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公開番号
2025026772
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-25
出願番号
2023131702
出願日
2023-08-11
発明の名称
二酸化炭素回収システム
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人かいせい特許事務所
主分類
B01D
53/32 20060101AFI20250217BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】CO
2
を回収する際に回収装置の内部を減圧する二酸化炭素回収システムにおいて、システム効率を向上させる。
【解決手段】CO
2
の吸着と脱離を切り替えることが可能な複数の回収装置11、12と、回収装置の内部を真空吸引して減圧する減圧装置13とを設ける。回収装置は、常圧でCO
2
含有ガスに含まれるCO
2
を吸着する吸着モードと、吸着モードで吸着したCO
2
を脱離する脱離モードと、減圧装置によって回収装置の内部を真空吸引して減圧し、回収装置の内部からガスを除去するガス除去モードと、他の回収装置と内部に存在するガスが移動可能に接続する均圧モードとを含む各モードで作動可能である。均圧モードでは、常圧の回収装置と、減圧装置によって減圧された回収装置とを接続する。均圧モードで接続された回収装置は、均圧モード終了時に常圧よりも低い圧力になっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
CO
2
を含有するCO
2
含有ガスからCO
2
を回収する二酸化炭素回収システムであって、
CO
2
の吸着と脱離を切り替えることが可能な複数の回収装置(11、12)と、
前記回収装置の内部を真空吸引して減圧する減圧装置(13)と、
を備え、
前記回収装置は、常圧で前記CO
2
含有ガスに含まれるCO
2
を吸着する吸着モードと、前記吸着モードで吸着したCO
2
を脱離する脱離モードと、前記減圧装置によって前記回収装置の内部を真空吸引して減圧し、前記回収装置の内部からガスを除去するガス除去モードと、他の前記回収装置と内部に存在するガスが移動可能に接続する均圧モードとを含む各モードで作動可能であり、
前記均圧モードでは、常圧の前記回収装置と、前記減圧装置によって減圧された前記回収装置とを接続し、
前記均圧モードで接続された前記回収装置は、前記均圧モード終了時に常圧よりも低い圧力になっている二酸化炭素回収システム。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記均圧モードでは、前記吸着モード終了後で前記ガス除去モード開始前の前記回収装置と、前記ガス除去モード終了後で前記吸着モード開始前の前記回収装置とを接続する請求項1に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項3】
前記回収装置は、電気化学反応によってCO
2
の吸着と脱離を切り替える電気化学セル(50)を備えている請求項1に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項4】
前記吸着モードにおいて、前記回収装置でCO
2
が吸着された後のオフガスはCO
2
濃度が1000ppm未満である請求項1に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項5】
前記オフガスはCO
2
濃度が500ppm未満である請求項4に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項6】
前記均圧モードでは、前記吸着モード終了後で前記ガス除去モード開始前の前記回収装置から前記ガス除去モード終了後で前記吸着モード開始前の前記回収装置に前記オフガスが移動する請求項4または5に記載の二酸化炭素回収システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、CO
2
を含有するCO
2
含有ガスからCO
2
を回収する二酸化炭素回収システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、電気化学反応によってCO
2
を含む混合ガスからCO
2
を回収する二酸化炭素回収システムが提案されている。特許文献1の二酸化炭素回収システムでは、作用極と対極を有する電気化学セルを備えた回収装置が設けられており、作用極と対極の間の電位差を変化させることで、CO
2
の吸着と脱離を切り替えることができる。この二酸化炭素回収システムでは、高純度のCO
2
を回収するために、電気化学セルでCO
2
を吸着した後、真空ポンプで回収装置の内部を減圧した状態で電気化学セルからCO
2
を脱離して回収する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-46607号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術の構成では、CO
2
を脱離して回収する毎に回収装置の内部を減圧するため、真空ポンプの動力が増大し、システム効率が低下する。
【0005】
本発明は上記点に鑑み、CO
2
を回収する際に回収装置の内部を減圧する二酸化炭素回収システムにおいて、システム効率を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、CO
2
を含有するCO
2
含有ガスからCO
2
を回収する二酸化炭素回収システムであって、CO
2
の吸着と脱離を切り替えることが可能な複数の回収装置(11、12)と、前記回収装置の内部を真空吸引して減圧する減圧装置(13)とを備える。
【0007】
回収装置は、常圧でCO
2
含有ガスに含まれるCO
2
を吸着する吸着モードと、吸着モードで吸着したCO
2
を脱離する脱離モードと、減圧装置によって回収装置の内部からガスを真空吸引して減圧し、回収装置の内部からガスを除去するガス除去モードと、他の回収装置と内部に存在するガスが移動可能に接続する均圧モードとを含む各モードで作動可能である。
【0008】
均圧モードでは、常圧の前記回収装置と、減圧装置によって減圧された回収装置とを接続する。均圧モードで接続された回収装置は、均圧モード終了時に常圧よりも低い圧力になっている。
【0009】
これにより、減圧装置で減圧された回収装置を利用して、ガス除去モード開始前の回収装置の圧力を予め低下させることができる。このため、均圧モード終了後のガス除去モードでは、吸着モードに続いてガス除去モードを実行する場合に比較して、減圧装置の動力を低減することができ、システム効率を向上させることができる。
【0010】
なお、上記各構成要素の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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