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公開番号2025001498
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023101122
出願日2023-06-20
発明の名称ガスタービンのガイド支持構造
出願人ダイハツディーゼル株式会社
代理人個人,個人
主分類F02C 7/20 20060101AFI20241225BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】燃焼ガスを案内する部材又はこれを支持する構造の耐久性を向上する。
【解決手段】ガスタービン1が、圧縮部3と燃焼部4とを仕切る仕切壁30と、燃焼部4から噴射された燃焼ガスをタービン5に案内するガス流路20を画定するガイド部材10と、ガイド部材10を燃焼部4内で支持する支持部40とを備える。支持部40は、ガイド部材10の変位を規制する規制部41と、規制部41と機械的に係合する係合部42とを有する。規制部41及び係合部42の一方が、仕切壁30に設けられる。規制部41及び係合部42の他方が、ガイド部材10に取り付けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
吸気を圧縮する圧縮部と、
圧縮されたエアを燃焼させる燃焼部と、
前記圧縮部と前記燃焼部とを仕切る仕切壁と、
前記燃焼部で生成された燃焼ガスをタービンに案内するガス流路を画定するガイド部材と、
前記ガイド部材の変位を規制する規制部、及び前記規制部と機械的に係合する係合部を有し、前記ガイド部材を前記燃焼部内で支持する支持部と、
を備え、
前記規制部及び前記係合部の一方が、前記仕切壁に設けられ、
前記規制部及び前記係合部の他方が、前記ガイド部材に取り付けられている、
ガスタービンのガイド支持構造。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記規制部が前記仕切壁に設けられ、前記係合部が前記ガイド部材に取り付けられ、
前記規制部は、前記係合部の一方向への変位を許容し且つ前記一方向と交差する方向への変位を規制するようにして、前記係合部と係合する、
請求項1に記載のガスタービンのガイド支持構造。
【請求項3】
前記規制部は、軸状部を有し、前記係合部は、前記軸状部の軸方向に変位可能に前記軸状部を挿通させる係合孔を有する、
請求項2に記載のガスタービンのガイド支持構造。
【請求項4】
前記係合部は、前記軸状部の前記軸方向と交差する方向への変位を規制する、
請求項3に記載のガスタービンのガイド支持構造。
【請求項5】
前記規制部が前記仕切壁に設けられ、前記係合部が前記ガイド部材に取り付けられ、
前記規制部が、前記仕切壁から前記燃焼部に向けて延在する取付部材に設けられている、
請求項1から4のいずれか1項に記載のガスタービンのガイド支持構造。
【請求項6】
前記取付部材が、前記ガイド部材と間隔をあけて配置される。
請求項5に記載のガスタービンのガイド支持構造。
【請求項7】
前記ガイド部材は、嵌合方向に相対変位可能に互いに嵌合された第1ガイド部材及び第2ガイド部材を含み、
前記規制部が前記仕切壁に設けられ、前記係合部が、は前記第2ガイド部材に取り付けられている、
請求項1から4のいずれか1項に記載のガスタービンのガイド支持構造。
【請求項8】
前記第2ガイド部材は、前記第1ガイド部材に外嵌され、前記第1ガイド部材の外周側に離れて位置する延伸部を有し、
前記係合部が、前記延伸部に設けられている、
請求項7に記載のガスタービンのガイド支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスタービンのガイド支持構造に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、高温の燃焼ガスをタービンに案内するガイド部材の一例として、燃焼ガススクロールを備えたガスタービンを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-41989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃焼ガスを案内するガイド部材及びこれを支持する構造には、高い熱応力が発生する。熱応力の緩和ひいては耐久性の向上について、改善の余地がある。
【0005】
本発明は、燃焼ガスを案内するガイド部材又はこれを支持する構造の耐久性を向上することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、吸気を圧縮する圧縮部と、圧縮されたエアを燃焼させる燃焼部と、前記圧縮部と前記燃焼部とを仕切る仕切壁と、前記燃焼部で生成された燃焼ガスをタービンに案内するガス流路を画定するガイド部材と、前記ガイド部材の変位を規制する規制部、及び前記規制部と機械的に係合する係合部を有し、前記ガイド部材を前記燃焼部内で支持する支持部と、を備え、前記規制部及び前記係合部の一方が、前記仕切壁に設けられ、前記規制部及び前記係合部の他方が、前記ガイド部材に取り付けられている、ガスタービンのガイド支持構造を提供する。
【0007】
上記構成によれば、係合部が規制部と機械的に係合している。仕切壁にガイド部材を固定するために溶接を用いる場合と比べ、支持部の耐久性が向上する。
【0008】
前記規制部が前記仕切壁に設けられ、前記係合部が前記ガイド部材に取り付けられ、前記規制部は、前記係合部の一方向への変位を許容し且つ前記一方向と交差する方向への変位を規制するようにして、前記係合部と係合してもよい。
【0009】
上記構成によれば、ガイド部材の一方向への膨張を係合部の変位によって吸収でき、支持部に作用する負荷を軽減できる。ガイド部材の一方向と交差する方向への変形が規制され、仕切壁によるガイド部材の支持を維持できる。
【0010】
前記規制部は、軸状部を有し、前記係合部は、前記軸状部の軸方向に変位可能に前記軸状部を挿通させる係合孔を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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