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公開番号
2024179613
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098596
出願日
2023-06-15
発明の名称
マーキングヘッド
出願人
株式会社ディスコ
代理人
弁理士法人東京アルパ特許事務所
主分類
C25F
3/02 20060101AFI20241219BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約
【課題】過剰なエッチングによる不鮮明な印字や印字むらを防いで鮮明な印字を行うことができるマーキングヘッドを提供すること。
【解決手段】電解液を含浸する含浸部12と、該含浸部12を金属製の被印字物Wに配置されたステンシル2に押し付けるスタンプ部13Aと、電解液を介して含浸部12と被印字物Wに通電する電解エッチングによって被印字物Wの表面に印字するマーキングヘッド10は、収容部Sに収容されたスタンプ部13Aを昇降可能に支持するガイド部11と、該スタンプ部11を上昇方向に付勢する圧縮コイルスプリング16と、スタンプ部13Aを押し下げて含浸部12をステンシル2に押し付ける押し下げ部14を備え、スタンプ部13Aを電源3に接続し、含浸部12がステンシル2に押し付けられると含浸部12と被印字物Wに通電され、含浸部12が該ステンシル2から離間すると含浸部12と被印字物Wへの通電が遮断されるよう構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電解液を含浸させた含浸部と、該含浸部を金属製の被印字物に配置されたステンシルに押し付けるスタンプ部と、該電解液を介して該含浸部と該被印字物に通電する電解エッチングによって該被印字物の表面に印字するマーキングヘッドであって、
下端面が開口する収容部に収容された該スタンプ部を昇降可能に支持するガイド部と、
該スタンプ部を上昇方向に付勢する付勢手段と、
該スタンプ部を該付勢手段の付勢力に抗して押し下げて該含浸部を該ステンシルに押し付ける押し下げ部と、
を備え、該スタンプ部を電源に接続し、該含浸部が該ステンシルに押し付けられると該含浸部と該被印字物に通電され、該含浸部が該ステンシルから離間し、または該スタンプ部が該含浸部から離間すると該含浸部と該被印字物への通電が遮断されるよう構成したことを特徴とするマーキングヘッド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電解液の電気化学反応によるエッチングによって被印字物の表面に文字や図形などを印字する電解マーキング装置に備えられるマーキングヘッドに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
製造工程及び検査工程を経て製品化される金属製品などには、品種ごとにロット番号や品番などが表面に印字された後に出荷されることが多い。このような金属製品などへの印字は、一般的には、ポンチや刻印装置などによる打刻によって行われていた。
【0003】
しかしながら、ポンチや刻印装置による打刻によって金属製品の表面に印字を行うと、金属製品の表面に打痕が生じるため、種々の不具合が発生する可能性がある。例えば、金属製品に大きな衝撃荷重が繰り返し作用した場合などには、該金属製品の表面に僅かでも打痕が生じていると、その打痕が生じている部分に応力が集中して当該金属製品が破損する可能性がある。
【0004】
そこで、電解液の電気化学反応によるエッチングによって金属製品の表面に品番などを印字する電解マーキング装置が例えば特許文献1~4などにおいて提案されている。この電解マーキング装置は、電解液を含浸した含浸部を備えるマーキングヘッドの含浸部を、金属製の被印字物の表面に配置されたステンシルに押し付け、該含浸部と被印字物に電解液を介して通電する電解エッチングによって被印字物の表面に印字する装置である。すなわち、この電解マーキング装置において、含浸部と被印字物に通電することによって、金属製品のステンシルの型抜き部分に接触している表面部分が電解液の電気化学反応によってごく僅かに腐蝕して光沢が変化するため、ステンシルの型抜きされた文字や図形が陰影として浮き上がり、肉眼でも識別することができる文字や図形が金属製品の表面に印字されることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平06-042172号公報
特開2014-202545号公報
特開2002-356800号公報
特開2002-167700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、マーキングヘッドを金属製品に置いたままにしておくと、該マーキングヘッドの含浸部と金属製品との間で通電され続けるために金属製品の表面でのエッチングが進行し、金属製品の表面に印字される文字などが太くなり、エッチングがさらに進行すると文字などが潰れて読み取ることができないという問題が発生する。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、過剰なエッチングによる不鮮明な印字や印字むらを防いで鮮明な印字を行うことができるマーキングヘッドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明は、電解液を含浸させた含浸部と、該含浸部を金属製の被印字物に配置されたステンシルに押し付けるスタンプ部と、該電解液を介して該含浸部と該被印字物に通電する電解エッチングによって該被印字物の表面に印字するマーキングヘッドであって、下端面が開口する収容部に収容された該スタンプ部を昇降可能に支持するガイド部と、該スタンプ部を上昇方向に付勢する付勢手段と、該スタンプ部を該付勢手段の付勢力に抗して押し下げて該含浸部を該ステンシルに押し付ける押し下げ部と、を備え、該スタンプ部を電源に接続し、該含浸部が該ステンシルに押し付けられると該含浸部と該被印字物に通電され、該含浸部が該ステンシルから離間し、または該スタンプ部が該含浸部から離間すると該含浸部と該被印字物への通電が遮断されるよう構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、マーキングヘッドのスタンプ部を付勢手段の付勢力に抗して押し下げて含浸部をステンシルに所定時間だけ押し当てると、該含浸部と被印字物に通電されて被印字物の表面に電解液のエッチングによる印字がなされ、被印字物への印字がなされてスタンプ部の押し下げを止めると、該スタンプ部が付勢手段の付勢力によって上昇して含浸部またはスパンプ部がステンシルから離間するとともに、含浸部と被印字物への通電が遮断されて被印字物への印字が停止される。このため、マーキングヘッドを被印字物に置いたままにしておくことによる過剰なエッチングが防がれ、被印字物の表面に鮮明な印字がなされる。
【0010】
また、マーキングヘッドのスタンプ部の押し下げに際しては、該スタンプ部がガイド部によってガイドされながら傾くことなくスムーズに押し下げられ、該スタンプ部によって含浸部の下面全面がステンシルの表面に均一に押し当てられるため、印字むらの発生が防がれる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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