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公開番号
2025002372
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102505
出願日
2023-06-22
発明の名称
ハイブリッド車両の制御装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
B60W
20/00 20160101AFI20241226BHJP(車両一般)
要約
【課題】トランスミッションの変速時の燃費を向上させることができるハイブリッド車両の制御装置を提供すること。
【解決手段】エンジン2と、エンジン2の駆動力により発電する第1のモータジェネレータ4と、複数の変速ギア段を有してエンジン2から入力された駆動力を変速して出力するトランスミッション3と、トランスミッション3の変速中、エンジン2の駆動軸とトランスミッション3の入力軸を接続したままで、エンジン2に燃料を供給してエンジン2を駆動させ、エンジン2が発生するエンジントルクを第1のモータジェネレータ4の発電負荷でキャンセルしてトランスミッション3の入力軸からトランスミッション3の出力軸に伝達されるトルクをゼロにする制御部8と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンと、前記エンジンの駆動力により発電するモータジェネレータと、複数の変速ギア段を有して前記エンジンから入力された駆動力を変速して出力するトランスミッションと、を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、
前記トランスミッションの変速中、前記エンジンの駆動軸と前記トランスミッションの入力軸を接続したままで、前記エンジンに燃料を供給して前記エンジンを駆動させ、前記エンジンが発生するエンジントルクを前記モータジェネレータの発電負荷でキャンセルして前記トランスミッションの入力軸から前記トランスミッションの出力軸に伝達されるトルクをゼロにする制御部を備えるハイブリッド車両の制御装置。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記トランスミッションの変速中、前記エンジンの駆動軸と前記トランスミッションの入力軸を接続したままで、前記エンジンに燃料を供給して前記エンジンを熱効率が高い領域で駆動させ、前記エンジンが発生するエンジントルクを前記モータジェネレータの発電負荷でキャンセルして前記トランスミッションの入力軸から前記トランスミッションの出力軸に伝達されるトルクをゼロにする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記トランスミッションの変速開始時に、変速開始前とエンジン回転数が同じで、変速前よりもエンジン熱効率が高い領域の第1のエンジン動作点に前記エンジンの駆動状態を移行させ、変速完了前に、変速後の目標エンジン回転数と同じでエンジン熱効率が高い領域の第2のエンジン動作点に前記エンジンの駆動状態を移行させる請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、熱機関及び電気モータを備える、ハイブリッド推進を有する自動車用変速装置が記載されている。
【0003】
さらに特許文献1には、電気モータはプライマリラインの一端部に配置され、熱機関は、プライマリラインの、当該第1の端部とは反対側の第2の端部に配置される構造が記載されている。
【0004】
このように、エンジンの駆動軸がトランスミッションの入力軸と常時接続している構造がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2017-505887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1にはトランスミッションの変速時のエンジン制御について十分に記載されておらず、トランスミッションの変速時の燃費向上について改善の余地があった。
【0007】
そこで、本発明は、トランスミッションの変速時の燃費を向上させることができるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため本発明は、エンジンと、前記エンジンの駆動力により発電するモータジェネレータと、複数の変速ギア段を有して前記エンジンから入力された駆動力を変速して出力するトランスミッションと、を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、前記トランスミッションの変速中、前記エンジンの駆動軸と前記トランスミッションの入力軸を接続したままで、前記エンジンに燃料を供給して前記エンジンを駆動させ、前記エンジンが発生するエンジントルクを前記モータジェネレータの発電負荷でキャンセルして前記トランスミッションの入力軸から前記トランスミッションの出力軸に伝達されるトルクをゼロにする制御部を備えるものである。
【発明の効果】
【0009】
このように、本発明によれば、トランスミッションの変速時の燃費を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両の制御装置の概略構成図である。
図2は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両の制御装置のエンジン制御の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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