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公開番号
2024178704
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023097050
出願日
2023-06-13
発明の名称
積層体及びその製造方法、並びに、積層体からなる包装用紙、包装袋及び包装体
出願人
株式会社トライフ
代理人
個人
主分類
D21H
27/30 20060101AFI20241218BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】低環境負荷であり、柔軟性及び引張伸びを両立することにより優れた包装適性を備える、ヒートシール可能な紙ベースの透気性積層体を提供すること。
【解決手段】紙基材、及び、透気性熱可塑性樹脂層を備える積層体であって、JAPAN TAPPI No.34に準拠して測定されるソフトネスが500mN/50mm以下であり、JIS P 8113:2006に準拠して測定される引張破断伸びが3%以上である、積層体。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
紙基材、及び、
透気性熱可塑性樹脂層
を備える積層体であって、
JAPAN TAPPI No.34に準拠して測定されるソフトネスが500mN/50mm以下であり、
JIS P 8113:2006に準拠して測定される引張破断伸びが3%以上である、積層体。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記紙基材がクレープ紙である、請求項1記載の積層体。
【請求項3】
前記紙基材の坪量が60g/m
2
未満である、請求項1記載の積層体。
【請求項4】
前記透気性熱可塑性樹脂層がアイオノマーを含む、請求項1記載の積層体。
【請求項5】
前記透気性熱可塑性樹脂層の存在量が1g/m
2
~8g/m
2
である、請求項1記載の積層体。
【請求項6】
前記紙基材及び前記透気性熱可塑性樹脂層のみからなる、請求項1記載の積層体。
【請求項7】
透気度が200秒以下である、請求項1記載の積層体。
【請求項8】
請求項1記載の積層体の製造方法であって、
前記紙基材の少なくとも一方の表面に熱可塑性樹脂粒子の分散液を塗工する工程、及び
前記塗工後の前記紙基材を乾燥して前記透気性熱可塑性樹脂層を形成する工程
を含む、製造方法。
【請求項9】
前記分散液が水を含む、請求項8記載の製造方法。
【請求項10】
請求項1記載の積層体からなる包装用紙。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒートシール可能な紙ベースの積層体に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ヒートシール可能な紙ベースの積層体は様々な用途に使用されており、例えば、板紙上に熱可塑性樹脂層を備えるものが紙コップの製造に使用されている。
【0003】
また、ヒートシール可能な紙ベースの積層体はティッシュペーパー、ペーパータオル等の衛生紙の包装にも使用されており、例えば、特許文献1には、熱可塑性樹脂の押出ラミネート層を紙基材上に備える積層体からなる、衛生紙の包装袋が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-102394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
紙ベースの積層体は従来の石油由来のプラスチックフィルムをベースとする積層体に比べて環境負荷を低減することができる。しかし、環境負荷を更に低減することがより好ましい。
【0006】
また、包装用途では、柔軟性が高い方が好ましい場合がある。そのような場合は、例えば、積層体の紙基材を薄くして当該積層体の柔軟性を高めることができるが、その一方で、積層体の引張伸びが低下する。引張伸びが低下すると、外力に対する変形性が低下し、積層体が破れやすくなる。
【0007】
更に、熱可塑性樹脂の押し出しラミネート層を備える紙ベースの積層体では透気性がほぼ失われるが、包装物の使用態様によっては、透気性を有する方が好ましい場合がある。
【0008】
本発明は、低環境負荷であり、柔軟性及び引張伸びを両立することにより優れた包装適性を備える、ヒートシール可能な紙ベースの透気性積層体を提供することをその目的とする。また、本発明は上記積層体の用途を提供することをも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、
紙基材、及び、
透気性熱可塑性樹脂層
を備える積層体であって、
JAPAN TAPPI No.34に準拠して測定されるソフトネスが500mN/50mm以下であり、
JIS P 8113:2006に準拠して測定される引張破断伸びが3%以上である、積層体である。
【0010】
前記紙基材がクレープ紙であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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