量子効率25%が限界といわれている。有機EL素子の性能向上を図るため、有機EL素子に用いる化合物について様々な検討がなされている(例えば、特許文献1~2参照)。有機EL素子の性能としては、例えば、輝度、発光波長、色度、発光効率、駆動電圧、及び寿命が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2022/0177492号明細書
米国特許出願公開第2021/0066613号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ディスプレイ等の電子機器の性能を向上させるために、有機EL素子の性能の更なる向上が要望されている。
【0005】
本発明の目的は、有機エレクトロルミネッセンス素子を高効率で発光させることができる化合物を提供することである。本発明の別の目的は、当該化合物を含有する有機エレクトロルミネッセンス素子用材料を提供することである。本発明の別の目的は、高効率で発光する有機エレクトロルミネッセンス素子を提供すること、並びに当該有機エレクトロルミネッセンス素子を搭載した電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、下記一般式(1)で表される化合物が提供される。
【0007】
TIFF
2025021083000001.tif
84
165
【0008】
TIFF
2025021083000002.tif
34
165
【0009】
(前記一般式(1)において、
X
1
~X
4
は、それぞれ独立に、窒素原子、又はCRxであり、
ただし、X
1
~X
4
のうち少なくとも1つ以上は窒素原子であり、
Rxが複数存在する場合、複数のRxは、互いに同一であるか又は異なり、
Y
1
~Y
3
は、それぞれ独立に、窒素原子、又はCHであり、
ただし、Y
1
~Y
3
のうち2つ以上が窒素原子であり、
A環、B環及びC環は、それぞれ独立に、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~60の芳香族炭化水素環、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~60の複素環であり、
Z
1
及びZ
2
は、それぞれ独立に、単結合、C(R
1
)(R
2
)、NR
3
、酸素原子、又は硫黄原子であり、
Ar
1
は、
水素原子、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
前記一般式(2)で表される基であり、
Ar
2
は、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
前記一般式(3)で表される基であり、
mは、1、2、3、4又は5であり、
nは、0、1、2、3又は4であり、
m+n=5であり、
mが2、3、4又は5である場合、
複数のX
1
は、互いに同一であるか、又は異なり、
複数のX
2
は、互いに同一であるか、又は異なり、
複数のX
3
は、互いに同一であるか、又は異なり、
複数のX
4
は、互いに同一であるか、又は異なり、
複数のA環は、互いに同一であるか、又は異なり、
複数のZ
1
は、互いに同一であるか、又は異なり、
nが2、3又は4である場合、
複数のAr
1
は、互いに同一であるか、又は異なり、
【0010】
本発明の一態様によれば、本発明の一態様に係る化合物を含有する有機エレクトロルミネッセンス素子用材料が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
出光興産株式会社
情報処理装置及び情報処理プログラム
16日前
出光興産株式会社
有機エレクトロルミネッセンス素子及び電子機器
15日前
出光興産株式会社
油圧作動油組成物
16日前
出光興産株式会社
化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子及び電子機器
9日前
出光興産株式会社
化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子及び電子機器
17日前
高砂香料工業株式会社
香料組成物
16日前
小野薬品工業株式会社
GCL阻害剤
1か月前
日産化学株式会社
ピリジン化合物の製造方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
メタン製造装置
1か月前
築野グループ株式会社
脂肪酸エステル
3か月前
築野グループ株式会社
脂肪酸エステル
3か月前
日本化薬株式会社
シアノ複素環化合物の製造方法
8日前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
2か月前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
1か月前
JNC株式会社
ジアミンおよびこれを用いた重合体
1か月前
東ソー株式会社
1,2-ジクロロエタンの製造方法
15日前
田岡化学工業株式会社
多環芳香族化合物の製造方法
2か月前
個人
メタンガス生成装置およびメタンガス生成方法
8日前
個人
メタンガス生成装置およびメタンガス生成方法
8日前
株式会社クラレ
メタクリル酸メチルの製造方法
17日前
学校法人近畿大学
アミロイド線維検出プローブ
3か月前
株式会社トクヤマ
ベンジルヒドラジン誘導体の製造方法
2か月前
日本曹達株式会社
エチルメチルスルホンの製造方法
17日前
三井金属鉱業株式会社
金属化合物含有物
1か月前
個人
希土類有機錯体及びその製造方法並び応用
1か月前
住友化学株式会社
芳香族複素環化合物の製造方法
1か月前
大正製薬株式会社
MMP9阻害作用を有するインドール化合物
16日前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機金属錯体、発光デバイス
2か月前
東ソー株式会社
アデノ随伴ウイルス結合性タンパク質の精製方法
2か月前
公立大学法人大阪
尿素化合物の製造方法
1か月前
日本化薬株式会社
イソシアヌレート環を有する多官能アミン化合物
22日前
株式会社フラスク
含ホウ素化合物および有機EL素子
29日前
グリーンケミカルズ株式会社
4-ヒドロキシ安息香酸組成物
2か月前
東亞合成株式会社
ペプチドフラグメント及びその利用
2か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物、および発光デバイス
2か月前
ノーベルファーマ株式会社
ヒスチジン亜鉛2水和物の製造方法
2か月前
続きを見る
他の特許を見る