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公開番号
2025010634
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-22
出願番号
2024190643,2021031806
出願日
2024-10-30,2021-03-01
発明の名称
積層コイル部品
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
17/04 20060101AFI20250115BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】スルーホールの断線の発生を抑制できる積層コイル部品を提供する。
【解決手段】積層コイル部品1では、第1,第2の導体パターン12,16のそれぞれは、積層方向に互いに重なり合う並列部分P1と、互いに重なり合わない非並列部分P2とを有している。一の組の第1,第2の導体パターン12,16の並列部分P1,P1同士は、第1のスルーホールT1によって接続され、積層方向に隣り合う組の第1,第2の導体パターン12,16の非並列部分P2,P2同士は、第2のスルーホールT2によって接続されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
積層構造をなす絶縁性の素体の内部にコイル部を含む積層コイル部品であって、
前記コイル部は、第1の導体パターンを有する第1の導体パターン層及び第2の導体パターンを有する第2の導体パターン層を含む複数の組を有し、
前記第1の導体パターン及び前記第2の導体パターンのそれぞれは、積層方向に互いに重なり合う並列部分と、前記積層方向に互いに重なり合わない非並列部分と、導体パターン間の接続に用いられるパッド部とを有し、
一の組において、前記第1の導体パターンの前記並列部分と前記第2の導体パターンの前記並列部分とに設けられた第1のパッド部同士が第1のスルーホールを介して接続され、
前記一の組の前記第1の導体パターンの前記非並列部分に設けられた第2のパッド部と、前記一の組に対して前記積層方向の一方側に位置する組の前記第2の導体パターンの前記非並列部分に設けられた第3のパッド部とが第2のスルーホールを介して接続され、
前記一の組の前記第2の導体パターンの前記非並列部分に設けられた前記第3のパッド部と、前記一の組に対して前記積層方向の他方側に位置する組の前記第1の導体パターンの前記非並列部分に設けられた前記第2のパッド部とが前記第2のスルーホールを介して接続されている積層コイル部品。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記一の組において、前記第2のパッド部と前記第3のパッド部とは、前記積層方向に互いに重なり合っている請求項1記載の積層コイル部品。
【請求項3】
前記一の組において、前記第2のパッド部における前記第3のパッド部側の面、及び前記第3のパッド部における前記第2のパッド部側の面の少なくとも一方に凹部が設けられている請求項1又は2記載の積層コイル部品。
【請求項4】
前記素体は、複数の金属磁性粒子を含む磁性体層を積層することによって構成され、
前記一の組における前記第2のパッド部と前記第3のパッド部との間の前記金属磁性粒子の個数は、前記一の組における前記第1の導体パターンと前記第2の導体パターンとの間に位置する前記金属磁性粒子の個数よりも多くなっている請求項1~3のいずれか一項記載の積層コイル部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、積層コイル部品に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の積層コイル部品として、例えば特許文献1に記載の積層インダクタがある。この従来の積層インダクタは、複数の絶縁体層からなる積層体と、積層体の外側に形成された外部電極と、積層体の内部にスパイラル上に形成されたコイル導体と、を備えている。コイル本体を構成する導体パターンは、C字状パターンとI字状パターンの2種類のみとなっており、C字状パターンの個数がI字状パターンの個数よりも多くなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-162101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の積層インダクタでは、同じ導体パターンを有する層が積層方向に重なり合っている。このため、積層方向に隣り合う層の導体パターンを接続するスルーホールも同じ位置で積層方向に連続し、同じ位置での導体ボリュームが増大するという問題がある。導体ボリュームが増大した位置では、応力が付加され易いため、熱膨張或いは熱収縮などが生じた際にスルーホールに断線が発生し易くなることが考えられる。
【0005】
本開示は、上記課題の解決のためになされたものであり、スルーホールの断線の発生を抑制できる積層コイル部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る積層コイル部品は、積層構造をなす絶縁性の素体の内部にコイル部を含む積層コイル部品であって、コイル部は、第1の導体パターンを有する第1の導体パターン層及び第2の導体パターンを有する第2の導体パターン層を含む複数の組を有し、第1の導体パターン及び第2の導体パターンのそれぞれは、積層方向に互いに重なり合う並列部分と、積層方向に互いに重なり合わない非並列部分と、導体パターン間の接続に用いられるパッド部とを有し、一の組において、第1の導体パターンの並列部分と第2の導体パターンの並列部分とに設けられた第1のパッド部同士が第1のスルーホールを介して接続され、一の組の第1の導体パターンの非並列部分に設けられた第2のパッド部と、一の組に対して積層方向の一方側に位置する組の第2の導体パターンの非並列部分に設けられた第3のパッド部とが第2のスルーホールを介して接続され、一の組の第2の導体パターンの非並列部分に設けられた第3のパッド部と、一の組に対して積層方向の他方側に位置する組の第1の導体パターンの非並列部分に設けられた第2のパッド部とが第2のスルーホールを介して接続されている。
【0007】
この積層コイル部品では、一の組の第1の導体パターン及び第2の導体パターンを接続する第1のスルーホールが並列部分に設けられた第1のパッド部同士を接続し、一の組と当該一の組に隣接する組の第1の導体パターン及び第2の導体パターンを接続する第2のスルーホールが非並列部分に設けられた第2,第3のパッド部を接続している。これにより、この積層コイル部品では、積層方向から見た場合に、第1のスルーホールの位置と第2のスルーホールの位置とを分散させることができる。スルーホールの位置を分散させることで、同じ位置での導体ボリュームが増大することを回避できる。したがって、熱膨張或いは熱収縮などが生じた場合でも、スルーホールの断線の発生を抑制できる。
【0008】
一の組において、第2のパッド部と第3のパッド部とは、積層方向に互いに重なり合っていてもよい。この場合でも、第1のスルーホールの位置と第2のスルーホールの位置との分散関係が維持される一方、第1の導体パターン及び第2の導体パターンの対称性が高められ、パターンの簡単化が図られる。
【0009】
一の組において、第2のパッド部と第3のパッド部との層間には、空隙が存在していてもよい。この場合、空隙によって第2のパッド部と第3のパッド部との層間の電気抵抗率を素体材料よりも高くすることができ、積層コイル部品の耐電圧を向上できる。
【0010】
一の組において、第2のパッド部における第3のパッド部側の面、及び第3のパッド部における第2のパッド部側の面の少なくとも一方に凹部が設けられていてもよい。この場合、凹部によって第2のパッド部と第3のパッド部との層間を十分に確保でき、積層コイル部品の耐電圧を向上できる。
(【0011】以降は省略されています)
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