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公開番号2025002543
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023102785
出願日2023-06-22
発明の名称電子機器、状態推定方法及び状態推定プログラム
出願人京セラ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20241226BHJP(計算;計数)
要約【課題】対象者の内部状態の推定精度を向上できる電子機器、状態推定方法及び状態推定プログラムを提供する。
【解決手段】電子機器10は、対象者に対して提示した提示情報と対象者の行動とに基づいて、対象者の内部状態として、対象者の行動に応じた対象者の内部状態の事後確率を推定する推定部14を備える。推定部14は、対象者の内部状態と、提示情報が対象者に提示されたときの対象者の内部状態と知覚情報との依存関係と、対象者の知覚情報と行動との依存関係とを用いて、対象者の内部状態の事後確率を推定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
対象者に対して提示した提示情報と、前記対象者の行動とに基づいて、前記対象者の内部状態として、前記対象者の行動に応じた前記対象者の内部状態の事後確率を推定する推定部を備え、
前記推定部は、前記対象者の内部状態と、前記提示情報が前記対象者に提示されたときの、前記対象者の内部状態と知覚情報との依存関係と、前記対象者の知覚情報と行動との依存関係とを用いて、前記対象者の内部状態の事後確率を推定する、電子機器。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記推定部は、
前記対象者の内部状態の事前確率と、前記対象者の内部状態及び前記提示情報に応じた前記対象者の知覚情報の条件付き確率と、前記対象者の知覚情報に応じた前記対象者の行動の条件付き確率とを用いて、
前記対象者の行動の計測結果に応じた前記対象者の内部状態の事後確率を算出する、請求項１に記載の電子機器。
【請求項３】
前記推定部は、前記対象者の内部状態に応じて前記対象者が行動する条件付き確率を用いて、前記対象者の行動の計測結果に応じた前記対象者の内部状態の事後確率を算出する、請求項１に記載の電子機器。
【請求項４】
前記推定部は、前記対象者に対して前記提示情報が提示された時刻である提示時刻における前記対象者の内部状態から、前記提示時刻よりも後の、前記対象者の内部状態を推定する対象の時刻である状態推定時刻における前記対象者の内部状態に関する時間的な依存関係に基づいて、前記状態推定時刻における前記対象者の内部状態を推定する、請求項１から３までのいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項５】
前記推定部は、前記状態推定時刻における行動が計測されたときに、
前記状態推定時刻よりも前の前記対象者の内部状態に関する事前確率と、
前記状態推定時刻より前の内部状態として所定状態が与えられたときに生じる前記状態推定時刻における前記対象者の内部状態の条件付き確率と、
前記状態推定時刻よりも前の前記対象者の内部状態として所定状態が与えられたときに生じる前記状態推定時刻よりも前の前記対象者の知覚情報の条件付き確率と、
前記状態推定時刻より前の知覚情報として所定状態が与えられたときに生じる前記状態推定時刻における前記対象者の知覚情報の条件付き確率と、
前記状態推定時刻よりも前の前記対象者の知覚情報として所定状態が与えられたときに生じる前記状態推定時刻よりも前の前記対象者の行動の条件付き確率と、
前記状態推定時刻よりも前の前記対象者の行動として所定状態が与えられたときに生じる前記状態推定時刻の前記対象者の行動の条件付き確率と、
前記状態推定時刻において前記対象者の内部状態として所定状態が与えられたときに生じる前記対象者の知覚情報の条件付き確率と、
前記状態推定時刻において前記対象者の知覚情報として所定情報が与えられたときに前記対象者が行動する条件付き確率と、
のうち少なくとも１つに基づいて、前記対象者の内部状態の事後確率を推定する、
請求項４に記載の電子機器。
【請求項６】
前記対象者の内部状態の推定結果を出力するインタフェースを備える、請求項１に記載の電子機器。
【請求項７】
前記推定部は、前記対象者の知覚情報を推定し、
前記インタフェースは、前記対象者の知覚情報の推定結果を出力する、請求項６に記載の電子機器。
【請求項８】
前記対象者の内部状態の推定結果を出力するインタフェースを備え、
前記推定部は、前記状態推定時刻における前記対象者の知覚情報を推定し、
前記インタフェースは、前記状態推定時刻における前記対象者の知覚情報の推定結果を出力する、請求項５に記載の電子機器。
【請求項９】
前記インタフェースは、前記対象者の内部状態の推定結果に基づいて、警報又は通知の少なくとも１つを出力する、請求項６に記載の電子機器。
【請求項１０】
前記対象者に対して提示情報として刺激を提示する刺激提示部と、前記対象者の行動を計測する計測部とを更に備える、請求項１に記載の電子機器。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、電子機器、状態推定方法及び状態推定プログラムに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に記載されているように、非同期遠隔会議において、映像、音声情報に加え、使用者の音声、表情・動作、生体情報のデータから抽出した多様な心理状態推定情報を遠隔地の対話相手に表示するシステムが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００６－２６２０１０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
対象者の内部状態の推定精度の向上が求められる。
【０００５】
本開示は、対象者の内部状態の推定精度を向上できる電子機器、状態推定方法及び状態推定プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一実施形態に係る電子機器は、推定部を備える。前記推定部は、対象者に対して提示した提示情報と、前記対象者の行動とに基づいて、前記対象者の内部状態として、前記対象者の行動に応じた前記対象者の内部状態の事後確率を推定する。前記推定部は、前記対象者の内部状態と、前記提示情報が前記対象者に提示されたときの、前記対象者の内部状態と知覚情報との依存関係と、前記対象者の知覚情報と行動との依存関係とを用いて、前記対象者の内部状態の事後確率を推定する。
【０００７】
本開示の一実施形態に係る状態推定方法は、対象者に対して提示した提示情報と、前記対象者の行動とに基づいて、前記対象者の内部状態として、前記対象者の行動に応じた前記対象者の内部状態の事後確率を推定する。前記状態推定方法は、前記対象者の内部状態と、前記提示情報が前記対象者に提示されたときの、前記対象者の内部状態と知覚情報との依存関係と、前記対象者の知覚情報と行動との依存関係とを用いて、前記対象者の内部状態の事後確率を推定する。
【０００８】
本開示の一実施形態に係る状態推定プログラムは、プロセッサに、対象者に対して提示した提示情報と、前記対象者の行動とに基づいて、前記対象者の内部状態として、前記対象者の行動に応じた前記対象者の内部状態の事後確率を推定させる。前記状態推定プログラムは、前記プロセッサに、前記対象者の内部状態と、前記提示情報が前記対象者に提示されたときの、前記対象者の内部状態と知覚情報との依存関係と、前記対象者の知覚情報と行動との依存関係とを用いて、前記対象者の内部状態の事後確率を推定させる。
【発明の効果】
【０００９】
本開示に係る電子機器、状態推定方法及び状態推定プログラムによれば、対象者の内部状態の推定精度が高められ得る。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本開示に係る電子機器の構成例を示すブロック図である。
本開示に係る電子機器を備える状態推定システムの構成例を示すブロック図である。
対象者の内部状態及び提示情報と知覚情報と対象者の行動との因果関係を表すモデルの一例を示す図である。
対象者の行動を表すモデルを生成するモデル生成方法の手順例を示すフローチャートである。
複数の対象者の内部状態の推定結果のマップの一例を示す図である。
対象者の内部状態を推定する状態推定方法の手順例を示すフローチャートである。
時間の経過を考慮した時間モデルの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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