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公開番号2024178104
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2024071445
出願日2024-04-25
発明の名称微細構造物の複製による発光針を製造する方法
出願人ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド
代理人個人,個人,個人
主分類G04B 19/30 20060101AFI20241217BHJP(時計)
要約【課題】産業上利用可能な発光針を製造する方法を提供する。
【解決手段】発光時計針80を製造する方法であって、一方で第1群の動作1000を通じて、少なくとも一つの導光体30又は一の導光体ストリップを、初期にマスター1に作られた微細構造物の複製によって製造することと、他方で第2群の動作2000を通じて、少なくとも一つの針本体50又は一の針本体ストリップを製造することとを別個に行い、少なくとも一つの針本体50又は一の針本体ストリップが、接合動作600及び組み立て動作700を通じて前記少なくとも一つの導光体30又は一の導光体ストリップと組み立てられた後、発光針80が最終切断動作800を通じて完成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
発光時計針(80)を製造する方法であって、
一方で第1群の動作(1000)を通じて、少なくとも一つの導光体(30)又は一の導光体ストリップ(35)を、初期にマスター(1)に作られた微細構造物の複製によって製造することと、他方で第2群の動作(2000)を通じて、少なくとも一つの針本体(50)又は一の針本体ストリップ(55)を製造することとを別個に行い、前記少なくとも一つの針本体(50)又は前記一の針本体ストリップ(55)が、接合動作(600)及び組み立て動作(700)を通じて前記少なくとも一つの導光体(30)又は前記一の導光体ストリップ(35)と組み立てられた後、前記発光針(80)が最終切断動作(800)を通じて完成されることを特徴とする、方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1群の動作(1000)において、第1動作(100)のときに、前記少なくとも一つの導光体(30)又は前記一の導光体ストリップ(35)に転写される微細レリーフのポジモデルである前記マスター(1)が、エッチング手段(110)によって作られ、前記微細レリーフは微細構造物を含み、前記微細構造物は、いくつかが光の結合及び抽出のために設けられ、他のいくつかが他の製造ステップのための位置合わせ標識として設けられることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1群の動作(1000)において、第2動作(200)のときに、微細構造物を印刷するべく前記マスター(1)に基づいてネガツール(2)が作られ、プラスチックから作られた基材(20)が設けられ、前記基材(20)の上に樹脂が堆積され、前記樹脂によって前記プラスチック基材(20)における前記マスター(1)にもたらされた微細構造物を再生することによって、前記プラスチック基材(20)の上に事前に堆積された前記樹脂に前記微細構造物を印刷することを許容する前記ネガツール(2)の作用のもとで、少なくとも一つの未加工導光体(30)又は一の導光体ストリップ(35)を作るべく、前記前記プラスチック基材(20)に微細構造物が複製されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記基材(20)が、50から100マイクロメートルの厚さを有するPET又はTACから選択されることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記微細構造物の前記複製がUVエンボス加工又はホットエンボス加工によって行われることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記第2動作(200)の後に、第3動作(300)において、切断手段(310)又はCO

レーザーを使用して前記未加工導光体が、前記針の管が配置されるべき位置で事前切断され、前記未加工導光体に存在する前記位置合わせ標識に位置合わせされることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記最終切断動作(800)の間にレーザー切断手段を使用して前記発光針(80)はそれぞれが完成及び解放され、前記光を、前記針まわりから前記腕時計の装着者の方へ、この目的のために設けられた前記抽出微細構造物によって逃がすべく、前記切断が、前記針の公称幅よりも近似的に0.1mm広くなされることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、周縁が照明される針が製造されることを目的として実装され、前記針には前記微細構造物が複製されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、スケルトン針が、前記針の少なくとも複数の開口全体にわたって照明されるように製造されることを目的として実装されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、針が一側のみに又は前記針の先端のみに照明されるように製造されることを目的として実装されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発光時計針を製造する方法に関する。
続きを表示(約 860 文字)【0002】
本発明はまた、この方法に従って製造された針に関する。
【0003】
本発明は、時計針、詳しくは発光針、の製造に関する。
【背景技術】
【0004】
特許文献1及び特許文献2には、蛍光照明される針の動作原理及びかかる針を製造する方法が記載されており、その主要コンポーネントは、シートメタルと、金属表面を光学的に分離する機能を有する低屈折率層と、蛍光を針のエッジの方に導く機能を有する中間屈折率層と、例えばLED等のような遠隔一次光源によって励起される蛍光顔料の堆積体とからなる。
【0005】
特許文献2には、特に、事前切断されたシートメタルへの異なる樹脂の堆積に基づく製造方法が記載されている。この方法は、開口(この場合は金属シートの事前切断部)に液体樹脂を保持することが困難であるため、実装することが難しい。また、針まわりの開口を閉じるための犠牲膜の使用が、特に細心の注意を要する。加えて、かかる方法によれば、針の先端の取り付け部を、導光体を形成する樹脂を超えたところで切断し、針の全周にわたって光を取り出せるようにする必要がある。よって、取り付け部は可視のままとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
欧州特許出願公開第3845974号明細書
国際公開第2022/122199号
【発明の概要】
【0007】
本発明の目的は、産業上利用可能な発光針を製造する方法を開発することにある。
【0008】
この目的に向けて、本発明は、請求項1に記載の発光時計針を製造する方法に関する。
【0009】
本発明はまた、この方法に従って作られた針に関する。
【0010】
本発明は、腕時計ディスプレイ、詳しくは腕時計針、さらに詳しくは発光針、の分野に関する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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