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公開番号
2024178687
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023097019
出願日
2023-06-13
発明の名称
現像剤収容体及び画像形成装置
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03G
21/12 20060101AFI20241218BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】現像剤を収容するため、画像形成装置本体に対して着脱自在に装着される現像剤収容体があるが、トナー導入口を開閉する開閉部材の開閉動作に伴って、現像剤による汚れが発生するという問題があった。
【解決手段】画像形成装置1の画像形成部から排出される廃トナーを排出するためのトナー排出ダクト41を水平方向に受け入れ可能な開口部51bと、トナー排出ダクト41から排出される廃トナー18を鉛直下方に導入する開口63aと、開口63aから導入される廃トナー18を収容する廃トナー収容部51fと、開口63aを、塞ぐ閉位置と開放する開位置との間で移動自在な廃トナーシャッタ61とを有し、廃トナーシャッタ61は、開口63aを閉じる下部平面61hを有し、下部平面61hは、廃トナーシャッタ61が開位置から閉位置まで移動する間に、少なくとも鉛直下方において移動する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
現像剤を排出するための排出部を内部に受け入れ可能な現像剤収容体であって、
前記排出部を第1の方向に受け入れ可能な受入口と、
前記排出部から排出される前記現像剤を前記第1の方向に対して交差する第2の方向に導入する導入口と、
前記導入口から導入される前記現像剤を収容する現像剤収容部と、
前記導入口を塞ぐ閉位置と、前記導入口を開放する開位置との間で移動自在な開閉部材と
を有し、
前記開閉部材は、前記導入口を閉じる遮蔽面を有し、
前記遮蔽面は、前記開閉部材が前記開位置から前記閉位置まで移動する間に、少なくとも前記第2の方向において移動することを特徴とする現像剤収容体。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記導入口は、自身が該導入口の一部となる開口が形成されたシール部材によって囲まれ、前記開閉部材が前記開位置から閉位置まで移動する間において、前記遮蔽面が前記シール部材に当接する位置が前記閉位置であることを特徴とする請求項1記載の現像剤収容体。
【請求項3】
前記遮蔽面は、前記開閉部材が前記開位置から前記閉位置まで移動する間に、前記現像剤収容部に近づく方向に移動することを特徴とする請求項1又は2記載の現像剤収容体。
【請求項4】
前記開閉部材は、回動軸を中心に回動自在であり、
前記回動軸は、前記第1の方向及び前記第2の方向の双方向に対して略垂直に延在することを特徴とする請求項1記載の現像剤収容体。
【請求項5】
前記開閉部材は、前記排出部を前記内部に受け入れた場合に、前記閉位置から前記開位置まで回動し、前記第2の方向からみたときの、前記導入口が形成される領域内において、前記排出部を介した前記導入口とは反対側で前記排出部に当接することを特徴とする請求項4記載の現像剤収容体。
【請求項6】
前記導入口は、自身が前記導入口の一部となる開口が形成されたシール部材によって囲まれ、
前記遮蔽面における、前記開閉部材を閉じる方向の端部から前記回動軸までの距離をR1とし、前記開口の前記受入口側の縁部から前記回動軸までの距離をR2としたとき、
R1<R2
を満たすことを特徴とする請求項4記載の現像剤収容体。
【請求項7】
前記導入口が形成されて、前記現像剤収容部と連続する内部空間を有する筐体を備え、
前記開閉部材は、前記閉位置にある場合に前記筐体に設けられた被係合部と係合する係合部を有し、
前記係合部と前記被係合部とは、前記開閉部材が前記閉位置にある場合に、少なくとも前記第2の方向において対向することを特徴とする請求項4記載の現像剤収容体。
【請求項8】
前記係合部は、前記回動軸を中心とする所定の半径の円弧に沿って形成され、前記被係合部は、中心が前記回動軸からずれた前記所定の半径の円弧に沿って形成されたことを特徴とする請求項7記載の現像剤収容体。
【請求項9】
前記遮蔽面は、前記開閉部材が前記閉位置にある場合に、前記導入口に嵌入する凸部を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の現像剤収容体。
【請求項10】
付勢部材を備え、
前記開閉部材は、前記付勢部材によって前記開位置から前記閉位置に向かう方向に付勢されていることを特徴とする請求項1又は2記載の現像剤収容体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、特に現像剤を収容する現像剤収容体を備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、現像剤を排出するための排出部を受け入れる受入口と、受け入れた排出部から排出される現像剤を現像剤収容部に導入する導入口と、導入口を開閉可能な開閉部材とを備えた現像剤収容体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-85894号公報(第11頁、図7)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、開閉部材の開閉に伴って、現像剤による汚れが発生する場合があるという問題があった。本発明は、この汚れを低減できる現像剤収容体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明による現像剤収容体は、現像剤を排出するための排出部を内部に受け入れ可能な現像剤収容体であって、
前記排出部を第1の方向に受け入れ可能な受入口と、前記排出部から排出される前記現像剤を前記第1の方向に対して交差する第2の方向に導入する導入口と、前記導入口から導入される前記現像剤を収容する現像剤収容部と、前記導入口を塞ぐ閉位置と、前記導入口を開放する開位置との間で移動自在な開閉部材とを有し、
前記開閉部材は、前記導入口を閉じる遮蔽面を有し、前記遮蔽面は、前記開閉部材が前記開位置から閉位置まで移動する間に、少なくとも前記第2の方向において移動することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の現像剤収容体によれば、開閉部材が閉位置に移動する際に、導入口の周辺に付着する現像剤が外部に漏れて汚れが生ずるのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明による現像剤収容体を備えた画像形成装置の要部構成を示す要部構成図である。
現像装置の要部構成を示す要部構成図である。
画像形成装置本体に対して、着脱可能な廃トナーボックスの装着、或いは取り出し時の一過程を示す外観斜視図である。
廃トナーボックス単体を斜め下方からみた外観斜視図である。
画像形成装置本体に装着された状態の廃トナーボック単体を斜め上方からみた外観斜視図である。但し、内部構成を示すため背面と反対側の前面を除いた状態となっている。
図5に示す開閉機構部の周辺を部分拡大した部分拡大図であり(a)は廃トナーシャッタが閉じた状態を示し、(b)は廃トナーシャッタが開いた状態を示す。
廃トナーシャッタの幅方向(矢印X方向)の略中心部を含む開閉機構部の断面図であり、(a)は廃トナーシャッタが閉じた状態を示し、(b)は廃トナーシャッタが開いた状態を示す。
廃トナーシャッタの回動軌跡とこの回動中心からシールスポンジの開口までの距離の関係についての説明に供する動作説明図である。
廃トナーボックスが画像形成装置本体に装着された状態での、廃トナーシャッタの動作についての説明に供する動作説明図である。
廃トナーシャッタに形成された係合突起と、廃トナー受入部に形成された被係合突起との関係についての説明に供する動作説明図である。
変形例1の開閉機構部の構成を示す断面図であり、(a)は廃トナーシャッタが閉位置にある状態を示し、(b)は廃トナーシャッタが開位置にある状態を示している。
変形例2の開閉機構部の要部構成を示す断面図であり、(a)は、廃トナーボックスが画像形成装置本体に装着された状態を示し、(b)は、廃トナーボックスが画像形成装置本体から外された単独の状態を示す。
変形例3の開閉機構部の要部構成を示す断面図であり、(a)、(b)、(c)は、それぞれ廃トナーボックスが画像形成装置本体に装着される過程を示す。
変形例4の開閉機構部の要部構成を示す断面図であり、(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ廃トナーボックスが画像形成装置本体に装着される過程を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施の形態1.
図1は、本発明による現像剤収容体を備えた画像形成装置1の要部構成を示す要部構成図である。
【0009】
同図において、搬送ローラ30a~30eは、装置内の下部に積層した状態で置かれる印刷媒体としての記録用紙28を、同図中に点線で示す搬送経路に沿って一枚ずつ矢印方向に搬送する。現像装置10は、搬送経路に沿って配設されている。
【0010】
ここで、現像装置10の構成について図2を参照しながら説明する。図2は、現像装置10の要部構成を示す要部構成図である。
(【0011】以降は省略されています)
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