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公開番号
2024170884
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-11
出願番号
2023087636
出願日
2023-05-29
発明の名称
ガバナ装置
出願人
株式会社Willbe
代理人
SSIP弁理士法人
主分類
F02B
25/14 20060101AFI20241204BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】層状掃気エンジンの回転数の上昇を早めることができる。
【解決手段】燃焼ガスを燃焼室から掃気するための先導空気が流通する先導空気通路、および燃料が混合されている混合気が流通する混合気通路を含む層状掃気エンジンの回転数を調整するためのガバナ装置は、層状掃気エンジンのクランク軸に連結され、層状掃気エンジンの回転数に応じたガバナ力を発生させるフライウェイトと、フライウェイトが発生させたガバナ力に応じて先導空気通路の開度を調整可能な先導空気バルブと、混合気通路の開度、および先導空気通路の開度を同時に調整可能なスロットルバルブと、を備え、フライウェイトは、ガバナ力をスロットルバルブに非伝達である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
燃焼ガスを燃焼室から掃気するための先導空気が流通する先導空気通路、および燃料が混合されている混合気が流通する混合気通路を含む層状掃気エンジンの回転数を調整するためのガバナ装置であって、
前記層状掃気エンジンのクランク軸に連結され、前記層状掃気エンジンの回転数に応じたガバナ力を発生させるフライウェイトと、
前記フライウェイトが発生させた前記ガバナ力に応じて前記先導空気通路の開度を調整可能な先導空気バルブと、
前記混合気通路の開度、および前記先導空気通路の開度を同時に調整可能なスロットルバルブと、を備え、
前記フライウェイトは、前記ガバナ力を前記スロットルバルブに非伝達である、
ガバナ装置。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記先導空気バルブは、前記スロットルバルブよりも前記先導空気通路の下流側に位置する、
請求項1に記載のガバナ装置。
【請求項3】
前記先導空気バルブは、バタフライ弁である、
請求項1又は2に記載のガバナ装置。
【請求項4】
前記バタフライ弁は、弁体と、前記弁体を回動可能に保持する回動軸と、を含み、
前記先導空気通路を前記先導空気通路が延びる延在方向から視た場合に、前記回動軸は、前記先導空気通路の中心と前記混合気通路の中心とを通過する仮想の直線が延びる方向と交差する交差方向に沿って延びている、
請求項3に記載のガバナ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、層状掃気エンジンの回転数を調整するためのガバナ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ガバナ装置は、汎用エンジンの回転数に応じた力(ガバナ力)を発生させ、このガバナ力をスロットルバルブに伝達することで、汎用エンジンの回転数を調整する(特許文献1を参照)。そして、この汎用エンジンが層状掃気エンジンである場合、スロットルバルブは、先導空気通路を流通する先導空気の流量、および混合気通路を流通する混合気の流量を同時に調整可能となっている(特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-200471号公報
特開2008-111363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、先導空気は、混合気よりも小さい密度を有しているため、混合気よりもスロットルバルブの開度変化に対する応答が優れており、混合気よりも早く燃焼室内に到達する。このため、ガバナ装置によって層状掃気エンジンの回転数を上昇させる際に、一時的に空燃比が大きく(燃料が薄く)なり、層状掃気エンジンの回転数の上昇に時間がかかる虞がある。
【0005】
本開示は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、層状掃気エンジンの回転数の上昇を早めることができるガバナ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示に係るガバナ装置は、燃焼ガスを燃焼室から掃気するための先導空気が流通する先導空気通路、および燃料が混合されている混合気が流通する混合気通路を含む層状掃気エンジンの回転数を調整するためのガバナ装置であって、前記層状掃気エンジンのクランク軸に連結され、前記層状掃気エンジンの回転数に応じたガバナ力を発生させるフライウェイトと、前記フライウェイトが発生させた前記ガバナ力に応じて前記先導空気通路の開度を調整可能な先導空気バルブと、を備え、前記フライウェイトは、前記ガバナ力を前記スロットルバルブに非伝達である。
【発明の効果】
【0007】
本開示のガバナ装置によれば、層状掃気エンジンの回転数の上昇を早めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係るガバナ装置を備える層状掃気エンジンの構成を概略的に示す図である。
一実施形態に係る層状掃気エンジンのシリンダの構成を説明するための図である。
一実施形態に係るガバナ装置の構成を概略的に示す図である。
一実施形態に係る先導空気バルブの構成を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態によるガバナ装置について、図面に基づいて説明する。かかる実施の形態は、本開示の一態様を示すものであり、この開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
【0010】
本開示に係るガバナ装置1は、層状掃気エンジン100の回転数を調整する。層状掃気エンジン100は、後述するように燃料Fの燃焼によって発生する燃焼ガスGを燃焼室103から掃気するための先導空気A1が流通する先導空気通路3、および燃料Fが混合されている混合気A2が流通する混合気通路5を含んでいる。層状掃気エンジン100は、燃焼ガスGを燃焼室103から掃気する際に、先導空気A1が混合気A2と燃焼ガスGとの間の境界層となることで混合気A2と燃焼ガスGとの混合を避け、燃焼室103からの混合気A2の流出を低減させるようになっている。このような層状掃気エンジン100は、例えば、草刈機や刈払機のような利用者によって携行可能な作業機の動力源として用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
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