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公開番号2025001772
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023101432
出願日2023-06-21
発明の名称切除工具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類B26D 3/00 20060101AFI20241226BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】短時間で容易に切除することが可能な切除工具を提供する。
【解決手段】押出形材の押し出し方向と交差する突出方向に突出する突出部を切除するための切除工具であって、前記突出部を挟み互いに間隔を空けて対向し、各々前記押し出し方向に沿って設けられた一対の刃を有する本体部と、前記本体部に設けられ前記突出方向と交差する交差方向に延出された延出部と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
押出形材の押し出し方向と交差する突出方向に突出する突出部を切除するための切除工具であって、
前記突出部を挟み互いに間隔を空けて対向し、各々前記押し出し方向に沿って設けられた一対の刃を有する本体部と、
前記本体部に設けられ前記突出方向と交差する交差方向に延出された延出部と、
を有することを特徴とする切除工具。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
請求項1に記載の切除工具であって、
前記一対の刃は各々、互いに対向する方向に張り出して設けられており、
前記一対の刃のうちの少なくとも一方は、前記押し出し方向における中央から両端に向かって張り出し量が漸次小さく形成されていることを特徴とする切除工具。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の切除工具であって、
前記本体部には、前記突出方向に沿う補助ハンドルが設けられていることを特徴とする切除工具。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の切除工具であって、
前記本体部は、前記一対の刃のいずれか一方をそれぞれ備え、互いに分離可能に接合される2つの刃部材を有していることを特徴とする切除工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、形材を切除するための切除工具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
押出形材を、押し出し方向となる長手方向に沿って切除する方法として、例えば、建具において押出形材でなる枠材の一部を長手方向に沿って切除する切除方法は知られている(例えば、特許文献1参照)。この切除方法は、押出形材の切除対象となる部分に、予め長手方向に沿ってガイド溝を設けておく。そして、このガイド溝に沿ってカッターの刃の先端を挿入し、ある程度の深さの切り込みを形成し、次に、ペンチによりガイド溝より先端側の部分を掴み、力を加えて部分的に折り曲げ押出形材の金属疲労により切離させて切断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-118321号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような切除方法は、押出形材の切除対象となる部位に、予めガイド溝を形成しておかなければならないので、予め切除対象となっていない部位を切除する際には適用できない。また、カッターによりガイド溝に切り込みを形成した後に、ペンチによりガイド溝より先端側の部分を掴み、力を加えて部分的に折り曲げるので、2つの工程を経る必要があり、作業が繁雑であるとともに、作業時間が長く必要である。また、ペンチにより折り曲げて分離する作業は、押出形材の金属疲労により分離するので、多大な力を掛ける必要があり、作業者の負担が大きいという課題があった。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、短時間で容易に切除することが可能な切除工具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的を達成するための主たる発明は、押出形材の押し出し方向と交差する突出方向に突出する突出部を切除するための切除工具であって、前記突出部を挟み互いに間隔を空けて対向し、各々前記押し出し方向に沿って設けられた一対の刃を有する本体部と、前記本体部に設けられ前記突出方向と交差する交差方向に延出された延出部と、を有することを特徴とする切除工具である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、短時間で容易に切除することが可能な切除工具を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る切除工具を示す正面図である。
本実施形態に係る切除工具の構成を示す分解図である。
図2における基部材のA矢視図である。
図4(a)は、第1刃部材の平面図であり、図4(b)は、第1刃部材の正面図である。
図5(a)は、第2刃部材の平面図であり、図5(b)は、第2刃部材の正面図であり、図5(c)は、図5(a)におけるB矢視図である。
図6(a)は、第2刃部材を取り外した切除工具を突出部に対して配置した状態を示す図であり、図6(b)は、第2刃部材を取り付けた状態を示す図である。
図7(a)は、図6(b)におけるC矢視図であり、図7(b)は、図6(b)におけるD-D断面図である。
切除工具により突出部を切除している状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る切除工具の一実施形態について図を参照して説明する。
本発明の切除工具1は、例えば、建具の枠体を構成し、押出形材でなる枠材において、押し出し方向と交差する方向に突出しているレールや止水材の嵌合部などを切除する際に使用する切除工具である。
【0010】
たとえば、既に建築物に設置された建具の既設枠を残した状態で、その内周に新たな建具を設置する場合がある。この場合には、既設枠の内周に新たな建具の新設枠を取り付ける。このとき、既設枠に設けられているレール等と新設枠との干渉を防ぐべく、既設枠と新設枠との間に嵩上げ用のアタッチメントを改装させると、新設枠により形成される開口が狭くなる。このため、既設枠において押し出し方向と交差する方向に突出するレール等の突出部を切除して、嵩上げせずに、または、嵩上げ量を小さくして新設枠を取り付けることが望ましい。しかしながら、突出部を切除する作業は、繁雑で多大な時間と労力が費やされる。本発明の切除工具は、突出部を短時間で容易に切除することを可能とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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