特許ウォッチ

公開番号2025000081
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2023099726
出願日2023-06-19
発明の名称押釦装置
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G06F 3/02 20060101AFI20241224BHJP(計算;計数)
要約【課題】キーを視認する角度に応じて異なる情報をそれぞれ適した態様で表示できる押釦装置を提供する。
【解決手段】電子レジスタ100は、第1面111a及び第2面111bを有するキー110(キートップ111)を備え、キー110は、第1面111a及び第2面111bのうちの一方の面を正対視したときに、他方の面が当該他方の面を正対視したときと比較して視認し難くなる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
第１面及び第２面を有する釦部を備え、
前記釦部は、
前記第１面が、前記第２面と隣接し、前記釦部の可動軸に直交する面を基準として、自装置の奥側に下り傾斜するように形成され、
前記第２面が、前記第１面と隣接し、前記釦部の可動軸に直交する面を基準として、自装置の手前側に下り傾斜するように形成されている、
ことを特徴とする押釦装置。
続きを表示（約 480 文字）【請求項２】
前記釦部は、前記第１面が自装置の設置面に対して平行となるように当該自装置に配設される、
ことを特徴とする請求項１に記載の押釦装置。
【請求項３】
前記釦部は、前記第２面が前記第１面と比較して面積が大きい、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の押釦装置。
【請求項４】
第１面及び第２面を有する釦部と、
前記釦部を覆うカバー部と、を備え、
前記カバー部は、
前記第１面の前面を覆い、視野角をもとの視野角と比較して狭くすることにより、前記第２面を視認し難くする第１レンズ部と、
前記第２面の前面を覆い、視野角をもとの視野角と比較して狭くすることにより、前記第１面を視認し難くする第２レンズ部と、
を備える、
ことを特徴とする押釦装置。
【請求項５】
前記カバー部は、前記第１レンズ部によって、前記第１面を拡大して表示し、前記第２レンズ部によって、前記第２面を拡大して表示する、
ことを特徴とする請求項４に記載の押釦装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、押釦装置に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、各種のキーを備えるキャッシュレジスタが開示されている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
実開平３－６３２８１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記特許文献１に開示されているキャッシュレジスタ等では、通常、各キーに割り当てられた文字や機能を示す情報などが当該キーの上面に記されている。このキャッシュレジスタに関して、キーの上面に外国語や機能等の情報を併記した場合、各文字が小さくなってしまうため、それぞれの文字が見え難くなってしまうおそれがある。
【０００５】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、キーを視認する角度に応じて異なる情報をそれぞれ適した態様で表示できる押釦装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するため、本発明に係る一の押釦装置は、
第１面及び第２面を有する釦部を備え、
前記釦部は、
前記第１面が、前記第２面と隣接し、前記釦部の可動軸に直交する面を基準として、自装置の奥側に下り傾斜するように形成され、
前記第２面が、前記第１面と隣接し、前記釦部の可動軸に直交する面を基準として、自装置の手前側に下り傾斜するように形成されている、
ことを特徴とする。
【０００７】
また、上記課題を解決するため、本発明に係る他の押釦装置は、
第１面及び第２面を有する釦部と、
前記釦部を覆うカバー部と、を備え、
前記カバー部は、
前記第１面の前面を覆い、視野角をもとの視野角と比較して狭くすることにより、前記第２面を視認し難くする第１レンズ部と、
前記第２面の前面を覆い、視野角をもとの視野角と比較して狭くすることにより、前記第１面を視認し難くする第２レンズ部と、
を備える、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、キーを視認する角度に応じて異なる情報をそれぞれ適した態様で表示できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
電子レジスタの外観を示す図である。
電子レジスタを側方から見たときのキーの部分を示す拡大図である。
（ａ）はユーザが仰俯角－６０°（俯角６０°）でキーボード部を見ながら操作しているときのイメージ図、（ｂ）はユーザが仰俯角－９０°（俯角９０°）でキーボード部を見ながら操作しているときのイメージ図である。
（ａ）は仰俯角－６０°（俯角６０°）でキーを視認したときの当該キーを示す図、（ｂ）は仰俯角－９０°（俯角９０°）でキーを視認したときの当該キーを示す図である。
カバー部１２０で覆われた状態のキー１１０を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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