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公開番号
2025012425
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115253
出願日
2023-07-13
発明の名称
信号伝送デバイス
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
H10D
89/60 20250101AFI20250117BHJP()
要約
【課題】電極間の厚さの増加を抑制しつつ、絶縁耐圧を確保する信号伝送デバイスを提供する。
【解決手段】信号伝送デバイス5では、第1下部電極31は、第1上部電極41と厚み方向DTに対向している面のうち外縁に位置している下部側第1電極端315を有し、第1上部電極41は、厚み方向DTと直交する方向において第1上部電極41の外側に位置しているとともに第1絶縁膜21に接している上部側第1電極端415を有し、下部側第1電極端315は、厚み方向DTと直交する方向において、上部側第1電極端415よりも第1上部電極41の内側に位置しており、厚み方向DTと直交する方向における下部側第1電極端315から上部側第1電極端415までの距離Lub1は、10μm以上とされている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
信号伝送デバイスであって、
半導体基板(7)と、
電気絶縁性を有するとともに、前記半導体基板上に形成されている絶縁膜(21)と、
前記絶縁膜に覆われている第1電極(31、32)と、
前記絶縁膜上に形成されているとともに前記半導体基板の厚み方向(DT)に前記第1電極と対向しており、前記第1電極に印加される電圧よりも高い電圧が印加される第2電極(41、42)と、
を備え、
前記第1電極は、前記第2電極と前記厚み方向に対向している面のうち外縁に位置している第1端(315、325)を有し、
前記第2電極は、前記厚み方向と直交する方向において前記第2電極の外側に位置しているとともに前記絶縁膜に接している第2端(415、425)を有し、
前記第1端は、前記厚み方向と直交する方向において、前記第2端よりも前記第2電極の内側に位置しており、
前記厚み方向と直交する方向における前記第1端から前記第2端までの距離(Lub1、Lub2)は、10μm以上とされている信号伝送デバイス。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
信号伝送デバイスであって、
半導体基板(7)と、
電気絶縁性を有するとともに、前記半導体基板上に形成されている絶縁膜(21)と、
前記絶縁膜に覆われている第1電極(31、32)と、
前記絶縁膜上に形成されているとともに前記半導体基板の厚み方向(DT)に前記第1電極と対向しており、前記第1電極に印加される電圧よりも高い電圧が印加される第2電極(41、42)と、
を備え、
前記第1電極は、前記第2電極と前記厚み方向に対向している面のうち外縁に位置している電極端(315、325)を有し、
前記第2電極は、
前記第2電極を前記厚み方向に貫通しているスリット(417、427)と、
前記第2電極における前記スリットを形成する側面のうち前記厚み方向と直交する方向において前記第2電極の外側を向いている面の外縁であって、前記絶縁膜に接しているスリット端(419、429)と、
を有し、
前記スリット端は、前記厚み方向と直交する方向において、前記電極端よりも前記第1電極の外側に位置している信号伝送デバイス。
【請求項3】
前記厚み方向と直交する方向における前記スリット端から前記電極端までの距離(Lsb1、Lsb2)は、1.0μm以上とされている請求項2に記載の信号伝送デバイス。
【請求項4】
前記厚み方向における前記第1電極から前記第2電極までの距離(Lud1、Lud2)は、5.0μm以上、8.0μm以下とされている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の信号伝送デバイス。
【請求項5】
前記第1電極は、前記厚み方向と直交する方向に凸に湾曲して形成されている第1湾曲部(311、312、321、322)を有し、
前記第2電極は、前記厚み方向と直交する方向に凸に湾曲して形成されている第2湾曲部(411、412、421、422)を有する請求項1ないし3のいずれか1つに記載の信号伝送デバイス。
【請求項6】
前記第1電極は、長円形状に形成されていることにより、前記第1湾曲部が円弧形状に形成されており、
前記第1電極は、前記第1湾曲部に接続されているとともに、前記厚み方向と直交する方向の一方向に延びている第1直線部(313、323)を有し、
前記第1湾曲部の半径(Rb1、Rb2、Rb3、Rb4)は、20μm以上、前記厚み方向および前記第1直線部が延びている方向と直交する方向における前記第1直線部の長さ(Wb1、Wb2)の半分以下とされており、
前記第2電極は、長円形状に形成されていることにより、前記第2湾曲部の形状が円弧形状とされており、
前記第2電極は、前記第2湾曲部に接続されているとともに前記一方向に延びている第2直線部(413、424)を有し、
前記第2湾曲部の半径(Ru1、Ru2、Ru3、Ru4)は、20μm以上、前記厚み方向および前記第2直線部が延びている方向と直交する方向における前記第2直線部の長さ(Wu1、Wu2)の半分以下とされている請求項5に記載の信号伝送デバイス。
【請求項7】
前記絶縁膜は、
前記第2電極と前記厚み方向に接続されている第1層(217)と、
前記第1層のうち前記第2電極とは反対側と前記厚み方向に接続されている第2層(216)と、
前記第2層のうち前記第1層とは反対側と前記厚み方向に接続されているとともに、前記第1電極と前記厚み方向に接続されている第3層(212、213、214、215)と、
を有し、
前記第1層は、酸化膜とされており、
前記第2層は、窒化膜とされており、
前記第3層は、酸化膜とされている請求項1または2に記載の信号伝送デバイス。
【請求項8】
前記絶縁膜は、
前記第2電極と前記厚み方向に接続されている第1層(217)と、
前記第1層のうち前記第2電極とは反対側と前記厚み方向に接続されている第2層(216)と、
前記第2層のうち前記第1層とは反対側と前記厚み方向に接続されているとともに、前記第1電極と前記厚み方向に接続されている第3層(212、213、214、215)と、
を有し、
前記第1層は、窒化膜とされており、
前記第2層は、酸化膜とされており、
前記第3層は、酸化膜とされている請求項1または2に記載の信号伝送デバイス。
【請求項9】
前記絶縁膜は、
前記第2電極と前記厚み方向に接続されている第1層(217)と、
前記第1層のうち前記第2電極とは反対側と前記厚み方向に接続されている第2層(216)と、
前記第2層のうち前記第1層とは反対側と前記厚み方向に接続されているとともに、前記第1電極と前記厚み方向に接続されている第3層(215)と、
を有し、
前記第1層は、酸化膜とされており、
前記第2層は、酸化膜とされており、
前記第3層は、窒化膜とされている請求項1または2に記載の信号伝送デバイス。
【請求項10】
前記絶縁膜は、
前記第2電極と前記厚み方向に接続されている第1層(217)と、
前記第1層のうち前記第2電極とは反対側と前記厚み方向に接続されている第2層(216)と、
前記第2層のうち前記第1層とは反対側と前記厚み方向に接続されているとともに、前記第1電極と前記厚み方向に接続されている第3層(212、213、214、215)と、
を有し、
前記第1層は、樹脂膜とされており、
前記第2層は、窒化膜とされており、
前記第3層は、酸化膜とされている請求項1または2に記載の信号伝送デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、信号伝送デバイスに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されているように、下部電極と、上部電極と、下部電極および上部電極の間に配置されている絶縁膜と、を備えるキャパシタが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-33946号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されているようなキャパシタでは、下部電極および上部電極の間における絶縁膜の厚さを大きくすることにより、下部電極および上部電極の間の電界強度を小さくさせることがある。これにより、信号伝送デバイスとしてのキャパシタの絶縁耐圧が確保される。しかし、上記絶縁膜の厚さを大きくすると、キャパシタの製造において多数のビアや配線層の形成等の製造工程が増加する。このため、キャパシタのコストが増加する。また、上記絶縁膜の厚さが小さいと、下部電極および上部電極の間の電界強度が大きくなるため、キャパシタの絶縁耐圧が確保されない。
【0005】
本開示は、電極間の厚さの増加を抑制しつつ、絶縁耐圧を確保する信号伝送デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、信号伝送デバイスであって、半導体基板(7)と、電気絶縁性を有するとともに、半導体基板上に形成されている絶縁膜(21)と、絶縁膜に覆われている第1電極(31、32)と、絶縁膜上に形成されているとともに半導体基板の厚み方向(DT)に第1電極と対向しており、第1電極に印加される電圧よりも高い電圧が印加される第2電極(41、42)と、を備え、第1電極は、第2電極と厚み方向に対向している面のうち外縁に位置している第1端(315、325)を有し、第2電極は、厚み方向と直交する方向において第2電極の外側に位置しているとともに絶縁膜に接している第2端(415、425)を有し、第1端は、厚み方向と直交する方向において、第2端よりも第2電極の内側に位置しており、厚み方向と直交する方向における第1端から第2端までの距離(Lub1、Lub2)は、10μm以上とされている信号伝送デバイスである。
【0007】
これにより、上記第1端から第2端までの距離が10μm未満である場合と比較して、第2端から第1電極までの最小距離が大きくなる。このため、第1電極および第2電極の間の電界強度が小さくなる。さらに、第1電極および第2電極の間における絶縁膜を厚くする必要はない。よって、電極間の厚さの増加が抑制されつつ、信号伝送デバイスの絶縁耐圧が確保される。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、信号伝送デバイスであって、半導体基板(7)と、電気絶縁性を有するとともに、半導体基板上に形成されている絶縁膜(21)と、絶縁膜に覆われている第1電極(31、32)と、絶縁膜上に形成されているとともに半導体基板の厚み方向(DT)に第1電極と対向しており、第1電極に印加される電圧よりも高い電圧が印加される第2電極(41、42)と、を備え、第1電極は、第2電極と厚み方向に対向している面のうち外縁に位置している電極端(315、325)を有し、第2電極は、第2電極を厚み方向に貫通しているスリット(417、427)と、第2電極におけるスリットを形成する側面のうち厚み方向と直交する方向において第2電極の外側を向いている面の外縁であって、絶縁膜に接しているスリット端(419、429)と、を有し、スリット端は、厚み方向と直交する方向において、電極端よりも第1電極の外側に位置している信号伝送デバイスである。
【0009】
これにより、スリット端が厚み方向と直交する方向において電極端よりも内側に位置している場合と比較して、スリット端から第1電極までの最小距離が大きくなる。このため、スリット端および第1電極の間の電界強度は、小さくなる。したがって、第1電極および第2電極の間の電界強度が比較的小さくなる。さらに、第1電極および第2電極の間における絶縁膜を厚くする必要はない。よって、電極間の厚さの増加が抑制されつつ、信号伝送デバイスの絶縁耐圧が確保される。
【0010】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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