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公開番号2025014809
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117656
出願日2023-07-19
発明の名称交通流制御装置および交通流制御プログラム
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類G08G 1/00 20060101AFI20250123BHJP(信号)
要約【課題】交通流の消費エネルギの増加を抑制する交通流制御装置および交通流制御プログラムを提供する。
【解決手段】交通流制御装置は、通信部45と、制御部50と、を備え、制御部50は、通信部45と通信する第1制御車両11に関する情報と、第1制御車両11および第1制御車両11の後方を走行するとともに通信部45と通信する第2制御車両12の間を走行する後続車両15に関する情報と、第1制御車両11の前方に位置する信号機20に関する情報とを取得し、第1制御車両11に関する情報、後続車両15に関する情報および信号機20に関する情報から得られる、第1制御車両11の挙動に対する第1制御車両11および後続車両15の消費エネルギに基づいた挙動を、第1制御車両11にさせる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
通信部（４５）と、
前記通信部と通信する第１制御車両（１１）に関する情報と、前記第１制御車両および前記第１制御車両の後方を走行するとともに前記通信部と通信する第２制御車両（１２）の間を走行する後続車両（１５）に関する情報と、前記第１制御車両の前方に位置する前方物体（２０）に関する情報と、を取得する取得部（５０）と、
前記第１制御車両に関する情報、前記後続車両に関する情報および前記前方物体に関する情報から得られる、前記第１制御車両の挙動に対する前記第１制御車両および前記後続車両の消費エネルギに基づいた挙動を、前記第１制御車両にさせる制御部（５０）と、
を備える交通流制御装置。
続きを表示（約 840 文字）【請求項２】
前記制御部は、前記第１制御車両の挙動に対する前記第１制御車両および前記後続車両の消費エネルギの和が最小となる挙動を、前記第１制御車両にさせる請求項１に記載の交通流制御装置。
【請求項３】
前記通信部、前記取得部および前記制御部は、前記第１制御車両、前記第２制御車両および前記後続車両とは異なる場所に配置されている請求項１または２に記載の交通流制御装置。
【請求項４】
前記第１制御車両は、前記第１制御車両の挙動に対する、単位時間当たりにある地点を通過する車両の台数である交通量に基づいて、前記第１制御車両の挙動を変更する請求項１または２に記載の交通流制御装置。
【請求項５】
前記第１制御車両は、前記第１制御車両のドライバビリティに関する値に基づいて、前記第１制御車両の挙動を変更する請求項１または２に記載の交通流制御装置。
【請求項６】
前記第１制御車両は、前記第１制御車両の安全に関する値に基づいて、前記第１制御車両の挙動を変更する請求項１または２に記載の交通流制御装置。
【請求項７】
前記第１制御車両の挙動に対する前記第１制御車両および前記後続車両の消費エネルギに基づいた前記第１制御車両の挙動は、減速である請求項１または２に記載の交通流制御装置。
【請求項８】
前記前方物体は、信号機である請求項１または２に記載の交通流制御装置。
【請求項９】
前記第１制御車両は、前記通信部との通信に異常があるとき、前記通信部との通信が異常となる前の、前記第１制御車両の挙動に対する前記第１制御車両および前記後続車両の消費エネルギに基づいた挙動をする請求項１または２に記載の交通流制御装置。
【請求項１０】
前記後続車両に関する情報は、前記後続車両の種類を含む請求項１または２に記載の交通流制御装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、交通流制御装置および交通流制御プログラムに関するものである。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、特許文献１に記載されているように、交差点までの距離、自車両の速度、信号機の信号情報に基づいて、自車両の走行状態を判定する車両運転支援システムが知られている。この車両運転支援システムでは、走行状態に応じて、自車両に対して加減速制御が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００８－２９９６６６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載された車両運転支援システムでは、自車両の加減速に応じて、自車両の後方を走行する後続車両が不必要な加減速をすることがある。これにより、自車両および後続車両の燃料や電気エネルギが無駄に消費される。このため、自車両および後続車両を走行する道路上の交通流において消費エネルギが増加する。
【０００５】
本開示は、交通流の消費エネルギの増加を抑制する交通流制御装置および交通流制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
請求項１に記載の発明は、通信部（４５）と、通信部と通信する第１制御車両（１１）に関する情報と、第１制御車両および第１制御車両の後方を走行するとともに通信部と通信する第２制御車両（１２）の間を走行する後続車両（１５）に関する情報と、第１制御車両の前方に位置する前方物体（２０）に関する情報と、を取得する取得部（５０）と、第１制御車両に関する情報、後続車両に関する情報および前方物体に関する情報から得られる、第１制御車両の挙動に対する第１制御車両および後続車両の消費エネルギに基づいた挙動を、第１制御車両にさせる制御部（５０）と、を備える交通流制御装置である。
【０００７】
また、請求項１１に記載の発明は、交通流制御装置を、交通流制御装置の通信部（４５）と通信する第１制御車両（１１）に関する情報と、第１制御車両および第１制御車両の後方を走行するとともに通信部と通信する第２制御車両（１２）の間を走行する後続車両（１５）に関する情報と、第１制御車両の前方に位置する前方物体（２０）に関する情報と、を取得する取得部（５０）、および、第１制御車両に関する情報、後続車両に関する情報および前方物体に関する情報から得られる、第１制御車両の挙動に対する第１制御車両および後続車両の消費エネルギに基づいた挙動を、第１制御車両にさせる制御部（５０）として機能させる交通流制御プログラムである。
【０００８】
これにより、第１制御車両が、第１制御車両および後続車両の消費エネルギに基づいた挙動をするため、第１制御車両および後続車両が走行する道路上の交通流の消費エネルギの増加が抑制される。
【０００９】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
第１実施形態における交通流制御装置が用いられるシステムの構成図。
交通流制御装置の制御部の処理を示すフローチャート。
第１制御車両の減速度および後続車両の消費エネルギの関係図。
システムの第１制御車両の処理を示すフローチャート。
第１制御車両の減速度と、後続車両および第１制御車両の消費エネルギとの関係図。
第１制御車両の減速度および合計消費エネルギの関係図。
時間と後続車両、第１制御車両、非制御車両および信号機の位置との関係図。
時間と後続車両、第１制御車両、非制御車両および信号機の速さとの関係図。
第１実施形態の変形例における交通流制御装置の制御部の処理を示すフローチャート。
変形例における第１制御車両の処理を示すフローチャート。
第２実施形態における交通流制御装置の制御部の処理を示すフローチャート。
第１制御車両の減速度および交通量の関係図。
第１制御車両の処理を示すフローチャート。
第２実施形態の変形例における交通流制御装置の制御部の処理を示すフローチャート。
変形例における第１制御車両の処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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