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公開番号2024177771
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023096102
出願日2023-06-12
発明の名称コネクタ
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類H01R 13/64 20060101AFI20241217BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】従来必要とされた嵌合検知用部品を省略し、コネクタを小型化する。
【解決手段】コネクタ10は、レセプタクルハウジング21及びレセプタクル端子28を有するレセプタクル20と、プラグハウジング31及びプラグ端子38を有するプラグ30と、を備える。レセプタクル端子28及びプラグ端子38は、互いに重なり合うように導通接続される端子接続部28b,38bをそれぞれ有する。端子接続部38bは、端子接続部28bに対して離間する方向へ弾性変形可能に形成される。レセプタクルハウジング21には、レセプタクル20とプラグ30との半嵌合状態において端子接続部38bを摺動接触により離間する方向へ弾性変形させる絶縁性を有するガイド部25が設けられる。端子接続部38bに嵌合孔39が形成される。レセプタクル20とプラグ30との完全嵌合状態においてガイド部25と嵌合孔39とが嵌合する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
レセプタクルハウジング及び該レセプタクルハウジングに保持されたレセプタクル端子を有するレセプタクルと、
前記レセプタクルハウジングに嵌合されるプラグハウジング及び該プラグハウジングに保持されたプラグ端子を有するプラグと、
を備えており、
前記レセプタクル端子及び前記プラグ端子は、互いに重なり合うように導通接続される端子接続部をそれぞれ有する、コネクタであって、
前記レセプタクル端子と前記プラグ端子とのうちの一方の端子の端子接続部は、他方の端子の端子接続部に対して離間する方向へ弾性変形可能に形成されており、
前記他方の端子側には、前記レセプタクルと前記プラグとの半嵌合状態において前記一方の端子の端子接続部を摺動接触により離間する方向へ弾性変形させる絶縁性を有するガイド部が設けられており、
前記一方の端子の端子接続部には、前記ガイド部と嵌合する嵌合部が形成されており、
前記前記レセプタクルと前記プラグとの完全嵌合状態において、前記一方の端子の端子接続部の弾性復元により前記ガイド部と前記嵌合部とが嵌合することにより前記端子接続部同士が導通接続される、コネクタ。
続きを表示(約 82 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコネクタであって、
前記嵌合部は、前記一方の端子の端子接続部に形成された嵌合孔又は嵌合凹部である、コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術はコネクタに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
コネクタは、レセプタクルとプラグとを備える。レセプタクルは、レセプタクルハウジング及びレセプタクルハウジングに保持されたレセプタクル端子を有する。プラグは、プラグハウジング及びプラグハウジングに保持されたプラグ端子を有する。プラグハウジングは、レセプタクルハウジングに嵌合される。また、レセプタクル端子及びプラグ端子には、互いに重なり合うように導通接続される端子接続部をそれぞれ有するものがある。この場合、端子接続部同士は、レセプタクルとプラグとが完全嵌合状態に限らず、半嵌合状態でも導通接続された状態となる。したがって、レセプタクル端子とプラグ端子との通電検査によって、ハウジング同士の嵌合状態が完全か否かを確認することができない。
【0003】
また、特許文献1には、一方のハウジングに設けた検知通電板及び絶縁プレートと、他方のハウジングに設けた一対の嵌合検知コンタクトと、を備える嵌合確認装置が開示されている。レセプタクルとプラグとの完全嵌合状態では、検知通電板と一対の嵌合検知コンタクトとが導通接続されることにより、嵌合検知回路が形成される。また、レセプタクルとプラグとの半嵌合状態では、検知通電板と一対の嵌合検知コンタクトとの導通が絶縁プレートによって遮断される。これにより、嵌合検知回路の通電を確認することによってハウジング同士の嵌合状態が完全か否かを確認する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-106951号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のコネクタによると、検知通電板、一対の嵌合検知コンタクト及び絶縁プレート等の嵌合検知用部品が必要であるため、コネクタの大型化を余儀なくされる。
【0006】
本明細書に開示の技術が解決しようとする課題は、レセプタクル端子及びプラグ端子が互いに重なり合うように導通接続される端子接続部をそれぞれ有するコネクタにおいて、嵌合検知用部品を要することなく、ハウジング同士の嵌合状態が完全か否かを確認することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本明細書が開示する技術は次の手段をとる。
【0008】
第1の手段は、レセプタクルハウジング及び該レセプタクルハウジングに保持されたレセプタクル端子を有するレセプタクルと、前記レセプタクルハウジングに嵌合されるプラグハウジング及び該プラグハウジングに保持されたプラグ端子を有するプラグと、を備えており、前記レセプタクル端子及び前記プラグ端子は、互いに重なり合うように導通接続される端子接続部をそれぞれ有する、コネクタであって、前記レセプタクル端子と前記プラグ端子とのうちの一方の端子の端子接続部は、他方の端子の端子接続部に対して離間する方向へ弾性変形可能に形成されており、前記他方の端子側には、前記レセプタクルと前記プラグとの半嵌合状態において前記一方の端子の端子接続部を摺動接触により離間する方向へ弾性変形させる絶縁性を有するガイド部が設けられており、前記一方の端子の端子接続部には、前記ガイド部と嵌合する嵌合部が形成されており、前記前記レセプタクルと前記プラグとの完全嵌合状態において、前記一方の端子の端子接続部の弾性復元により前記ガイド部と前記嵌合部とが嵌合することにより前記端子接続部同士が導通接続される、コネクタである。
【0009】
第1の手段によると、レセプタクルハウジングとプラグハウジングとの半嵌合状態では、他方の端子側に設けられた絶縁性を有するガイド部に対して、レセプタクル端子とプラグ端子とのうちの一方の端子の端子接続部が弾性変形いわゆる撓み変形を利用して乗り上げる。これにより、一方の端子の端子接続部が他方の端子の端子接続部に対して離間されるため、端子接続部同士の導通が遮断される。また、レセプタクルハウジングとプラグハウジングとの完全嵌合状態では、他方の端子側のガイド部と、一方の端子の端子接続部の嵌合部と、が合致する。すると、一方の端子の端子接続部の弾性復元により、ガイド部と嵌合部とが嵌合することにより、端子接続部同士が重なり合うように導通接続される。したがって、レセプタクル端子とプラグ端子との通電検査によって、ハウジング同士の嵌合状態が完全か否かを確認することができる。よって、レセプタクル端子及びプラグ端子が互いに重なり合うように導通接続される端子接続部をそれぞれ有するコネクタにおいて、嵌合検知用部品を要することなく、ハウジング同士の嵌合状態が完全か否かを確認することができる。また、嵌合検知用部品を要しないため、コネクタの小型化に有効といえる。なお、ガイド部が設けられる他方の端子側には、他方の端子側のハウジング又は他方の端子の端子接続部が相当する。
【0010】
第2の手段は、前記嵌合部は、前記一方の端子の端子接続部に形成された嵌合孔又は嵌合凹部である、コネクタである。
(【0011】以降は省略されています)

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