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公開番号
2025018556
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023122359
出願日
2023-07-27
発明の名称
ノード及びレザバー素子
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06N
3/044 20230101AFI20250130BHJP(計算;計数)
要約
【課題】短期記憶性能に優れる、ノード及びレザバー素子を提供することを目的とする。
【解決手段】本実施形態に係るノードは、第1入力端子と第2入力端子と第1信号保持回路と第1出力端子とを備える、第1入力端子は、レザバー素子への入力信号を伝える入力源に接続できるように構成されている。第2入力端子は、少なくとも一つ以上の他のノードに接続できるように構成されている。第1信号保持回路の第1端子は、前記第1入力端子及び第2入力端子に接続されている。第1信号保持回路の第2端子は、前記第1出力端子に接続されている。第1出力端子は、少なくとも一つ以上の他のノードに接続できるように構成されている。第1信号保持回路は、前記入力信号と前記第2入力端子からの伝搬信号とが合流した合流信号を保持し、変換する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1入力端子と第2入力端子と第1信号保持回路と第1出力端子とを備え、
前記第1入力端子は、レザバー素子への入力信号を伝える入力源に接続できるように構成され、
前記第2入力端子は、少なくとも一つ以上の他のノードに接続できるように構成され、
前記第1信号保持回路の第1端子は、前記第1入力端子及び第2入力端子に接続され、
前記第1信号保持回路の第2端子は、前記第1出力端子に接続され、
前記第1出力端子は、少なくとも一つ以上の他のノードに接続できるように構成され、
前記第1信号保持回路は、前記入力信号と前記第2入力端子からの伝搬信号とが合流した合流信号を保持し、変換する、ノード。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1信号保持回路は、第1スイッチと第2スイッチと第1コンデンサと第2コンデンサと増幅回路とを備え、
前記第1スイッチは、前記第1端子と前記第1コンデンサとの間にあり、
前記第1コンデンサは、前記第1スイッチと前記第2スイッチとの間にあり、
前記第2スイッチは、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの間にあり、
前記第2コンデンサは、前記第2スイッチと前記第2端子との間にあり、
前記増幅回路は、前記第1コンデンサに接続され、前記第1コンデンサの電位を増幅する、請求項1に記載のノード。
【請求項3】
前記第1コンデンサは、静電容量が可変な可変コンデンサである、請求項2に記載のノード。
【請求項4】
前記第1スイッチがONの際に前記第2スイッチはOFFであり、
前記第2スイッチがONの際に前記第1スイッチはOFFである、請求項2に記載のノード。
【請求項5】
前記第1スイッチのONとOFFとを制御する第1クロック信号、又は、前記第2スイッチのONとOFFとを制御する第2クロック信号は可変である、請求項2に記載のノード。
【請求項6】
前記第2端子に接続された第2出力端子をさらに備え、
前記第2出力端子は、前記レザバー素子の外部に信号を出力するリードアウトに接続できるように構成されている、請求項1に記載のノード。
【請求項7】
前記第2出力端子と前記第2端子との間に、第3スイッチをさらに備える、請求項6に記載のノード。
【請求項8】
非線形回路をさらに備え、
前記非線形回路は、前記第2端子と前記第1出力端子とに接続される、請求項1に記載のノード。
【請求項9】
前記非線形回路は、入力された第1信号を第2信号に非線形変換し、
前記第2信号と前記第1信号とは、y≠ax+bの関係式を満たし、
前記関係式において、yは第2信号であり、xは第1信号であり、a及びbが任意の値である、請求項8に記載のノード。
【請求項10】
前記第2入力端子は、複数のノードに接続できるように構成されている、請求項1に記載のノード。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノード及びレザバー素子に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ニューロモルフィックデバイスは、ニューラルネットワークにより人間の脳を模倣した素子である。ニューロモルフィックデバイスは、人間の脳におけるニューロンとシナプスとの関係を人工的に模倣している。
【0003】
ニューロモルフィックデバイスは、例えば、階層状に配置されたチップ(脳におけるニューロン)と、これらの間を繋ぐ伝達手段(脳におけるシナプス)と、を有する。ニューロモルフィックデバイスは、伝達手段(シナプス)が学習することで、問題の正答率を高める。学習は将来使えそうな知識を情報から見つけることであり、ニューロモルフィックデバイスでは入力されたデータに重み付けをする。
【0004】
ニューラルネットワークの一つとして、リカレントニューラルネットワークが知られている。リカレントニューラルネットワークは、非線形な時系列のデータを扱うことができる。非線形な時系列のデータは、時間の経過とともに値が変化するデータであり、株価等はその一例である。リカレントニューラルネットワークは、後段の階層のニューロンでの処理結果を前段の階層のニューロンに戻すことで、時系列のデータを処理することができる。
【0005】
レザバーコンピューティングは、リカレントニューラルネットワークを実現する一つの手段である。レザバーコンピューティングは、内部結合に基づいて、信号を相互作用させることで、再帰的な処理を行う。近年、例えば、非特許文献1に記載のように、レザバーコンピューティングの概念を実際の素子で実現しようとする試みがされている。レザバーコンピューティングの概念を適用した素子は、物理レザバー素子、レザバー素子と称される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
K. Toprasertpong, E. Nako, Z. Wang, R. Nakane, M. Takenaka, and S. Takagi, “Reservoir computing on a silicon platform with a ferroelectric field-effect transistor”, Communications Engineering, 1, 21, August 2022. (DOI: 10.1038/s44172-022-00021-8).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
レザバー素子に求められる性能の一つとして短期記憶性能がある。短期記憶性能は、過去の情報をどれだけ記憶でき、また忘却できるかという尺度である。一般には、所与のタスクに対して最適な短期記憶性能を持つレザバー素子は、時系列データの中の現在以前の必要な区間のデータを参酌し、一方で必要以上に古い過去のデータを無視することで推定解を出力する。しかしながら、レザバー素子を電子回路や物理的な素子等で実現しようとした場合、短期記憶性能が十分には確保できないことが課題となっている。その結果、短期記憶性能に劣るレザバー素子は、時系列データの直前のデータのみを用いて推定解を出力するため、十分な性能が得られない。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、短期記憶性能に優れるノード及びレザバー素子を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)第1の態様にかかるノードは、第1入力端子と第2入力端子と第1信号保持回路と第1出力端子とを備える。前記第1入力端子は、レザバー素子への入力信号を伝える入力源に接続できるように構成されている。前記第2入力端子は、少なくとも一つ以上の他のノードに接続できるように構成されている。前記第1信号保持回路の第1端子は、前記第1入力端子及び第2入力端子に接続されている。前記第1信号保持回路の第2端子は、前記第1出力端子に接続されている。前記第1出力端子は、少なくとも一つ以上の他のノードに接続できるように構成されている。前記第1信号保持回路は、前記入力信号と前記第2入力端子からの伝搬信号とが合流した合流信号を保持し、変換する。
【0010】
(2)上記態様にかかるノードにおいて、前記第1信号保持回路は、第1スイッチと第2スイッチと第1コンデンサと第2コンデンサと増幅回路とを備えてもよい。前記第1スイッチは、前記第1端子と前記第1コンデンサとの間にある。前記第1コンデンサは、前記第1スイッチと前記第2スイッチとの間にある。前記第2スイッチは、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの間にある。前記第2コンデンサは、前記第2スイッチと前記第2端子との間にある。前記増幅回路は、前記第1コンデンサに接続され、前記第1コンデンサの電位を増幅する。
(【0011】以降は省略されています)
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