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公開番号
2024178101
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-24
出願番号
2024058792
出願日
2024-04-01
発明の名称
微細構造を介した光結合を用いた発光時計表示
出願人
ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G04B
19/30 20060101AFI20241217BHJP(時計)
要約
【課題】電気ワイピング接点を使用せずに、必要に応じて時計の針を照明することが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】少なくとも1つの光源を含み、上面上に少なくとも1つの基準スケールを担持する文字盤とユーザに面する側の風防との間に、回転軸Dの周りに同軸であり、かつ少なくとも1つの光源によって放射された光の一部を拡散するように配置された第1の導光体11を含む少なくとも1つの第1の発光インジケータ1を含む一組の針を含む腕時計用の表示装置であって、第1の導光体11は、光が第1の導光体11に入ること及び/又は光が第1の導光体11から出ることを可能にするように配置された第1の結合微細構造110を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
腕時計(1000)用の表示装置(100)であって、
少なくとも1つの光源(200)を含み、かつ、上面(301)上の少なくとも1つの基準スケールを担持する文字盤(300)とユーザに面する側の風防(400)との間に、前記少なくとも1つの光源(200)によって放射された光の一部を拡散するように配置された第1の導光体(11)を含む少なくとも第1の発光インジケータ(1)を含む回転軸(D)の周りに同軸の一組の針(10)を含み、
前記第1の導光体(11)は、前記第1の導光体の透明層に配置された第1の結合微細構造(110)を含み、前記第1の結合微細構造(110)は、光が前記第1の導光体(11)に入ること及び/又は光が前記第1の導光体(11)から出ることを可能にするように配置される、表示装置(100)。
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【請求項2】
前記少なくとも1つの第1の発光インジケータ(1)は、前記第1の導光体(11)を形成しかつ第1のヘッド(15)及び第1の本体(16)を形成する透明層と不透明金属層(36)とを含む複数の層を含み、前記第1のヘッド(15)は、前記回転軸(D)に対して中心合わせされ、かつユーザには見えない第1の下面(152)において光束を受けるように配置されており、
前記第1の結合微細構造(110)は、前記透明導光体層への入力結合を提供するように、前記ヘッド(15)において前記透明導光体層上又はその中に配置される、請求項1に記載の表示装置(100)。
【請求項3】
前記同軸の一組の針(10)は、前記第1の発光インジケータ(1)と前記風防(400)との間に、前記少なくとも1つの光源(200)及び/又は前記第1の発光インジケータ(1)によって放射された光の一部を拡散するように配置された第2の導光体(21)を含む少なくとも1つの第2の発光インジケータ(2)を含み、
前記第2の導光体(21)は、前記第1の導光体の透明層に配置される第2の結合微細構造(210)を含み、前記第2の結合微細構造(210)は、光が前記第2の導光体(21)に入ること及び/又は前記第2の導光体(21)から出ることを可能にするように配置される、請求項1に記載の表示装置(100)。
【請求項4】
前記同軸の一組の針(10)は、前記第1の発光インジケータ(1)と前記風防(400)との間に、複数の重ね合わせられた同軸の発光インジケータを含み、それぞれが、前記少なくとも1つの光源(200)及び/又は前記風防(400)から離れた方を向いた側においてその下に配置された前記発光インジケータによって放射された光の一部を拡散するように配置された導光体を含み、それぞれが、光が前記導光体に入ること及び/又は光が前記導光体から出ることを可能にするように配置された結合微細構造を含む、請求項1に記載の表示装置(100)。
【請求項5】
前記同軸の一組の針(10)に含まれる少なくとも1つの発光インジケータが、不透明金属層(36)及び透明導光体形成層を含む複数の層を備え、かつヘッド及び本体を形成し、前記ヘッドは回転軸(D)に対して中心合わせされ、ユーザには見えない第1の下面において光束を受けるように配置され、
前記結合微細構造は、前記光束の少なくとも一部を吸収し、かつ第2の光束を前記透明導光体層内に再放射するように、前記ヘッドにおいて前記透明導光体層上又はその中に配置される、請求項1に記載の表示装置(100)。
【請求項6】
前記光束の少なくとも一部を吸収し、かつ前記透明導光体層に第2の蛍光又は燐光光束をそれぞれ再放射するために、前記ヘッドにおいて、前記同軸の一組の針(10)に含まれる少なくとも1つの発光インジケータの前記透明導光体層(38)上又はその中に蛍光又は燐光材料が配置される、請求項5に記載の表示装置(100)。
【請求項7】
前記風防(400)に最も近いインジケータが、結合微細構造を互いにグループ化する結合面を有しており、前記結合面は、前記風防(400)から離れた方を向いた側において直下にあるインジケータの結合面よりも大きい、請求項1に記載の表示装置(100)。
【請求項8】
前記同軸の一組の針(10)に含まれる少なくとも1つの発光インジケータが、透明導光体層(38)を含み、前記透明導光体層(38)は、前記回転軸(D)に実質的に垂直な第2の光束の光線の全内部反射を生成するように配置される、請求項5又は6に記載の表示装置(100)。
【請求項9】
前記同軸の一組の針(10)に含まれる少なくとも1つの発光インジケータが、不透明金属層(36)及び透明導光体層(38)を含む複数の層を備え、かつ前記不透明金属層(36)と前記透明導光体層(38)との間に光絶縁層(40)を含み、
前記光絶縁層の屈折率と前記透明導光体層(38)の屈折率との差Δnが0.1以上0.5以下の範囲にある、請求項1に記載の表示装置(100)。
【請求項10】
前記光絶縁層(40)は、5μm~15μmの範囲の厚さを有する、請求項9に記載の表示装置(100)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも1つの光源を含み、上面に少なくとも1つの基準スケールを担持する文字盤とユーザに面する側の風防との間に、回転軸の周りに同軸であり、かつ前記少なくとも1つの光源によって放射された光の一部を拡散するように配置された第1の導光体を含む少なくとも1つの第1の発光インジケータを含む一組の針を含む時計表示装置に関する。
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【0002】
本発明は、時計、特に腕時計の表示の分野に関し、より詳細には発光表示に関する。
【背景技術】
【0003】
EP19220169には、いくつかの光源を用いた針の照明の原理が記載されている。第1の光源、典型的にはLED又はLED群は、第2の光源、特に針の下に配置された蛍光顔料を含むドットを遠隔的に励起する。したがって、一次光源の発光スペクトル及び二次光源の励起スペクトルは、システムが有効であるために一致しなければならない。これにより、400nm付近で十分に発光するLEDの選択が制限される。蛍光顔料は、紫外線波長において最大吸収ピークを有する。同文献にはさらに、短針の頭部に開口部があり、光が分針まで通過することを可能にすることが記載されており、これはそのような針の製造を明らかに複雑にするものである。
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的は、従来技術の蛍光又は燐光コーティングの代替物を用いて、夜間又は暗い環境での表示用の時計用発光インジケータを発展させることである。
【0005】
この目的のために、本発明は、請求項1に記載の表示装置に関する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の目的、利点及び特徴は、添付の図面を参照して与えられる以下の詳細な説明を読むことによって、よりよく理解されるであろう。
本発明による針の第1の代替実施形態の、前記針の回転軸を通る断面図である。
本発明による針の第2の代替実施形態の、前記針の回転軸を通る断面図である。
本発明による同軸の一組の針の、重ね合わせた2本の針を示し、前記針の共通の回転軸を通る断面図である。
本発明による同軸の一組の針を含む腕時計の、下方光源によって照らされた重ね合わせた2本の針を示し、前記針の共通の回転軸を通る断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明は、微細構造を介した光結合を用いた発光時計表示に関する。
【0008】
参照として本明細書に組み込まれているEP3845974A1には、アナログ表示装置用の可動インジケータ、特に針のような1つ以上の可動インジケータを含む時計表示装置が記載されている。このインジケータは、不透明金属層及び透明導光体層を含み、インジケータの本体及びヘッドを形成する多層部分を備える。ヘッドは、インジケータの回転軸に対して中心合わせされ、ユーザから離れた側を向いたその下面で光束を受けるように配置される。蛍光材料は、インジケータのヘッドの透明導光体層上に配置され、この光束の少なくとも一部を吸収して、第2の蛍光光束を透明導光体層に再放射する。
【0009】
より詳細には、この特許文献EP3845974A1による表示装置は、文字盤と、文字盤の上方、すなわち時計の風防側に配置され、かつユーザに見えるそのようなインジケータとを含み、インジケータのそれぞれのヘッドは、共通の回転軸を中心に回転するように重ね合わせられ、かつそれぞれのアーバーに固定されており、この装置は、下から、すなわち、ユーザから離れた側を向いており、かつスケルトン又はミステリアス時計の場合を除いては見えない文字盤の底部側に配置され、共通の回転軸に実質的に平行であり、かつ蛍光材料によって再放射される波長よりも短い波長を有する光束によってインジケータの全てのヘッドを照明するように配置された固定照明源を含む。固定照明源は、以下ではLEDと称する発光ダイオード及び/又は有機LEDを含んでもよく、これらは、前記アーバーの周囲に分布し、かつ文字盤の下に配置された以下ではPCBと称するプリント回路素子上に搭載されており、又は同様に配置されたVCSELタイプの小型レーザ源を含み得る。
【0010】
同様に、かつ代替的に、本発明は、特に微細構造を介した光学的結合によって、少なくとも1つの発光針を含む時計表示を製造することを提案する。微細構造が存在するため、この発光針は、必然的に蛍光材料を含むEP3845974A1に詳細に記載されているものよりも簡単であり、したがって、針のコストを削減することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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