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公開番号2025008599
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110881
出願日2023-07-05
発明の名称電気光学素子、光源モジュール、光学エンジンおよびXRグラス
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02F 1/035 20060101AFI20250109BHJP(光学)
要約【課題】光源から光導波路に入射される光の強度に対する出力光の強度の割合の高い光源モジュールを形成できる電気光学素子を提供する。
【解決手段】基板と、前記基板の主面に形成された光機能層と、を備え、前記光機能層は、光源から出射された光を導波する光入射側光導波路21と、前記光入射側光導波路21を2本の光変調用光導波路21a、21bに分岐する光分岐部51と、前記2本の光変調用光導波路21a、21bを導波する光を変調するマッハツェンダー型光変調部40と、前記マッハツェンダー型光変調部40で変調された変調光を導波する2本の光変調用光導波路21c、21dを、1本のモニター用光導波路3と複数本の光出力側光導波路21e、21fとに分岐する光合波分岐部52と、前記複数本の光出力側光導波路21e、21fを1本の光出力用光導波路22とする光合波部53と、を有する電気光学素子100とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板の主面に形成された光機能層と、を備え、
前記光機能層は、
光源から出射された光を導波する光入射側光導波路と、
前記光入射側光導波路を2本の光変調用光導波路に分岐する光分岐部と、
2本の光変調用光導波路を導波する光を変調するマッハツェンダー型光変調部と、
前記マッハツェンダー型光変調部で変調された変調光を導波する2本の光変調用光導波路を、1本のモニター用光導波路と複数本の光出力側光導波路とに分岐する光合波分岐部と、
前記複数本の光出力側光導波路を1本の光出力用光導波路とする光合波部と、を有する、電気光学素子。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記光入射側光導波路、前記光変調用光導波路、前記モニター用光導波路、前記光出力側光導波路、前記光出力用光導波路が、いずれもニオブ酸リチウムからなる、請求項1に記載の電気光学素子。
【請求項3】
前記光分岐部、前記光合波分岐部、前記光合波部は、いずれもマルチモード型干渉計である、請求項1に記載の電気光学素子。
【請求項4】
前記複数本の光出力側光導波路が2本である、請求項1に記載の電気光学素子。
【請求項5】
前記モニター用光導波路を導波するモニター光の光量変動を検出する光検出器と、
前記光検出器による前記モニター光の検出結果に応じて、前記光変調用光導波路を導波する光の強度を補正する制御部と、を有する、請求項1に記載の電気光学素子。
【請求項6】
前記光機能層は、さらに、
前記光源から出射された光を前記光入射側光導波路に入力する光入力ポートを有し、
前記光入射側光導波路が、前記光入力ポートから入力された光を導波する、請求項1に記載の電気光学素子。
【請求項7】
前記光機能層は、さらに、
前記光分岐部と前記マッハツェンダー型光変調部との間に配置されている2本の前記光変調用光導波路上にそれぞれ設けられたバイアス電極を有し、
前記制御部によって、バイアス電極から前記光変調用光導波路に印加されるDC電圧が制御される、請求項5に記載の電気光学素子。
【請求項8】
前記光機能層は、
前記光入射側光導波路と、前記光分岐部と、前記マッハツェンダー型光変調部と、前記光合波分岐部と、前記光合波部とを含む光変調部を3個有し、
各光変調部の前記光入射側光導波路は、それぞれ波長の異なる光を導波する、請求項1に記載の電気光学素子。
【請求項9】
光源と、
請求項1~請求項8のいずれか一項に記載の電気光学素子と、を備える、光源モジュール。
【請求項10】
光源と、
請求項5に記載の電気光学素子と、を備え、
前記制御部によって、前記光源に供給される電流が制御される、光源モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気光学素子、光源モジュール、光学エンジンおよびXRグラスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
現在、VR(Virtual Reality:仮想現実)、AR(Augmented Reality:拡張現実)などの技術において、眼鏡型端末が検討されている。近年、眼鏡型端末として、二次元的に走査された光をユーザの網膜に結像することにより、使用者に画像を視認させる網膜走査ディスプレイが特に注目されている。
【0003】
一般に、網膜走査ディスプレイにおいては、光源から出射される3色の可視光が、1つの光軸上に合波される。合波された3色の可視光は、画像表示部に伝送される。画像表示部は、伝送された光を二次元的に走査して、使用者の瞳孔に入射する。この入射光が使用者の網膜上に結像することで、使用者は画像を視認する。この場合、網膜が画像を表示するスクリーンである。
【0004】
網膜走査ディスプレイなどのXRグラスとして、光源と、光源から出射された光が入射される電気光学素子とを備える光源モジュールを備えるものがある。光源としては、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の各色に対応する波長の光を出射するLED(Light Emitting Diode)、LD(Laser Diode)などが用いられる。電気光学素子としては、ニオブ酸リチウム(LiNbO

)からなる光導波路を有するものがある。
【0005】
特許文献1には、電気光学効果を有する基板を有し、第1光が入射される第1光導波路、前記第1光より波長の長い第2光が入射される第2光導波路、前記第2光より波長の長い第3光が入射される第3光導波路を含む光変調器が記載されている。
【0006】
特許文献2には、電気光学効果を有する基板と、該基板に形成された光導波路と、該基板上に配置され、該光導波路を伝搬する光波又は該光導波路から放射される光波をモニタする受光素子とを有する光導波路素子が記載されている。特許文献2に記載された光導波路素子には、該光導波路から該受光素子に延びるモニタ用光導波路が備えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6728596号公報
特開2021-162642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
LD(レーザーダイオード)などの光源から出射される光量は、温度によって変動する。このため、LDなどの光源と、光源から出射された光が入射される電気光学素子とを備える光源モジュールでは、温度によって電気光学素子から出射される出力光の強度(光量)が変動する。また、光源モジュールの電気光学素子が、ニオブ酸リチウム(LiNbO

)からなる光導波路を有する場合、光導波路の屈折率を変化させるDC(直流)電圧の印加時間の経過とともに変調波形が変化(DCドリフト)する。
【0009】
このため、従来の光源モジュールでは、電気光学素子によって変調された変調光を、マルチモード型干渉計(MMI)を用いてモニター光と出力光の2つに分岐し、モニター光の温度による光量変動および/またはDCドリフト量を光検出器によって検出している。そして、モニター光の検出結果に応じて、制御部によって、光源に供給する電流を制御したり、光導波路の屈折率を変化させるDC(直流)電圧を制御したりすることにより、電気光学素子から出射される変調光の変動を制御するフィードバック制御を行っている。
【0010】
したがって、従来の光源モジュールでは、フィードバック制御を行うために、電気光学素子から出射される変調光のうち、1/2の強度の光がモニター光として使用されている。このため、従来の光源モジュールでは、光源から光導波路に入射される光に対する出力光の割合が低く、出力光の割合を高くすることが要求されていた。
(【0011】以降は省略されています)

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