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公開番号2025001047
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2024179340,2022541520
出願日2024-10-11,2021-08-02
発明の名称電池用パッケージおよび電池モジュール
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H01M 50/202 20210101AFI20241224BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電子回路部品とともに実装基板に表面実装可能な電池用パッケージを提供する。
【解決手段】電池を収容するための凹部を有する絶縁基板を備えた電池用パッケージであって、配線導体(130)は、凹部(113)の底面に位置する第1電極(131)、第1面(111)における枠部(120)と凹部(113)との間に位置する第2電極(132)、第2面(112)に位置する第1外部電極(134A)、および第2面(112)に位置しかつ第2電極(132)に電気的に接続された第2外部電極(134B)を含む。導電性シート(140)は、第2電極(132)に電気的に接続され、第1面(111)上から凹部(113)の開口にかけて延在している。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
第１面、該第１面とは反対側の第２面、および前記第１面に開口しかつ電池を収容するための凹部を有する絶縁基板と、
前記第１面において前記凹部を囲む枠部と、
前記凹部の底面に位置する第１電極、前記枠部の内側に位置する第２電極、前記第２面に位置しかつ前記第１電極に電気的に接続された第１外部電極、および前記第２面に位置しかつ前記第２電極に電気的に接続された第２外部電極を含む配線導体と、
前記第２電極に電気的に接続され、前記第２電極から前記凹部の開口にかけて延在している導電性シートと、
前記枠部を塞ぐ蓋体と、を備え、
前記導電性シートと前記蓋体とは電気的に絶縁されており、
前記導電性シートは、その弾性力によって前記電池を前記第１電極に押さえ付けるように構成されている、電池用パッケージ。
続きを表示（約 840 文字）【請求項２】
前記導電性シートは、平坦な中央部と、前記中央部の外側に配置された外縁部と、前記中央部及び前記外縁部の間の曲げ部とを含み、前記曲げ部の曲げ弾性変形による前記弾性力によって前記電池を前記第１電極に押さえ付ける、請求項１に記載の電池用パッケージ。
【請求項３】
前記導電性シートの全領域のうち、中央部の高さ位置は、前記第２電極に接続される外縁部の高さ位置と異なる、請求項１に記載の電池用パッケージ。
【請求項４】
前記中央部の高さ位置は、前記外縁部の高さ位置よりも高い、請求項３に記載の電池用パッケージ。
【請求項５】
前記導電性シートは、前記中央部及び前記外縁部の間の曲げ部とを含み、前記曲げ部が前記中央部から下方に湾曲している、請求項３または４に記載の電池用パッケージ。
【請求項６】
前記導電性シートは、平坦な中央部と、前記中央部の外側に配置された外縁部と、前記中央部及び前記外縁部の間の曲げ部とを含み、前記曲げ部が前記外縁部から下方に向かって凸状に湾曲している、請求項１に記載の電池用パッケージ。
【請求項７】
前記絶縁基板の平面視形状は、四角形状であり、前記凹部の平面視形状は、円形状であり、前記第２電極は、平面視において前記絶縁基板の角部と前記凹部との間に位置する、請求項１に記載の電池用パッケージ。
【請求項８】
前記導電性シートと前記第２電極とは複数箇所で接続されている、請求項１記載の電池用パッケージ。
【請求項９】
前記導電性シートは、平面視で前記凹部を挟む位置で前記絶縁基板に固定されている、請求項１に記載の電池用パッケージ。
【請求項１０】
前記枠部は、前記第１面に位置する絶縁枠体を有し、前記導電性シートは、前記絶縁枠体の内側に位置している、請求項１に記載の電池用パッケージ。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、電池用パッケージおよび電池モジュールに関する。
続きを表示（約 2,400 文字）【背景技術】
【０００２】
小型電子機器用の電源または補助電源として、電子回路部品と共に実装基板に表面実装可能な様々な形態のものが提案されている。
【０００３】
例えば、特許文献１には、電池積層体が基板に実装可能な密閉ケースに収容された固体電池が記載されている。密閉ケースの電極と電池積層体は、ワイヤボンディングで接続されている。
【０００４】
また、特許文献２には、電気二重層キャパシタが外装ケースの収容空間に搭載されたチップ型電気二重層キャパシタが記載されている。電気二重層キャパシタの上側の電極と外装ケースの外部端子は、導電性シートで電気的に接続されている。導電性シートは、電気二重層キャパシタの上側の電極に接続されている。導電性シートは、屈曲して電気二重層キャパシタの側方を通り、収容空間に露出する端子に接続されている。
【０００５】
特許文献３には、絶縁基材と蓋部材とを含む収容部材に電池素材が収容された固体電池が記載されている。絶縁基材は、電池素材を収容するための収容凹部を有しており、電池素体の負極層は、蓋部材を介して負極端子に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
日本国特開２０１０－１１８１５９号公報
日本国特開２０１１－１４８６４号公報
国際公開第２０１２／１４１２３１号
【発明の概要】
【０００７】
本開示の１つの態様による電池用パッケージは、第１面、該第１面とは反対側の第２面、および前記第１面に開口しかつ電池を収容するための凹部を有する絶縁基板と、前記第１面において前記凹部を囲む枠部と、前記凹部の底面に位置する第１電極、前記第１面における前記枠部と前記凹部との間に位置する第２電極、前記第２面に位置しかつ前記第１電極に電気的に接続された第１外部電極、および前記第２面に位置しかつ前記第２電極に電気的に接続された第２外部電極を含む配線導体と、前記第２電極に電気的に接続され、前記第１面上から前記凹部の開口にかけて延在している導電性シートと、前記枠部を塞ぐ蓋体と、を備える。
【０００８】
本開示の１つの態様による電池モジュールは、前記構成の電池用パッケージと、前記電池用パッケージの前記凹部に収容され、下面電極が前記第１電極に電気的に接続され、上面電極が前記導電性シートに電気的に接続された電池と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
電池モジュールの一例の外観を示す斜視図である。
図１の電池モジュールの分解斜視図である。
蓋体を外した状態における図１の電池モジュールの一例を示す平面図である。
蓋体および導電性シートを外した状態における図１の電池モジュールの一例を示す平面図である。
図３におけるＶ－Ｖ線に沿った断面図である。
図３におけるＶＩ－ＶＩ線に沿った断面図である。
蓋体、導電性シート、および電池等を外した状態における図１の電池モジュールの一例を示す平面図である。
図１の電池モジュールの一例を示す下面図である。
絶縁基板の第２面にシールパターンが形成された様子を示す図１の電池モジュールの下面図である。
絶縁基板の第２面にシールパターンが形成された様子を示す図１の電池モジュールの下面図である。
電池として薄膜型の全固体電池を用いた電池モジュールの部分拡大断面図である。
電池として複数の薄膜型の全固体電池を用いた電池モジュールの部分拡大断面図である。
蓋体を外した状態における電池モジュールの他の一例を示す平面図である。
蓋体および導電性シートを外した状態における電池モジュールの他の一例を示す平面図である。
図１３におけるＸＶ－ＸＶ線に沿った断面図である。
図１３におけるＸＶＩ－ＸＶＩ線に沿った断面図である。
蓋体を外した状態における電池モジュールの他の一例を示す平面図である。
蓋体および導電性シートを外した状態における電池モジュールの他の一例を示す平面である。
図１７におけるＸＩＸ－ＸＩＸ線に沿った断面図である。
図１７におけるＸＸ－ＸＸ線に沿った断面図である。
電池モジュールの他の一例を示す断面図である。
電池モジュールの他の一例を示す断面図である。
蓋体および導電性シートを外した状態における電池モジュールの他の一例を示す平面である。
図２３におけるＸＸＩＶ－ＸＸＩＶ線に沿った断面図である。
電池モジュールの他の一例を示す断面図である。
電池モジュールの他の一例を示す断面図である。
蓋体および導電性シートを外した状態における電池モジュールの他の一例を示す平面図である。
図２７におけるＸＸＶＩＩＩ－ＸＸＶＩＩＩ線に沿った断面図である。
図３０におけるＸＸＩＸ－ＸＸＩＸ線に沿った断面図である。
電池モジュールの他の一例の底面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本開示の実施形態の電池用パッケージおよび電池モジュールについて、添付の図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、電池用パッケージにおける蓋体側、絶縁基板の第１面側を上側として、電池用パッケージにおける絶縁基板側、絶縁基板の第２面側を下側として説明する場合がある。また、上下方向を高さ方向（厚み方向）として説明する場合がある。この上下の区別は便宜的なものであり、実際に電池モジュール等が使用されるときの上下を限定するものではない。
（【００１１】以降は省略されています）

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