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公開番号2025010887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023113178
出願日2023-07-10
発明の名称コイル装置
出願人TDK株式会社
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類H01F 27/30 20060101AFI20250116BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】共振を制御することが可能なコイル装置を提供すること。
【解決手段】コイル装置1は、筒部30と、筒部30の軸方向の一端において、筒部30の外周面から径方向の外側に突出する鍔部32aとを有するボビン3と、筒部30の外周面に巻回されたワイヤ5と、ボビン3に取り付けられたコア2aと、を有する。コア2aは、ベース部21と、ベース部21に対して直交する外脚部22mとを有する。ボビン3は、鍔部32aの端面322a側においてベース部21に接着されているとともに、筒部30の外周面側において外脚部22mに接着されている。
【選択図】図1B
特許請求の範囲【請求項1】
筒部と、前記筒部の軸方向の一端において、前記筒部の外周面から径方向の外側に突出する鍔部とを有するボビンと、
前記筒部の外周面に巻回されたワイヤと、
前記ボビンに取り付けられたコアと、を有し、
前記コアは、ベース部と、前記ベース部に対して直交する外脚部とを有し、
前記ボビンは、前記鍔部の端面側において前記ベース部に接着されているとともに、前記筒部の外周面側において前記外脚部に接着されているコイル装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記ボビンは、前記筒部の軸方向の一端と他端との間において、前記筒部の外周面から径方向の外側に突出する仕切部を有し、
前記鍔部および前記仕切部の少なくとも一方は、前記筒部の外周面側において、前記外脚部に接着されている請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記鍔部は、前記筒部の外周面から径方向の外側に突出する鍔本体と、前記鍔本体から突出する鍔凸部とを有し、
前記鍔凸部は、前記筒部の外周面側において、前記外脚部に接着されている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項4】
前記鍔凸部は、前記外脚部の上を延在している請求項3に記載のコイル装置。
【請求項5】
前記仕切部は、前記筒部の外周面から径方向の外側に突出する仕切本体と、前記仕切本体から突出する仕切凸部とを有し、
前記仕切凸部は、前記筒部の外周面側において、前記外脚部に接着されている請求項2に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記仕切凸部は、前記外脚部の上を延在している請求項5に記載のコイル装置。
【請求項7】
前記鍔部は、前記筒部の外周面から径方向の外側に突出する鍔本体と、前記鍔本体から突出する鍔凸部とを有し、
前記鍔部および前記仕切部のいずれも、前記筒部の外周面側において、前記外脚部に接着されており、
接着剤が、前記筒部の軸方向に沿って、前記鍔凸部と前記仕切凸部との間を接続するように、前記鍔凸部、前記仕切凸部および前記コアに付着している請求項5または6に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記ボビンと前記ベース部との接着部と、前記ボビンと前記外脚部との接着部とは、不連続である請求項1または2に記載のコイル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
チョークコイルまたはトランス等として用いられるコイル装置として、例えば特許文献1のコイル装置が知られている。特許文献1のコイル装置は、ボビンと、ボビンの外周面に巻回されたワイヤと、ボビンに取り付けられたコアとを有する。
【0003】
この種のコイル装置では、通電時において、共振が発生する場合がある。コイル装置の動作周波数において共振が発生すると、コイル装置の振動が増大し、故障の原因となり得る。そのため、共振を改善する技術が求められてる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平7-29812号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の実情を鑑みてなされ、その目的は、共振を制御することが可能なコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
筒部と、前記筒部の軸方向の一端において、前記筒部の外周面から径方向の外側に突出する鍔部とを有するボビンと、
前記筒部の外周面に巻回されたワイヤと、
前記ボビンに取り付けられたコアと、を有し、
前記コアは、ベース部と、前記ベース部に対して直交する外脚部とを有し、
前記ボビンは、前記鍔部の端面側において前記ベース部に接着されているとともに、前記筒部の外周面側において前記外脚部に接着されている。
【0007】
本発明に係るコイル装置では、ボビンが、鍔部の端面側においてベース部に接着されているとともに、筒部の外周面側において外脚部に接着されている。鍔部の端面側および筒部の外周面側の両エリアにおいて、ボビンがコア(ベース部および外脚部)に接着されることにより、ボビンとコアとの間の接着面積が増大し、ボビンとコアとの間の接着強度が向上する。そのため、ボビンとコアとが強固に固定され、ボビンおよびコアからなる組立体の耐振動性が向上する。これにより、共振周波数がコイル装置の動作周波数よりも高い周波数にシフトし、コイル装置の動作周波数において、共振の発生を防止することができる。このように、本発明に係るコイル装置では、共振を制御することにより、コイル装置の故障の防止に寄与する。
【0008】
前記ボビンは、前記筒部の軸方向の一端と他端との間において、前記筒部の外周面から径方向の外側に突出する仕切部を有し、前記鍔部および前記仕切部の少なくとも一方は、前記筒部の外周面側において、前記外脚部に接着されていてもよい。筒部の外周面に仕切部が形成されることにより、筒部の外周面に巻回されたワイヤの巻乱れを防止することができる。また、鍔部および仕切部の少なくとも一方が外脚部に接着されることにより、筒部の外周面側において、ボビンとコアとの間の接着強度を高めることができる。
【0009】
前記鍔部は、前記筒部の外周面から径方向の外側に突出する鍔本体と、前記鍔本体から突出する鍔凸部とを有し、前記鍔凸部は、前記筒部の外周面側において、前記外脚部に接着されていてもよい。この場合、筒部の外周面から離間した位置で、鍔凸部を外脚部に接着することができる。そのため、接着剤がワイヤに付着しにくく、コイル装置の磁気特性の劣化を防止することができる。
【0010】
前記鍔凸部は、前記外脚部の上を延在していてもよい。この場合、筒部の外周面側において、鍔凸部を外脚部に接着しやすくなる。そのため、鍔凸部と外脚部との接着面積を確保しやすく、ボビンとコアとの間の接着強度をさらに高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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