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公開番号
2025010799
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023113015
出願日
2023-07-10
発明の名称
電力変換装置および電力変換システム
出願人
TDK株式会社
代理人
弁理士法人つばさ国際特許事務所
主分類
H02M
3/28 20060101AFI20250116BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電圧のリップルを小さくすることができる電力変換装置を得る。
【解決手段】本開示の一実施の形態に係る電力変換装置は、第1の電力端子と、スイッチング素子を有するスイッチング回路と、スイッチング回路に接続された第1の巻線と、第2の巻線とを有するトランスと、第2の巻線に接続され、スイッチング素子を有する整流回路と、平滑回路と、第2の電力端子と、制御回路と、駆動回路とを備える。制御回路は、第1の電力端子から第2の電力端子に向かって電力を供給する前において、第1の動作および第2の動作を交互に行うことが可能であり、第1の動作において、第2の電力端子から第1の電力端子に対して第1の電力を供給し、第2の動作において、第2の電力端子から第1の電力端子に対して、第1の電力よりも小さい第2の電力を供給するように、スイッチング回路および整流回路の動作を制御可能である。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の電力端子と、
前記第1の電力端子に接続され、第1の駆動信号に基づいてスイッチング動作を行うことが可能なスイッチング素子を有するスイッチング回路と、
前記スイッチング回路に接続された第1の巻線と、第2の巻線とを有するトランスと、
前記第2の巻線に接続され、第2の駆動信号に基づいてスイッチング動作を行うことが可能なスイッチング素子を有する整流回路と、
前記整流回路に接続された平滑回路と、
前記平滑回路に接続された第2の電力端子と、
前記スイッチング回路および前記整流回路の動作を制御可能な制御回路と、
前記制御回路からの指示に基づいて前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成可能な駆動回路と
を備え、
前記制御回路は、
前記第1の電力端子から前記第2の電力端子に向かって電力を供給する前において、第1の動作および第2の動作を交互に行うことが可能であり、
前記第1の動作において、前記第2の電力端子から前記第1の電力端子に対して第1の電力を供給して前記第1の電力端子における電圧が上昇するように、前記スイッチング回路および前記整流回路の動作を制御可能であり、
前記第2の動作において、前記第2の電力端子から前記第1の電力端子に対して、前記第1の電力よりも小さい第2の電力を供給して前記第1の電力端子における電圧が下降するように、前記スイッチング回路および前記整流回路の動作を制御可能である
電力変換装置。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記制御回路は、
前記第1の電力端子における電圧の電圧値が第1のしきい値より小さいことを含む所定の条件を満たした場合に、前記第1の動作を開始可能であり、
前記第1の電力端子における電圧の電圧値が第2のしきい値より大きいことを含む所定の条件を満たした場合に、前記第2の動作を開始可能である
請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記制御回路は、
前記第1の動作において、前記第2の駆動信号のデューティ比を第1のデューティ比に設定可能であり、
前記第2の動作において、前記第2の駆動信号のデューティ比を前記第1のデューティ比より小さい第2のデューティ比に設定可能である
請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記制御回路は、
前記第1の動作において、前記第1の駆動信号のデューティ比を前記第1のデューティ比よりも小さい第3のデューティ比に設定可能であり、
前記第2の動作において、前記第1の駆動信号のデューティ比を前記第2のデューティ比および前記第3のデューティ比より小さい第4のデューティ比に設定可能である
請求項3に記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記制御回路は、
前記第1の動作において、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号のスイッチング周波数を第1のスイッチング周波数に設定可能であり、
前記第2の動作において、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号のスイッチング周波数を前記第1のスイッチング周波数よりも低い第2のスイッチング周波数に設定可能である
請求項4に記載の電力変換装置。
【請求項6】
前記制御回路は、
前記第1の動作において、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号のスイッチング周波数を第1のスイッチング周波数に設定可能であり、
前記第2の動作において、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号のスイッチング周波数を前記第1のスイッチング周波数よりも高い第2のスイッチング周波数に設定可能である
請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項7】
前記制御回路は、
前記第1の動作において、前記第2の駆動信号のデューティ比を第1のデューティ比に設定可能であり、
前記第2の動作において、前記第2の駆動信号のデューティ比を前記第1のデューティ比より小さい第2のデューティ比に設定可能である
請求項6に記載の電力変換装置。
【請求項8】
前記第1の電力端子における電圧に基づいて電源電圧を生成可能であり、前記第1の電力端子における電圧に応じた検出電圧を生成可能な電源回路をさらに備え、
前記制御回路は、前記検出電圧に基づいて、前記第1の動作および前記第2の動作のうちの一方を行うことが可能であり、
前記駆動回路は、
前記第1の駆動信号を生成可能であり、前記電源電圧に基づいて動作可能な第1の駆動回路と、
前記第2の駆動信号を生成可能な第2の駆動回路と
を有する
請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項9】
第1の端子および第2の端子を有する第1のバッテリと、
第1の端子および第2の端子を有するキャパシタと、
前記第1のバッテリの前記第1の端子と前記キャパシタの前記第1の端子とを結ぶ経路に設けられた第1のスイッチと、
前記第1のバッテリの前記第2の端子と前記キャパシタの前記第2の端子とを結ぶ経路に設けられた第2のスイッチと、
電力変換装置と、
第2のバッテリと
を備え、
前記電力変換装置は、
前記キャパシタの前記第1の端子に接続された第1の接続端子、および前記キャパシタの前記第2の端子に接続された第2の接続端子を有する第1の電力端子と、
前記第1の電力端子に接続され、第1の駆動信号に基づいてスイッチング動作を行うことが可能なスイッチング素子を有するスイッチング回路と、
前記スイッチング回路に接続された第1の巻線と、第2の巻線とを有するトランスと、
前記第2の巻線に接続され、第2の駆動信号に基づいてスイッチング動作を行うことが可能なスイッチング素子を有する整流回路と、
前記整流回路に接続された平滑回路と、
前記平滑回路に接続されるとともに前記第2のバッテリに接続された第2の電力端子と、
前記スイッチング回路および前記整流回路の動作を制御可能な制御回路と、
前記制御回路からの指示に基づいて前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を生成可能な駆動回路と
を有し、
前記制御回路は、
前記第1の電力端子から前記第2の電力端子に向かって電力を供給する前において、第1の動作および第2の動作を交互に行うことが可能であり、
前記第1の動作において、前記第2の電力端子から前記第1の電力端子に対して第1の電力を供給して前記第1の電力端子における電圧が上昇するように、前記スイッチング回路および前記整流回路の動作を制御可能であり、
前記第2の動作において、前記第2の電力端子から前記第1の電力端子に対して、前記第1の電力よりも小さい第2の電力を供給して前記第1の電力端子における電圧が下降するように、前記スイッチング回路および前記整流回路の動作を制御可能である
電力変換システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力を変換する電力変換装置および電力変換システムに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
1次側のバッテリの電力を変換して2次側のバッテリに供給する電力変換装置には、電力変換動作を行う前に、電力変換装置を介して2次側のバッテリの電力を1次側のキャパシタに供給する、いわゆるプリチャージ動作を行うものがある。例えば、特許文献1には、プリチャージを行うことによりキャパシタの電圧を昇圧させる際に、スイッチング動作を行う期間と、スイッチング動作を停止する期間とを交互に設ける技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-34959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなプリチャージ動作を行う電力変換装置では、1次側のキャパシタの電圧を昇圧させた後に、電圧が維持される。この電圧が維持される期間では、1次側のキャパシタの電圧のリップルが小さいことが望まれる。
【0005】
電圧のリップルを小さくすることができる電力変換装置および電力変換システムを提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施の形態に係る電力変換装置は、第1の電力端子と、スイッチング回路と、トランスと、整流回路と、平滑回路と、第2の電力端子と、制御回路と、駆動回路とを備えている。スイッチング回路は、第1の電力端子に接続され、第1の駆動信号に基づいてスイッチング動作を行うことが可能なスイッチング素子を有するものである。トランスは、スイッチング回路に接続された第1の巻線と、第2の巻線とを有するものである。整流回路は、第2の巻線に接続され、第2の駆動信号に基づいてスイッチング動作を行うことが可能なスイッチング素子を有するものである。平滑回路は、整流回路に接続されたものである。第2の電力端子は、平滑回路に接続されたものである。制御回路は、スイッチング回路および整流回路の動作を制御可能なものである。駆動回路は、制御回路からの指示に基づいて第1の駆動信号および第2の駆動信号を生成可能なものである。制御回路は、第1の電力端子から第2の電力端子に向かって電力を供給する前において、第1の動作および第2の動作を交互に行うことが可能であり、第1の動作において、第2の電力端子から第1の電力端子に対して第1の電力を供給して第1の電力端子における電圧が上昇するように、スイッチング回路および整流回路の動作を制御可能であり、第2の動作において、第2の電力端子から第1の電力端子に対して、第1の電力よりも小さい第2の電力を供給して第1の電力端子における電圧が低下するように、スイッチング回路および整流回路の動作を制御可能である。
【0007】
本発明の一実施の形態に係る電力変換システムは、第1のバッテリと、キャパシタと、第1のスイッチと、第2のスイッチと、電力変換装置と、第2のバッテリとを備えている。第1のバッテリは、第1の端子および第2の端子を有するものである。キャパシタは、第1の端子および第2の端子を有するものである。第1のスイッチは、第1のバッテリの第1の端子とキャパシタの第1の端子とを結ぶ経路に設けられたものである。第2のスイッチは、第1のバッテリの第2の端子とキャパシタの第2の端子とを結ぶ経路に設けられたものである。電力変換装置は、第1の電力端子と、スイッチング回路と、トランスと、整流回路と、平滑回路と、第2の電力端子と、制御回路と、駆動回路とを有している。第1の電力端子は、キャパシタの第1の端子に接続された第1の接続端子、およびキャパシタの第2の端子に接続された第2の接続端子を有するものである。スイッチング回路は、第1の電力端子に接続され、第1の駆動信号に基づいてスイッチング動作を行うことが可能なスイッチング素子を有するものである。トランスは、スイッチング回路に接続された第1の巻線と、第2の巻線とを有するものである。整流回路は、第2の巻線に接続され、第2の駆動信号に基づいてスイッチング動作を行うことが可能なスイッチング素子を有するものである。平滑回路は、整流回路に接続されたものである。第2の電力端子は、平滑回路に接続されるとともに第2のバッテリに接続されたものである。制御回路は、スイッチング回路および整流回路の動作を制御可能なものである。駆動回路は、制御回路からの指示に基づいて第1の駆動信号および第2の駆動信号を生成可能なものである。制御回路は、第1の電力端子から第2の電力端子に向かって電力を供給する前において、第1の動作および第2の動作を交互に行うことが可能であり、第1の動作において、第2の電力端子から第1の電力端子に対して第1の電力を供給して第1の電力端子における電圧が上昇するように、スイッチング回路および整流回路の動作を制御可能であり、第2の動作において、第2の電力端子から第1の電力端子に対して、第1の電力よりも小さい第2の電力を供給して第1の電力端子における電圧が低下するように、スイッチング回路および整流回路の動作を制御可能である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一実施の形態に係る電力変換装置および電力変換システムによれば、キャパシタの電圧のリップルを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施の形態に係る電力変換システムの一構成例を表す回路図である。
図2は、図1に示した補助電源回路の一構成例を表すブロック図である。
図3は、図1に示した制御回路の一構成例を表すブロック図である。
図4は、図3に示したしきい値生成部の一動作例を表す説明図である。
図5は、図3に示した比較部における比較動作の一特性例を表す説明図である。
図6は、図3に示した比較部の一動作例を表すタイミング図である。
図7は、図1に示した電力変換システムにおけるプリチャージ動作の一例を表すタイミング図である。
図8は、図1に示した電力変換システムの、プリチャージ期間におけるゲート信号の一例を表すタイミング波形図である。
図9は、図1に示した電力変換システムにおけるプリチャージ動作の一例を表すタイミング波形図である。
図10は、図1に示した電力変換システムの、電圧維持期間におけるゲート信号の一例を表すタイミング波形図である。
図11は、図1に示した電力変換システムの、電圧維持期間における一動作例を表すタイミング波形図である。
図12は、参考例に係る電力変換システムの、電圧維持期間における一動作例を表すタイミング波形図である。
図13は、変形例に係る電力変換システムにおけるプリチャージ動作の一例を表すタイミング図である。
図14は、他の変形例に係る電力変換システムの、電圧維持期間におけるゲート信号の一例を表すタイミング波形図である。
図15は、他の変形例に係る電力変換システムの、電圧維持期間におけるゲート信号の一例を表すタイミング波形図である。
図16は、他の変形例に係る電力変換システムの一構成例を表す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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