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公開番号
2025010827
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023113073
出願日
2023-07-10
発明の名称
コンデンサ装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01G
2/08 20060101AFI20250116BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コンデンサバスバーのインダクタンス増大の抑制とコンデンサの放熱性の向上を両立させるコンデンサ装置を提供する。
【解決手段】コンデンサ装置5は、コンデンサ30と、コンデンサバスバー29と、放熱バスバー26と、を備える。コンデンサバスバー29は、一端にコンデンサが電気的に接続され、他端に電気部品が電気的に接続され、コンデンサと電気部品が並ぶ方向に延びている。放熱バスバー26は、コンデンサバスバーが延びる方向に関してコンデンサバスバーに非介在となるようにコンデンサバスバーに端部が設けられコンデンサの熱を放熱する。これによれば、コンデンサバスバーのインダクタンス増大の抑制とコンデンサの放熱性の向上を両立できる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
コンデンサ(30)と、
一端に前記コンデンサが接続され、他端に電気部品(6)が接続され、前記コンデンサと前記電気部品が並ぶ並び方向(DP)に延びるコンデンサバスバー(19、29)と、
前記並び方向に関して前記コンデンサバスバーに非介在となるように、前記コンデンサバスバーに端部が設けられ、前記コンデンサの熱を放熱する放熱バスバー(26A、26B、316、326)と、
前記コンデンサ、前記コンデンサバスバーの一部、および、前記放熱バスバーの一部を、内部の収納空間(45)に収納するコンデンサケース(40)と、
前記コンデンサケースを収納するケース(80)と、
空気よりも熱伝導率の高い放熱部材(60)と、を備え、
前記ケースは、
前記コンデンサケースが設けられる土台(81)、前記土台の厚さ方向(TD)に前記土台から環状に立ち上がる壁(82)、および、前記土台および前記壁の少なくとも一方に連なるとともに、前記放熱バスバーの先端部(26E、316E、326E)と前記放熱部材を収納する孔(87)を有する放熱壁(86)を備え、
前記放熱部材が、前記放熱壁における前記孔を区画する内壁面(87A)と前記先端部に密着しているコンデンサ装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記放熱部材は前記内壁面と前記先端部を固定する接着剤である請求項1に記載のコンデンサ装置。
【請求項3】
前記放熱壁は内部に冷媒が流れる冷却路(85B)を備え、
前記並び方向と前記厚さ方向に直交する直交方向(WD)に関して、前記先端部が前記冷却路の少なくとも一部に重なっている請求項2に記載のコンデンサ装置。
【請求項4】
前記放熱バスバーは、
前記先端部の他に前記コンデンサケースに収納されている収納部(26C、316C、326C)、および、前記先端部と前記収納部をつなぐ中継部(26D、316D、326D)を備え、
前記放熱バスバーの前記端部が前記コンデンサバスバーにおける前記直交方向の端に設けられ、
前記中継部が前記直交方向に延び、
前記先端部が前記厚さ方向に延び、
前記中継部の前記並び方向の長さ(L1)が、前記先端部の前記厚さ方向の長さ(L2)よりも短い請求項3に記載のコンデンサ装置。
【請求項5】
前記コンデンサケースは、底(41)、前記底から環状に立ち上がる環状壁(42)、および、前記環状壁に連なる4つのフランジ(44)を備え、
前記壁は、前記コンデンサケースを介して前記直交方向に離れて並ぶ第1壁部(82A)、および、第2壁部(82B)を備え、
前記第1壁部と前記第2壁部に、2つの前記フランジが固定される固定壁(84)、および、前記放熱バスバーの一部が収納される前記放熱壁が連なり、
2つの前記固定壁が前記放熱壁を介して前記並び方向に離れて並んでいる請求項4に記載のコンデンサ装置。
【請求項6】
前記コンデンサバスバーは、前記底側に設けられた前記コンデンサの第1電極(33)に接続されている第1コンデンサバスバー(19)、および、前記底から前記厚さ方向に離れた開口(43)側に設けられた前記コンデンサの第2電極(35)に接続された第2コンデンサバスバー(29)を備え、
前記放熱バスバーは、前記第2コンデンサバスバーにおける前記直交方向の一端と、前記第2コンデンサバスバーにおける前記直交方向の他端と、に片持ち支持され、
前記第1コンデンサバスバーは、前記底を介して前記土台に熱的に接続され、
前記第2コンデンサバスバーは、前記放熱壁に熱的に接続されている請求項5に記載のコンデンサ装置。
【請求項7】
前記コンデンサバスバーは、
前記コンデンサの第1電極(33)に接続されている第1コンデンサバスバー(19)、および、前記コンデンサの第2電極(35)に接続されている第2コンデンサバスバー(29)を備え、
前記放熱バスバーは、前記第1コンデンサバスバーにおける前記直交方向の一端と、前記第2コンデンサバスバーにおける前記直交方向の他端と、に片持ち支持され、
前記第1コンデンサバスバー、および、前記第2コンデンサバスバーが、前記放熱壁に熱的に接続されている請求項5に記載のコンデンサ装置。
【請求項8】
前記先端部は、表面に凹凸形状(227)をさらに備える請求項1~7のいずれか1項に記載のコンデンサ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に記載の開示はコンデンサ装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電極端子部と、接続端子部と、中継端子部と、を有するバスバーが記載されている。電極端子部はコンデンサ素子の端面電極を上方から覆っている。電極端子部は、前板部と、後板部と、これらの間において矩形波状に上方に張り出す張出部と、によって構成されている。端面電極に対して、前板部と後板部の接続ピンが接触している。電極端子部と接続端子部とが中継端子部により中継されている。接続端子部が電源装置に繋がる外部端子に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/241145号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構成によれば、コンデンサ素子の熱が張出部で放熱されやすくなる。しかしながら、電極端子部が延びる方向に関して、前板部と後板部に介在するように張出部が設けられているために、電極端子部の通電経路長が長くなる。それに伴い電極端子部のインダクタンスが増大する。特許文献1の構成においては、電極端子部のインダクタンスの増大を抑えつつ、コンデンサ素子の放熱性を向上させることが難しかった。
【0005】
本開示の目的は、コンデンサバスバーのインダクタンス増大の抑制とコンデンサの放熱性の向上を両立させるコンデンサ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によるコンデンサ装置は、
コンデンサ(30)と、
一端にコンデンサが接続され、他端に電気部品(6)が接続され、コンデンサと電気部品が並ぶ並び方向(DP)に延びるコンデンサバスバー(19、29)と、
並び方向に関してコンデンサバスバーに非介在となるように、コンデンサバスバーに端部が設けられ、コンデンサの熱を放熱する放熱バスバー(26A、26B、316、326)と、
コンデンサ、コンデンサバスバーの一部、および、放熱バスバーの一部を、内部の収納空間(45)に収納するコンデンサケース(40)と、
コンデンサケースを収納するケース(80)と、
空気よりも熱伝導率の高い放熱部材(60)と、を備え、
ケースは、
コンデンサケースが設けられる土台(81)、土台の厚さ方向(TD)に土台から環状に立ち上がる壁(82)、および、土台および壁の少なくとも一方に連なるとともに、放熱バスバーの先端部(26E、316E、326E)と放熱部材を収納する孔(87)を有する放熱壁(86)を備え、
放熱部材が、放熱壁における孔を区画する内壁面(87A)と先端部に密着している。
【0007】
コンデンサバスバー(19、29)が延びる方向に関して、コンデンサバスバーに非介在となるように放熱バスバー(26A、26B、316、326)の端部が設けられているために、放熱バスバーの分、コンデンサバスバーの通電経路長が長くなることが抑制される。放熱バスバーが放熱壁(86)の孔(87)に放熱部材(60)を介して収納されているためにコンデンサの熱が放熱バスバーを介して放熱壁(86)に放熱される。これによれば、コンデンサバスバーのインダクタンス増大の抑制とコンデンサの放熱性の向上とが両立されたコンデンサ装置を提供できる。
【0008】
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
コンデンサ装置が搭載される電力変換装置の電気的な接続形態を説明する模式図である。
コンデンサ装置が搭載される電力変換装置を説明する模式図である。
第1実施形態のコンデンサ装置の平面図である。
封止部材を除く第1実施形態のコンデンサ装置の平面図である。
V-V線に沿うコンデンサ装置の断面図である。
VI-VI線に沿うコンデンサ装置の断面図である。
VII-VII線に沿うコンデンサ装置の断面図である。
第2実施形態のコンデンサ装置の断面図である。
第3実施形態のコンデンサ装置の断面図である。
第4実施形態のコンデンサ装置の接続形態を説明する模式図である。
第5実施形態のコンデンサ装置の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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