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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024178739
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023097112
出願日
2023-06-13
発明の名称
薬剤監査支援装置
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
A61J
3/00 20060101AFI20241218BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】保守作業を容易化し得るようにする。
【解決手段】薬剤監査支援装置1は、分包袋読取装置2の開閉部7により下部ユニット5に対し上部ユニット6を回動させ、閉状態又は開状態に遷移させるようにした。分包袋読取装置2は、閉状態であれば、搬送部51の各搬送ローラ対61において、駆動ローラ62に従動ローラ63を当接させて分包袋連続体100を搬送でき、撮影部54において、上側撮影部54Aを下側撮影部54Bと対向させて分包袋画像を良好に撮影できる。その一方で分包袋読取装置2は、閉状態であれば、搬送空間50の上側に隣接する箇所に十分な大きさの取出空間80を形成する。このため薬剤監査支援装置1は、分包袋連続体100の詰まりが発生した場合、ユーザに対し、上部ユニット6を開状態に遷移させ、該分包袋連続体100を上方向ないし前方向へ取り出させる、といった極めて容易な保守作業を行わせれば済む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
薬剤が収納された分包袋が搬送方向又はその反対方向に搬送される搬送空間が上面に形成された下部ユニットと、
前記搬送空間の上側を閉塞可能な上部ユニットと、
前記下部ユニットに対し前記上部ユニットを複数の状態に遷移可能に支持する遷移支持部と、
前記下部ユニットに設けられた下側搬送部と、前記上部ユニットに設けられた上側搬送部とを有し、前記上側搬送部が前記下側搬送部に当接又は極めて近接された状態で前記分包袋を前記搬送方向又は前記反対方向へ搬送する搬送部と、
前記分包袋を撮影する撮影部と
を具え、
前記遷移支持部は、
前記上部ユニットを閉状態に遷移させた場合、前記搬送空間の上側を当該上部ユニットにより閉塞し、
前記上部ユニットを前記閉状態と異なる開状態に遷移させた場合、前記搬送空間の上側に、前記分包袋を当該搬送空間から取り出させるための取出空間を形成する
ことを特徴とする薬剤監査支援装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記遷移支持部は、
前記上部ユニットを前記閉状態に遷移させた場合、前記上側搬送部を、前記下側搬送部との間に前記分包袋を挟持可能な位置において対向させ、
前記上部ユニットを前記開状態に遷移させた場合、前記上側搬送部を、前記下側搬送部との間に前記分包袋を挟持し得ない位置に離隔させる
ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤監査支援装置。
【請求項3】
前記撮影部は、
前記下部ユニットに設けられた下側撮影部と、前記上部ユニットに設けられた上側撮影部とを有し、前記上側撮影部が前記下側撮影部と対向及び近接した状態で前記分包袋を撮影する
ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤監査支援装置。
【請求項4】
前記遷移支持部は、
前記上部ユニットを前記閉状態に遷移させた場合、前記上側撮影部を、前記分包袋の撮影が可能な位置において前記下側撮影部と対向させ、
前記上部ユニットを前記開状態に遷移させた場合、前記上側撮影部を、前記分包袋の撮影が可能な位置から離隔させる
ことを特徴とする請求項3に記載の薬剤監査支援装置。
【請求項5】
前記上側撮影部及び前記下側撮影部は、前記分包袋に光を照射する発光部をそれぞれ具え、
前記撮影部は、前記分包袋に対し、前記上側撮影部から光を照射した状態の画像と、前記下側撮影部から光を照射した状態の画像とをそれぞれ撮影する
ことを特徴とする請求項4に記載の薬剤監査支援装置。
【請求項6】
前記遷移支持部は、
前記搬送方向と平行な中心軸を回動中心として、前記下部ユニットに対し前記上部ユニットを回動させる
ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤監査支援装置。
【請求項7】
前記中心軸は、前記搬送空間よりも上側に設けられている
ことを特徴とする請求項6に記載の薬剤監査支援装置。
【請求項8】
前記遷移支持部は、
前記搬送方向と交差する変位方向に沿って、前記下部ユニットに対し前記上部ユニットを変位させる
ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤監査支援装置。
【請求項9】
前記搬送空間に前記分包袋が挿入されたことを検出する挿入検出部と、
前記搬送部を制御する制御部と
をさらに具え、
前記制御部は、前記分包袋の搬送を開始する場合、前記搬送部による搬送を停止させた状態において前記挿入検出部により当該分包袋が挿入されたことを検出してから、前記搬送部による搬送を開始させる
ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤監査支援装置。
【請求項10】
前記上部ユニットの前記閉状態から前記開状態への遷移を許可又は禁止するロック機構
をさらに具えることを特徴とする請求項1に記載の薬剤監査支援装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は薬剤監査支援装置に関し、例えば複数個の薬剤が収納され一包化された分包袋の監査を支援する場合に適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、1回の服用機会に複数種類の薬剤を服用する患者のために、予め当該薬剤を1個の分包袋に収納しておく一包化を行うことにより、当該患者が服用時に処方箋に記載された薬剤の種類や数量に基づき、服用する薬剤を準備する負担の軽減が図られている。
【0003】
この一包化を行う場合、患者に薬剤を提供する薬剤師等は、医師の処方に従って薬剤を調剤すると共に、各分包袋に薬剤が適切に収納されていることを確認してから、当該分包袋を患者に渡す必要がある。しかし、各分包袋に収納されている多種多様な薬剤を薬剤師等が確認するには、多大な労力を要する。
【0004】
そこで、薬剤監査支援装置として、分包袋が連続的に接続された分包袋連続体を搬送しながら各分包袋を撮影して画像を生成し、当該画像の解析結果に基づいた表示等を行う薬剤監査支援装置が提案されている。このような薬剤監査支援装置では、分包袋の内部で薬剤同士が重なっていると、画像の解析が困難となる。そこで薬剤監査支援装置として、分包袋に振動を与える振動手段を設けたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-144101号公報(図1等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述した薬剤監査支援装置では、分包袋連続体を搬送する搬送部において、例えば搬送路の上側及び下側にそれぞれローラを配置して分包袋連続体を挟持し、該ローラの回転により該分包袋連続体を搬送する。また薬剤監査支援装置では、各分包袋を撮影する撮影部において、例えば上側に発光素子を配置すると共に下側に撮像素子を配置することにより、陰影が表れた画像を生成し、この画像を基に各薬剤の外形を判別することができる。
【0007】
一方、上述した分包袋連続体は、全体として紐のような細長い形状に構成されているため、ねじれた状態や絡まった状態となる場合がある。そうすると薬剤監査支援装置では、分包袋連続体が搬送路上で詰まりを生じ、正常に搬送できなくなるため、各分包袋を正常に撮影できなくなる。
【0008】
また、接続されていない個別の分包袋を搬送する場合においても、該分包袋が折れ曲がった状態で搬送される可能性がある。そうすると薬剤監査支援装置では、搬送路上で該分包袋が詰まりを発生させるため、正常に搬送できなくなり、また該分包袋を正常に撮影できなくなる。
【0009】
このような場合、薬剤監査支援装置では、分包袋連続体又は個別の分包袋を搬送路から外し、ねじれや折れ曲がりを解消してから、再び当該分包袋連続体又は個別の分包袋を搬送部により搬送させる、といった保守作業を行う必要ある。しかし、この薬剤監査支援装置では、搬送部や撮影部を構成する各部品が搬送路を挟むように配置されているため、保守作業において分包袋連続体又は個別の分包袋を搬送路から除去することが困難であり、手間や時間を要する、という問題があった。
【0010】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、保守作業を容易化し得る薬剤監査支援装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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