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公開番号2024180309
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2024087594
出願日2024-05-30
発明の名称コーティング方法及びペインティング方法
出願人ハドラスホールディングス株式会社
代理人個人
主分類B05D 5/00 20060101AFI20241219BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】被覆対象である物品の面に対するコーティング液のコーティング量やコーティング膜の被覆量を低減させることができ、物品を廉価にコーティングすることができるコーティング方法を提供する。
【解決手段】コーティング方法は、コーティング液にナノバブルを分散混入させてナノバブル含有コーティング液10を作るナノバブル含有コーティング液製造工程と、ナノバブル含有コーティング液製造工程によって製造されたナノバブル含有コーティング液10を被覆対象である物品11の面12にコーティングするコーティング工程と、コーティング工程によって物品11の面12にコーティングされたナノバブル含有コーティング液10を乾燥(化学反応)させてナノバブルが分散混在したナノバブル含有コーティング膜13を形成するナノバブル含有コーティング膜形成工程とを有する。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
被覆対象にコーティング液をコーティングし、前記被覆対象にコーティング膜を形成するコーティング方法において、
前記コーティング方法が、前記コーティング液にナノバブルを分散混入させてナノバブル含有コーティング液を作るナノバブル含有コーティング液製造工程と、前記ナノバブル含有コーティング液製造工程によって製造されたナノバブル含有コーティング液を前記被覆対象にコーティングするコーティング工程と、前記コーティング工程によって前記被覆対象にコーティングされたナノバブル含有コーティング液を乾燥させて前記ナノバブルが分散混在したナノバブル含有コーティング膜を形成するナノバブル含有コーティング膜形成工程とを有することを特徴とするコーティング方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記ナノバブル含有コーティング液製造工程が、前記コーティング工程を実施する直近に実施される請求項1に記載のコーティング方法。
【請求項3】
前記ナノバブル含有コーティング液製造工程が、前記コーティング工程を実施するコーティング現場において実施される請求項2に記載のコーティング方法。
【請求項4】
前記ナノバブル含有コーティング液製造工程によって製造されたナノバブル含有コーティング液に分散混入するナノバブルの平均粒径D
90
が、1μm未満であり、前記平均粒径D
90
のナノバブルが、前記ナノバブル含有コーティング液の内部に所定の濃度で分散混入し、前記ナノバブル含有コーティング膜形成工程によって形成されたナノバブル含有コーティング膜に分散混在するナノバブルの平均粒径D
90
が、1μm未満であり、前記平均粒径D
90
のナノバブルが、前記ナノバブル含有コーティング膜の内部に所定の濃度で分散混在している請求項3に記載のコーティング方法。
【請求項5】
前記ナノバブル含有コーティング液に分散混入するナノバブルの平均粒径D
50
が、1nm以上500nm未満の範囲にあり、前記平均粒径D
50
のナノバブルが、前記ナノバブル含有コーティング液の内部に所定の濃度で分散混入し、前記ナノバブル含有コーティング膜に分散混在するナノバブルの平均粒径D
50
が、1nm以上500nm未満の範囲にあり、前記平均粒径D
50
のナノバブルが、前記ナノバブル含有コーティング膜の内部に所定の濃度で分散混在している請求項4に記載のコーティング方法。
【請求項6】
前記ナノバブル含有コーティング液製造工程によって製造されたナノバブル含有コーティング液における前記ナノバブルの含有率が、10~95vol.%の範囲にあり、前記ナノバブル含有コーティング膜形成工程によって形成されたナノバブル含有コーティング膜における前記ナノバブルの含有率が、10~95vol.%の範囲にある請求項5に記載のコーティング方法。
【請求項7】
前記ナノバブル含有コーティング膜形成工程によって形成されたナノバブル含有コーティング膜が、ナノバブル含有無機コーティング膜又はナノバブル含有有機/無機ハイブリッドコーティング膜である請求項6に記載のコーティング方法。
【請求項8】
塗装対象に塗料をペインティングし、前記塗装対象に塗膜を形成するペインティング方法において、
前記ペインティング方法が、前記塗料にナノバブルを分散混入させてナノバブル含有塗料を作るナノバブル含有塗料製造工程と、前記ナノバブル含有塗料製造工程によって製造されたナノバブル含有塗料を前記塗装対象にペインティングするペインティング工程と、前記ペインティング工程によって前記塗装対象にペインティングされたナノバブル含有塗料を乾燥させて前記ナノバブルが分散混在したナノバブル含有塗膜を形成するナノバブル含有塗膜形成工程とを有することを特徴とするペインティング方法。
【請求項9】
前記ナノバブル含有塗料製造工程が、前記ペインティング工程を実施する直近に実施される請求項8に記載のペインティング法。
【請求項10】
前記ナノバブル含有塗料製造工程が、前記ペインティング工程を実施するペインティング現場において実施される請求項9に記載のペインティング方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被覆対象にコーティング液をコーティングしてその被覆対象にコーティング膜を形成するコーティング方法に関するとともに、塗装対象に塗料をペインティングしてその塗装対象に塗膜を形成するペインティング方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
有機ポリシラザンを20~60wt%、アルキルシリケート縮合物を5~15wt%、有機溶剤を0~80wt%の割合で含有し、有機ポリシラザンにおけるメチル基の含有率が50%以上であるコーティング液が開示されている(特許文献1参照)。このコーティング液は、有機ポリシラザンが水分と反応することで、シロキサン結合による主鎖の一部に有機官能基が側鎖として結びついた無機有機複合構造の被覆層が形成されるとともに、アルキルシリケート縮合物が架橋剤として作用し、被覆層に架橋構造が形成されることにより、コーティング膜の弾性率を低下させ、一定以上の膜厚であっても柔軟性を維持することができる。
【0003】
又、含フッ素重合体と、第1の架橋性基を有して動粘度が30~150mm

/sのポリジメチルシリコーンと、第2の架橋性基を有するアクリルシリコーンと、第1の架橋性基及び第2の架橋性基と反応し得る反応性基を有する硬化剤とを含む塗料が開示されている(特許文献2参照)。この塗料を利用することで、耐温水性に優れた防汚塗膜を作ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-14514号公報
特開2023-52716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
有機ポリシラザンを含むコーティング液は、高価であるため、被覆対象の面(表面、裏面)に対するコーティング液の塗布量を低減させ、コーティング液を廉価に使用することが望まれる。しかし、被覆対象の面を所定の膜厚で被覆することでコーティング膜がその効果を発現する以上、塗布されたコーティング液が硬化した後のコーティング膜に所定厚みの膜厚が確保される必要があり、無条件にその塗布量を少なくすることができない。コーティング液を塗布する被覆対象の比表面積が大きい場合であってその全体にコーティング液を塗布した場合、コーティング液が硬化したコーティング膜の膜厚が小さいとはいえ、コーティング膜を含む被覆対象の重量が増加する。
【0006】
又、塗料は、塗装対象に対する塗布量を低減させ、塗料を廉価に塗布できることが好ましい。しかし、予想対象の面に所定の膜厚で塗布することで塗膜が基材の面を保護し得る以上、塗布された塗料が硬化した後の塗膜に所定厚みの膜厚が確保される必要があり、無条件に塗料の塗布量を少なくすることができない。
【0007】
本発明の目的は、被覆対象に対するコーティング液のコーティング量やコーティング膜の被覆量を低減させることができ、被覆対象を廉価にコーティングすることができるコーティング方法を提供することにある。本発明の他の目的は、被覆対象を被覆した場合においてコーティング膜を含む被覆対象の重量の増加を最小限にすることができるコーティング方法を提供することにある。本発明の他の目的は、塗装対象に対する塗料のペインティング量や塗膜の塗装量を低減させることができ、塗装対象を廉価にペインティングすることができるペインティング方法を提供することにある。本発明の他の目的は、塗装対象を塗装した場合において塗膜を含む塗装対象の重量の増加を最小限にすることができるペインティング方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための本発明の第1の前提は、被覆対象にコーティング液をコーティングし、被覆対象にコーティング膜を形成するコーティング方法である。
【0009】
前記第1の前提における本発明の第1の特徴としては、コーティング方法が、コーティング液にナノバブルを分散混入させてナノバブル含有コーティング液を作るナノバブル含有コーティング液製造工程と、ナノバブル含有コーティング液製造工程によって製造されたナノバブル含有コーティング液を被覆対象にコーティングするコーティング工程と、コーティング工程によって被覆対象にコーティングされたナノバブル含有コーティング液を乾燥させてナノバブルが分散混在したナノバブル含有コーティング膜を形成するナノバブル含有コーティング膜形成工程とを有することにある。
【0010】
前記第1の特徴を有する本発明の一例としては、ナノバブル含有コーティング液製造工程が、コーティング工程を実施する直近に実施される。
(【0011】以降は省略されています)

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