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公開番号
2025001540
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-08
出願番号
2023101175
出願日
2023-06-20
発明の名称
コイル装置
出願人
TDK株式会社
代理人
前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類
H01F
27/32 20060101AFI20241225BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】耐圧信頼性に優れた小型のコイル装置を提供すること。
【解決手段】コイル装置1は、第1筒部41と、端子30bが設けられた端子台42とを有する第1ボビン40と、第1筒部41に設けられた第1巻回部11と、第1巻回部11から引き出され、端子30bに接続された第1引出部12bとを有する第1ワイヤ10と、第1筒部41を収容する第2筒部51と、第2筒部51と端子台42との間に位置する介在部56とを有する第2ボビン50と、第2筒部51に設けられた第2巻回部21と、第2巻回部21から第1引出部12bとは反対側に引き出された第2引出部22bとを有する第2ワイヤ20と、を有する。介在部56の外面には、凹凸57が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1筒部と、端子が設けられた端子台とを有する第1ボビンと、
前記第1筒部に設けられた第1巻回部と、前記第1巻回部から引き出され、前記端子に接続された第1引出部とを有する第1ワイヤと、
前記第1筒部を収容する第2筒部と、前記第2筒部と前記端子台との間に位置する介在部とを有する第2ボビンと、
前記第2筒部に設けられた第2巻回部と、前記第2巻回部から前記第1引出部とは反対側に引き出された第2引出部とを有する第2ワイヤと、を有し、
前記介在部の外面には、凹凸が形成されているコイル装置。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記凹凸を構成する凹部および凸部は、前記第2筒部の軸方向に対して直交する方向に延在している請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記介在部は、底部と、前記底部から立ち上がる側部とを有し、
前記凹凸は、少なくとも前記側部に形成されている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項4】
前記介在部は、底部と、前記底部から立ち上がる側部とを有し、
前記凹凸は、少なくとも前記底部に形成されている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項5】
前記介在部は、底部と、前記底部から立ち上がる側部とを有し、
前記凹凸は、前記底部から前記側部にかけて連続的に形成されている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記第2ボビンの底に取り付けられ、前記第2巻回部と前記第2引出部との間に配置されたカバーをさらに有し、
前記カバーには、カバー凹凸が形成されており、
前記カバー凹凸は、前記凹凸に対応する位置に位置する請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項7】
前記カバー凹凸は、前記凹凸と係合している請求項6に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記カバー凹凸は、前記カバーの外面および内面に形成されている請求項6に記載のコイル装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えばトランスに用いられるコイル装置として、特許文献1に示されるコイル装置が知られている。特許文献1のコイル装置は、ボビンと、ボビンに取り付けられたコアと、ボビンに巻回された第1ワイヤおよび第2ワイヤとを有する。ボビンは、第1ワイヤの第1巻回部および第2ワイヤの第2巻回部が設けられた筒部と、筒部の軸方向の一端に形成され、第1端子が設けられた第1端子台と、筒部の軸方向の他端に形成され、第2端子が設けられた第2端子台とを有する。第1端子には第1ワイヤの第1引出部が接続されており、第2端子には第2ワイヤの第2引出部が接続されている。筒部の内部には、I型コアが挿入されており、I型コアの軸方向の両端には、筒部の外側に配置されたU型コアが連結されている。
【0003】
特許文献1のコイル装置では、第1巻回部および第2巻回部がボビンの軸方向に沿って配置されている。そのため、第1巻回部および第2巻回部の設置スペースを確保するために、不可避的に、ボビンの軸方向の長さが長くなり、コイル装置の小型化を図ることが困難である。また、特許文献1のコイル装置には、コア、第1ワイヤおよび第2ワイヤといった複数の通電部材が具備されている。そのため、コイル装置の小型化を図ろうとすると、いずれかの通電部材間の距離が短くなり、耐圧が低下するおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-186024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、耐圧信頼性に優れた小型のコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
第1筒部と、端子が設けられた端子台とを有する第1ボビンと、
前記第1筒部に設けられた第1巻回部と、前記第1巻回部から引き出され、前記端子に接続された第1引出部とを有する第1ワイヤと、
前記第1筒部を収容する第2筒部と、前記第2筒部と前記端子台との間に位置する介在部とを有する第2ボビンと、
前記第2筒部に設けられた第2巻回部と、前記第2巻回部から前記第1引出部とは反対側に引き出された第2引出部とを有する第2ワイヤと、を有し、
前記介在部の外面には、凹凸が形成されている。
【0007】
本発明に係るコイル装置は第1ボビンと第2ボビンとを有し、第1筒部が第2筒部の内部に収容されている。すなわち、第1筒部と第2筒部とは重なって配置されているため、従来技術に比べて、第1筒部(第2筒部)の軸方向に関して、コイル装置の長さが短くなり、コイル装置の小型化を図ることができる。また、本発明に係るコイル装置では、第2筒部と第1ボビンの端子台との間に介在部が位置しており、介在部の外面には凹凸が形成されている。そのため、凹凸の度合いに応じて、第2筒部に設けられた第2巻回部と、端子台に設けられた端子(端子に接続された第1引出部)との間の沿面距離が延長され、第2巻回部と端子との間の絶縁性を確保することができる。したがって、本発明によれば、第2巻回部と端子との間の耐圧を低下させることなく、コイル装置の小型化を図ることが可能であり、耐圧信頼性に優れた小型のコイル装置を実現することができる。
【0008】
前記凹凸を構成する凹部および凸部は、前記第2筒部の軸方向に対して直交する方向に延在していてもよい。この場合、凹部および凸部の繰り返し数に応じて、第2筒部に設けられた第2巻回部と、端子台に設けられた端子との間の沿面距離を延長することができる。
【0009】
前記介在部は、底部と、前記底部から立ち上がる側部とを有し、前記凹凸は、少なくとも前記側部に形成されていてもよい。この場合、側部において、第2筒部に設けられた第2巻回部と、端子台に設けられた端子との間の沿面距離が延長され、これらの間に側部を通じた電流パスが形成されることを防止することができる。
【0010】
前記介在部は、底部と、前記底部から立ち上がる側部とを有し、前記凹凸は、少なくとも前記底部に形成されていてもよい。この場合、底部において、第2筒部に設けられた第2巻回部と、端子台に設けられた端子との間の沿面距離が延長され、これらの間に底部を通じた電流パスが形成されることを防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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