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公開番号
2024179465
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098334
出願日
2023-06-15
発明の名称
露光装置および画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人中川国際特許事務所
主分類
B41J
2/447 20060101AFI20241219BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】金属製導通部材と基板とが接触する際に、摺動等で削り粉が発生したとしても、その削り粉が発光素子とレンズアレイとの間に混入するのを抑制する。
【解決手段】感光体を露光する露光装置であって、感光体の軸線方向に延伸した長手形状をなす基板と、前記基板の一方の面に実装され、前記基板の長手方向に並べられた複数の発光素子と、前記発光素子から出射された光を感光体に集光するレンズアレイと、前記発光素子と前記レンズアレイとが対向するように前記基板と前記レンズアレイとを保持する金属製ハウジングと、前記基板の前記発光素子が実装された面とは反対側の面に設けられた接点と、少なくとも、前記基板の接点に接触する第1の導通部と、前記金属製ハウジングに接触する第2の導通部と、を有し、前記基板と前記金属製ハウジングとを導通する金属製導通部材と、を備えた。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
感光体を露光する露光装置であって、
感光体の軸線方向に延伸した長手形状をなす基板と、
前記基板の一方の面に実装され、前記基板の長手方向に並べられた複数の発光素子と、
前記発光素子から出射された光を感光体に集光するレンズアレイと、
前記発光素子と前記レンズアレイとが対向するように前記基板と前記レンズアレイとを保持する金属製ハウジングと、
前記基板の前記発光素子が実装された面とは反対側の面に設けられた接点と、
少なくとも、前記基板の接点に接触する第1の導通部と、前記金属製ハウジングに接触する第2の導通部と、を有し、前記基板と前記金属製ハウジングとを導通する金属製導通部材と、を備えた、ことを特徴とする露光装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記金属製ハウジングは、
前記レンズアレイを支持するレンズ支持部と、
前記レンズ支持部から感光体から離れる方向へ向けて延出し、前記基板の長手方向と直交する短手方向の一端側を支持する第1の基板支持部と、
前記レンズ支持部から感光体から離れる方向へ向けて延出し、前記基板の短手方向の他端側を支持する第2の基板支持部と、を有し、
前記金属製導通部材は、
少なくとも、第1の方向に付勢されて前記基板の接点に接触する前記第1の導通部と、前記第1の方向に交差する第2の方向に付勢されて前記金属製ハウジングの前記第1の基板支持部または前記第2の基板支持部に接触する前記第2の導通部と、を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
【請求項3】
前記金属製ハウジングは、
前記基板の短手方向の一端側と前記第1の基板支持部との間、および前記基板の短手方向の他端側と前記第2の基板支持部との間を、前記基板の長手方向にわたってシール剤により封止された、ことを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
【請求項4】
前記金属製導通部材は、
前記第1の方向に付勢されて前記第1の基板支持部と前記第2の基板支持部との間の前記基板の接点に接触する第1の導通部と、
前記第2の方向の一方に付勢されて前記金属製ハウジングの前記第1の基板支持部に接触する第2の導通部と、
前記第2の方向の前記一方とは反対側の他方に付勢されて前記金属製ハウジングの前記第2の基板支持部に接触する第3の導通部と、を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
【請求項5】
前記金属製導通部材は、前記第1の導通部と前記第2の導通部と前記第3の導通部とを一体に有する1つの導通部材である、ことを特徴とする請求項4に記載の露光装置。
【請求項6】
前記1つの導通部材は板バネである、ことを特徴とする請求項5に記載の露光装置。
【請求項7】
前記金属製導通部材は、前記第1の導通部を有する第1の導通部材と、前記第1の導通部に接続され、前記第2の導通部と前記第3の導通部とを一体に有する第2の導通部材とからなる、ことを特徴とする請求項4に記載の露光装置。
【請求項8】
前記第1の導通部材は圧縮バネであり、前記第2の導通部材は板バネである、ことを特徴とする請求項7に記載の露光装置。
【請求項9】
前記露光装置は、
前記金属製ハウジングを支持する樹脂製ハウジングを有し、
前記金属製導通部材は、前記樹脂製ハウジングに保持されている、ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
【請求項10】
前記基板は、前記接点を2カ所以上有し、
前記金属製導通部材を前記基板の前記接点ごとにそれぞれ配置した、ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、感光体を露光する発光素子を備えた露光装置および露光装置を備える画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置において、感光ドラムを露光する発光素子を備えた露光装置の一つとして固体露光ヘッドがある。固体露光ヘッドは、発光素子として、LED(Light Emitting Diode)や有機EL(Electro Luminescence)などを備えている。
【0003】
固体露光ヘッドは、複数の発光素子を感光ドラムの回転軸に沿った方向(主走査方向)に略直線状に並べ、主走査方向において一括して感光ドラムを露光するものである。また、固体露光ヘッドは、複数の発光素子から出射される光を感光ドラムに集光させるための複数のレンズを備える。複数のレンズは、複数の発光素子と感光ドラムとの間において、発光素子の配列方向に沿うように感光ドラム表面に対向して配置される。複数の発光素子から出射された光は、レンズを介し感光ドラム表面に集光し、感光ドラム上に静電潜像が形成される。この方式は、ポリゴンミラーを用いて走査を行うレーザスキャナユニット(LSU)に比べて体積が小さく駆動部もないため、画像形成装置の小型化や低騒音化に有利である。
【0004】
近年、画像形成装置においては、高速化や出力する画像の幅の拡張といった機能が求められている。高速化を行った場合、単位時間当たりの発光時間が増加するため、露光ヘッドの昇温量が増加する。また、出力する画像の幅を拡張した場合も同様に、発光素子の数が増加するため、露光ヘッドの昇温量が増加する。そのため、放熱のために金属製の露光ヘッドを採用することが考えられる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平5-147264号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、複数の発光素子を実装した発光基板を金属製のハウジングによって保持することで金属製の露光ヘッドを構成している。また発光基板の表面(発光素子が実装された面)側に押圧できるようにクリップ状の金属製バネ部材を取り付け、発光基板と導通をとる構成が提案されている。
【0007】
この特許文献1では、発光基板の底面(発光素子を実装した面とは反対側の面)をハウジングの基準面に押圧するために、発光基板の表面をクリップ状の金属製バネ部材によって光軸方向に挟み込む構成を有している。この金属製バネ部材によって発光基板の表面を挟み込む際に、金属製バネ部材と発光基板の表面とが摺擦し、削り粉が発生する可能性がある。
【0008】
この削り粉が、基板の表面に実装された発光素子の上もしくはレンズアレイの発光基板側に付着すると、部分的に遮光されるために、白スジと呼ばれる用紙の搬送方向に色が抜ける画像弊害が発生する可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための本発明の代表的な構成は、感光体を露光する露光装置であって、感光体の軸線方向に延伸した長手形状をなす基板と、前記基板の一方の面に実装され、前記基板の長手方向に並べられた複数の発光素子と、前記発光素子から出射された光を感光体に集光するレンズアレイと、前記発光素子と前記レンズアレイとが対向するように前記基板と前記レンズアレイとを保持する金属製ハウジングと、前記基板の前記発光素子が実装された面とは反対側の面に設けられた接点と、少なくとも、前記基板の接点に接触する第1の導通部と、前記金属製ハウジングに接触する第2の導通部と、を有し、前記基板と前記金属製ハウジングとを導通する金属製導通部材と、を備えた、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、金属製導通部材と基板とが接触する際に、摺動等で削り粉が発生したとしても、その削り粉が発光素子とレンズアレイとの間に混入するのを抑制することができ、白スジ等の画像弊害の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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