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公開番号
2025014325
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116806
出願日
2023-07-18
発明の名称
モータ駆動装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
H02P
29/68 20160101AFI20250123BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】ブラシレスモータを駆動するモータ駆動装置において、モータの作動効率を向上できるようにする。
【解決手段】本開示の一態様は、モータ10を駆動するように構成されたモータ駆動装置20である。モータ駆動装置20は、駆動部24と、制御部30と、温度検出部34と、を備える。温度検出部34は、複数のスイッチング素子Q1~Q6の温度を検知するように構成される。制御部30は、温度検出部34が検知した温度に応じて、複数のスイッチング素子Q1~Q6のスルーレートが、温度によらず一定になるように、駆動電流の大きさを制御するように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ブラシレスモータ(10)を駆動するように構成されたモータ駆動装置(20)であって、
複数のスイッチング素子(Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6)を有し、前記複数のスイッチング素子を用いて前記ブラシレスモータに電力を供給するように構成された駆動部(24)と、
前記複数のスイッチング素子を駆動するための駆動電流の大きさを制御するように構成された制御部(30)と、
前記複数のスイッチング素子の温度を検知するように構成された温度検出部(34)と、
を備え、
前記制御部は、前記温度検出部が検知した温度に応じて、前記複数のスイッチング素子のスルーレートが、温度によらず一定になるように、前記駆動電流の大きさを制御する
ように構成されたモータ駆動装置。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のモータ駆動装置であって、
前記制御部は、予め準備された温度マップであって温度と駆動電流の大きさとが対応付けられた温度マップ(34a,34b)に応じて前記駆動電流の大きさを制御する
ように構成されたモータ駆動装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のモータ駆動装置であって、
前記複数のスイッチング素子はFETであり、前記制御部はゲート電流の大きさを制御する
ように構成されたモータ駆動装置。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のモータ駆動装置であって、
前記制御部は、前記温度に応じて、前記スルーレートとして、前記駆動電流の供給を開始後、前記駆動電流を供給したスイッチング素子がオフからオンに遷移するまでの時間である閾値到達時間を設定する
ように構成されたモータ駆動装置。
【請求項5】
請求項4に記載のモータ駆動装置であって、
前記制御部は、前記駆動電流を供給したスイッチング素子にてオンが維持される間は、温度によらず前記駆動電流の大きさを制御する
ように構成されたモータ駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ブラシレスモータを駆動するモータ駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
スイッチング素子をオンオフすることでブラシレスモータを駆動するモータ駆動装置においては、スイッチング素子の特性(例えば、閾値電圧)が温度によって変化することで、モータからの出力が温度によって変化してしまうことが知られている。そこで例えば、下記特許文献1では、温度に応じてモータのトルクが変動することを抑制するために、温度に応じてPWM信号のデューティ比を変更する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-254682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、発明者の詳細な検討の結果、上記特許文献1の技術では、温度に応じてトルクが変動しないようにできるが、モータの作動効率が改善されないという課題が見出された。上記特許文献1の技術では、スイッチング素子のスルーレートが調整されないため、モータに電圧が印加されるタイミングが不定となる。すると、貫通電流が生じることを避けるために最悪条件でデッドタイムを設定する必要があり、デッドタイムが比較的長くなることでモータの作動効率が低下する。
【0005】
本開示の1つの局面は、ブラシレスモータを駆動するモータ駆動装置において、モータの作動効率を向上できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、ブラシレスモータ(10)を駆動するように構成されたモータ駆動装置(20)である。モータ駆動装置は、駆動部(24)と、制御部(30)と、温度検出部(34)と、を備える。
【0007】
駆動部は、複数のスイッチング素子(Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6)を有し、複数のスイッチング素子を用いてブラシレスモータに電力を供給するように構成される。制御部は、複数のスイッチング素子を駆動するための駆動電流の大きさを制御するように構成される。温度検出部は、複数のスイッチング素子の温度を検知するように構成される。制御部は、温度検出部が検知した温度に応じて、複数のスイッチング素子のスルーレートが、温度によらず一定になるように、駆動電流の大きさを制御するように構成される。
【0008】
このような構成によれば、制御部は、温度によらずスルーレートが一定になるように制御するので、モータに電圧が印加されるタイミングを概ね一定にすることができる。よって、ブラシレスモータを駆動するモータ駆動装置において、デッドタイムをより短く設定することが可能になるため、モータの作動効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
モータ駆動装置の構成を示すブロック図である。
図2Aは常温時におけるチャージ電流と各電圧値との一例を示すグラフ、図2Bは高温時におけるチャージ電流と各電圧値との一例を示すグラフ、図2Cは常温時におけるチャージ電流と各電圧値との一例を示すグラフである。
図3Aは常温時におけるディスチャージ電流と各電圧値との一例を示すグラフ、図3Bは高温時におけるディスチャージ電流と各電圧値との一例を示すグラフ、図3Cは低温時におけるディスチャージ電流と各電圧値との一例を示すグラフである。
スルーレート設定処理のフローチャートである。
検出温度とチャージ電流との関係の一例を示すグラフである。
検出温度とディスチャージ電流との関係の一例を示すグラフである。
図7Aは従来構成において常温時におけるチャージ電流と各電圧値との一例を示すグラフ、図7Bは従来構成において高温時におけるチャージ電流と各電圧値との一例を示すグラフ、図7Cは従来構成において低温時におけるチャージ電流と各電圧値との一例を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.実施形態]
[1-1.構成]
本実施形態のモータ駆動装置20は、図1に示すように、モータ10を駆動する。モータ10は、3相ブラシレスモータである。
(【0011】以降は省略されています)
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